シャーベット 手抜きしたので 三十点2013年08月18日 21時37分45秒

桃のシャーベット(30点)
昨日に所属するSNSでカルピスシャーベットの話題が出ていて、それを読んでいる時に小学生の頃の苦い思い出が掘り起こされた。

頂き物のオレンジジュースが濃すぎる味のために誰も手を付けないまま冷蔵庫で長いこと眠っていて、牛乳で割ってから冷凍庫へ放置してシャーベットにしようと思い付いた。
その発想を実行へ移して、何度も掻き混ぜながら凍らせていって、そろそろ食べ頃になるだろうと冷凍庫を開けてみれば、目立つ所へ置いておいたシャーベットが消えていた。
何が起きたのかは考えるまでもなく、盗み食いの上に証拠隠滅のため容器まで片付けたのだと理解して、折角の楽しみを奪われた絶望したという思い出だった。

この当時は年齢的にも体が小さかった上に、屁理屈をねじ伏せるだけの話術も持っていなかったので、ただ泣き寝入りする他に術がなかった。
そんな話をSNSのコメントへ書き込んだ所、リベンジしてみてはどうかと言われたのだけど、紹介されていたシャーベットはカルピスと牛乳を1:2で混ぜて、フリージングパックへ入れて3時間ほど凍らせる作り方だった。
カルピスを仕入れた記憶が全くなかったので、無理だと諦めた直後に盆棚へ飾った桃が冷蔵庫で眠っている事を思い出した。

桃の皮を剥いてから握り潰して果汁を絞り出すと、見た目があまりに悪かったのでザルで漉して滑らかに仕上げた。
この時点で果汁の水分量が多すぎると気付いていたけど、加熱して濃縮する場合は冷ます時間も必要となり、暑苦しい手間と時間が増える面倒を我慢できなかった。

仕方ないので水分の多すぎる状態をそのままに牛乳を流し込み、密封できる袋に流し込み、冷蔵庫で凍らせる段階へ進んだ。
それから1時間毎に様子を見に行ったけど、凍りかけた場所を握り潰した感触からも水分量の多すぎる様子が伺えて、嫌な予感を膨らませながら4時間ほど凍らせて完成した。

完成品が冒頭の写真となるのだけど、予想していた通りに大きな氷がシャリシャリと音を立てる仕上がりで、かき氷とシャーベットの中間といった食感となっていた。
色と香りはちゃんと桃になっているけど、味に関しては相当な薄味となっていたりと失敗作と言わざる終えず、評価するなら30点といった具合だろうか。
果汁を煮詰めて濃縮する手間も省いたりと手抜き放題だったので、30点という評価でもなお良くできた方だと感じたし、涼しさを味わう程度であれば十分に楽しめた。

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