憂鬱を 握り潰した 帰り道2013年01月07日 23時41分57秒

昨夜は仕事始めの日を目前に体調が回復してくれた事を喜びながら、本調子でない体調を考慮して早めの就寝を心掛けようと考えながら浴室へ向かってみれば、何故か疫病神と呼んで嫌っている実姉が入浴中だった。
我が家のルールで夕方に父親、深夜に俺、朝に疫病神と利用時間が分配されているのに、何の断りもなく割り込んできていた事へ対して怒りを感じないはずがない。

顔の原型を失うほどに殴り飛ばしたい衝動を潰すように固めた拳は、長時間に渡る圧力で血の気が引いて白くなり、腕は詰まった血液で赤く染まりながら小刻みに震えていた。
病み上がりの体調で怒りを抑え込むだけでも毒となり、血圧も心拍数も急速に上昇して頭の血管が切れても不思議ではなかった。
それでも必死に怒りを抑え込んでいたのは、張り手の1つで首の骨を折り、拳の1つで内蔵を爆ぜさせ、指の1本で目玉を抉りそうな獰猛性が顔を覗かせていた。
致命傷を与えずに済む暴力が何一つとして思い浮かばず、そのいずれの行動も躊躇せずに実行できる冷徹さを持っている故に、一歩を踏み出すわけに行かないと必死だった。

そんな怒れる時は1時間を超えて、再び居選考の症状が出るのでないかと恐れるほどのストレスを受けた。
ただの入浴時間で大袈裟だと思われるかも知れないが、元旦から正月休みを全て棒に振る羽目となった食中りの原因も疫病神にある。
それだけに留まらない数々の自己中心的な行動による迷惑、それを全て我慢させられるストレスは過去に何度も胃袋へ穴を開けている。
数年来に続く嫌がらせの1つというべき愚行の1つあって、ただの入浴時間の話では済まされない事情がある。

そんな怒りを抱えたままで寝付けるはずもなく、気を何とか静めようと努力するも全く成果が上がらず、首を吊って自殺するイメージで意識を沈めていく方法を取るしかなかった。
こんなイメージ法を繰り返していれば、その内に妄想と現実の区別が付かなくなってしまう恐れがある。
しかし、そうでもしないと眠れないほどに苛立ってしまっているのだから仕方ない。

今日は仕事始めの日。
今はその帰り道だけど疫病神が居るだろう自宅へ行きたくない。
本当に憂鬱な気分での帰宅となっている。

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