[小説:P★RS 半裸さん日記] part162013年02月03日 18時27分37秒

第一話がこちらになります。
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半裸さんは14人のバトフレさんとの日課を済ませてリビングへ戻ると、倒れ込むように床へ座り込みました。
軽く咳き込む背中をワリトちゃんに撫でられながら、マザー君が運んでいたドリンクを一気飲みにしていきます。
ディーナちゃんはその光景を少し離れた場所から呆然と眺めていました。
「怪我が無かった事にされても痛いし、疲れもするの。休憩したら磨きを再開するから少し待っててね。」
半裸さんはぎこちない笑顔をディーナちゃんに見せながら、途切れがちな言葉を投げ掛けました。
「84戦5勝か。毎度の事だけど、派手に負け越しちゃっているね。」
半裸さんは戦績を確認すると、笑顔に恥ずかしさが混ざって苦笑へ変わっていきます。

「あれ、どうしたの?」
半裸さんがディーナちゃんのムスッとした表情に気付いて、心配そうに問い掛けます。
「なんで、笑っていられるのさ。」
ディーナちゃんの吐き捨てるような言葉に、半裸さんはキョトンとした表情を浮かべます。
「だから、こんな負けっぱなしで悔しくないのかって聞いているんだよ。」
ディーナちゃんは言葉に苛立ちを混ぜ込ませて、荒っぽい口調で言い放ちます。
言った直後に気まずくなって、驚いた表情を浮かべる半裸さんから目を逸らしました。

短い沈黙の後、半裸さんがゆっくりと立ち上がると、ディーナちゃんの頭を撫でながら話し掛けます。
「ボクは悔しくないよ。何もさせてもらえないで負かされる事も多いのは恥ずかしいけど、悔しいとは思わないよ。」
頭を撫でる手を休めずに、顔の向きを変えるよう優しく促していきます。
「バトフレさんはボクを笑わない。勝てれば嬉しいけど、毎日に相手をしてくれる事の方がもっと嬉しいよ。要するに、負けても満足しちゃってるの。」
ディーナちゃんは半裸さんの手付きが一段と優しく変わったと感じました。
「ディーナちゃんは勝ってほしかったよね。こんな格好悪い奴でごめんね。どんな言葉に言い換えても、諦めている事に変わりがないよね。」
聞こえる声に寂しさが混じっている事へ気付いて振り返えると、普段よりも柔らかい笑顔の半裸さんが居ました。

半裸さんはディーナちゃんを撫でる手が止めると椅子へ腰掛けて、ディーナちゃんに呼び寄せます。
渋々と近付いてきたディーナちゃんを抱き上げると、膝の上に座らせて後ろから抱き締めました。
「ディーナちゃんはさ。どうして勝ってほしいのかな?」
ディーナちゃんからの返答がないまま、ゆっくりと時間が流れていきます。
「気付いた?」
半裸さんが小さく呟くと、ディーナちゃんが耳まで真っ赤に染めていきます。
「家族はやっぱり格好良く居てほしいから、じゃないのかな?」
ディーナちゃんがプルプルと震え出して、恥ずかしさから逃げだそうにも抱き締められて動けません。
「赤の他人が負けても怒ったりしないよね。つまり、家族と思ってくれた証拠、そう思うと凄く嬉しいよ。」
ディーナちゃんは手足をばたつかせて逃げようとしますが、全く逃げる隙がありません。
耳元で囁かれる言葉に羞恥心が刺激され、最終的にボンッと盛大に蒸気を吹き出して目を回してしまいました。
ディーナちゃんは恥ずかしさをオーバーヒートさせた所で解放されて、床に両手をついて項垂れました。
ワリトちゃんが湯気を立ち上らせる頭に濡らしたタオルを載せて、半裸さんは微笑みながら内輪で扇いであげました。

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スパイスの 効いたカレーで スッキリと2013年02月03日 21時48分45秒

このところ寝不足が原因と思われる思考の鈍さを感じている事もあり、睡眠時間を長めに取ろうと思っていたはずが、昨夜に「これを終わらせたら寝よう」と挑んだPSO2のクエストで厄介なマップを引いてしまう。
何があったのかと言えば、道中で2体ほどボスモンスターが野良湧きしてくれて、倒す義務こそないのだけど何処まで戦えるか試したくなって、何度も殺されながら四苦八苦して撃破していた。
苦労した割に何の収穫もなくて悔しかったけれど、ソロでボスを撃破した満足感を抱えながらログアウトしたまでは気分が良かったけど、時刻を感心すると深夜3時近くになっていて唖然とした。

そんな調子で布団へ入ったのだけど、先週に小説のプロットが破綻して書き上げられなかった事を思い出して、どう話を進めるべきかと考えていたら寝付けなくなっていた。
そのまま何時間も起きているのでないかと心配したけど、先週と同様に行き詰まって悩んでいる間に疲れたらしく、意識が途切れて気付けばカーテンの向こうから暖かい日差しが差し込んでいた。

朝食は昨日の買い物で久しぶりに見掛けて、懐かしさ半分で購入してきた「まるごとバナナ」で済ませた。
遅めの朝食を済ませた時点では、昼食うぃ抜いても良さそうだと考えていたのだけど、その数分後にToda氏とインドカレーを食べに行く約束をしていた事を思い出した。
昨日の昼食会で体の調子がスッキリしないので、辛めのインドカレーで体内を洗浄したい気分だと話していて、その流れで日曜も昼食を共にしようと約束した次第だ。

約束を忘れていた事もあり、空腹感のないまま馴染みのインドカレー屋へ入店した時は食べ切れるかと不安だったのに、スパイスの香りを嗅いでいる間に食欲が出てきて、あっさりと完食していた。
さすがに胃袋が苦しくもあったけれど、スパイスの利いたカレーで促進された血行の良さが心地よくて、久しぶりに頭が冴えている感覚に上機嫌となっていた。

帰宅してから小説の執筆へ取り掛かって、悪戦苦闘の末に何とか夕食前に書き上げる事へ成功した。
今回はシリアスなシーンを書く予定だったのだけど、雰囲気を暗くし過ぎないようバランスを取るのに苦労して、最後の方で和やかさを演出する事で逃げたけど、ひとまず山場を乗り越えられて良かった。