クリスマス 苦痛ばかりの プレゼント2012年12月25日 23時47分19秒

今日はクリスマスとかいう面白くも何ともないイベントが広がっている日、不具合報告という嬉しくもない悲しいだけのプレゼントを押し付けられて、頭を抱えたり気勢を上げたりしながら作業していた。
致命的な不具合だけでも片付けようと奮闘して、ノルマを達成できたと安堵して時計を確認してみれば、時刻は22時30分と既に深夜と呼ばれる時間帯へ突入していて、空笑いさえも凍るような面持ちでの帰り道となっている。

この調子なら帰宅は日付変更線を跨ぐことが確定となるため、開き直って帰宅を急ごうという気力さえ萎えてしまい、道中で売れ残りのクリスマスケーキを購入して、自棄喰いでもしてやろうかと考えたりもしている。
もっとも甘い物を苦手としている俺に合うケーキが見つかるとも思えないし、この不景気な時勢に売れ残るほど大量生産する店もないわけで、ケーキの叩き売りを目にする機会は巡ってこないだろう。

そんな現実へ立ち返り続けているのは、乗っている電車の車内を見回してみると仕事帰りの疲弊した顔が多くて、クリスマスなど関係しない普段通りの光景が広がっているためだ。
男女が連れ立って歩いている所も目にしたけど、どちらも売れ残りを寄せ集めたような組み合わせとなっているので、羨ましいというより哀れみを感じながら眺めていた。

仕事に余裕があれば、「半裸のサンタ」の名前をネタに楽しんでいたはずだけど、既に体力も気力も枯れ果ててしまっているから、帰宅したら寝るだけになりそうだ。
恐らくは帰宅した事をTwitterに報告すれば、プレゼント配りから戻ってきた風の扱いを受ける可能性があるけど、面白味のある返答が思い浮かばないので素っ気なくなりそうな気がして、憂鬱な気分になっていたりする。