過去にほど 懸念事項が 山と在る2014年02月24日 23時29分37秒

先週の大雪によって孤立した地域が幾つも発生して、自衛隊の救助要請において格差が生まれていたらしい。
埼玉県では市町村からの救助要請を知事が差し止めたため、救助が大幅に遅れる事態を招いたと聞いている。
その一方でTwitter上に掲載された写真が切っ掛けとなり、いち早く救助の手が差し伸べられた地域もある。

救助要請を差し止めた事への批判が聞こえるけれど、過剰反応である可能性などを考慮しての処置であったなら、間違っていると言い切れないように感じる。
災害時の対応に関する批判を聞く度に感じる事だが、既に答えの出ている時点から「あの時にこうするべきだった」と言うのはどうかと思う。
元々が大雪で孤立するような地域でなかった事から、過剰反応をしているのでないかと疑われても不思議でないし、他県にある豪雪地帯の救助を優先してもらうための一時差し止めなども考えられる。

そもそもにTwitterの情報が偽物の写真を用いた悪戯だった場合を考えると、美談のように語られている話も軽率でないかと感じる部分もある。
震災の折りに重傷者を装った悪戯の書き込みにより、大きな騒ぎを起こした事例も存在する事を知っていると、審議を確かめられない情報で動く事に疑問を感じる。

現時点では本当に救助が必要な状況だった事や、正しい情報だったと証明されているけれど、当時の状況では懸念事項も多く難しい判断だったのでないかと思う。
経緯や状況を調べていないので大きな事を言えないけれど、批判している人は当時を想像した上で論じているのか疑問に思う。