権力は 人を腐らす 毒物か2013年05月14日 23時16分33秒

橋本という政治家を見ていると「権力を持つと駄目になる」を体現しているように思える。
元々はテレビ番組で出演して人気になった弁護士だったと思うけど、何を勘違いしたのか大阪府知事となった末に国会議員となっている。
政治塾を開講したり政党を立ち上げたりと派手な行動が目立つけど、当初に期待されていた民意を尊重する政治は見る影もなく、選挙で得票率を伸ばすためのパフォーマンスばかり目立っている。
俺としては大阪府知事の時に呆れる発言を幾つか聞いていたので、長続きせずに消えていくだろうと予想していて、願わくば後腐れを残さず綺麗に退場してほしいと思っていた。

最近のニュースで政治の話題を取り上げなくなった事もあり、橋本の存在を忘れかけていた今日この頃、「従軍慰安婦は必要だった」とか言い出したらしい。
戦争経験者でも歴史学者でも、まして外交経験を有しているわけでもない無知な分際で、歴史認識問題という火種に油を掛けるような真似をしてくれるなと呆れるばかりだ。
G社長はマスコミが煽った結果だろうから騒ぐほどの事でないと言うけど、外交へ目を向けるとマスコミよりも厄介な国があるわけで、靖国神社への参拝で波だった直後とタイミングも悪かった。

戦争は人殺しが平然と行われる異常状態であるけれど、武器を持って戦う事には防衛という最低限度の理由がある。
性欲の捌け口がなくても死んだりする事はないのだから、捕虜となった無力な女性達へ性的暴行を行う事に正当な理由など存在しない。
それを必要悪として容認するような発言を、曲がりなりにも国民の意志で選出された議員が口にするのは我慢ならなかった。
この発言が注目を集めるためのパフォーマンスでないかと思えるため、腹立たしさが何杯にも膨れ上がってくれている。

結局は選挙で票を集めて、議席を増やさないと何もできない事実も理解するけれど、そのために期待されている事と逆行する言動を繰り返しては他の政治家と何も変わらない。
結局は議席を守りたいだけの、権力を欲するだけの駄目な輩と成り下がっていく。
大阪府政に関しても中途半端に投げ出した印象があるし、何も成し遂げないままに次のステップへ進もうと考えた時点で、身の程を知らなかったのだろうと呆れるしかない。