政党の 名前で分かる 無能ぶり2012年07月11日 22時10分27秒

消費増税法案に造反した事で民主党から除名された議員が、小沢一郎を代表の元で新党を結成したのだが、その政党名は「国民の生活が第一」となって話題になっている。
ここ最近は馬鹿げたネーミングの正当が増えていて、品の欠片もない流行り物を時代の最先端と誤解している様は、可愛げもない稚拙な遊戯を見ているようで腹立たしい。
国民から白い目で見られている事に気付けない愚者でも、比例代表制という民意を無視する選挙制度に拾われて、今も国会議員として政界へ関わっている事に憤りを感じる。

つい先日まで綺麗事ばかり並べて政権を取りながら、マニフェストを守る必要がないと発言する詐欺師集団へ属していて、今更に「国民の生活が第一」などと名乗る神経を疑う。
法案へ反対票を投じても廃案へ追い込めなければ、賛成したのと何ら代わりがないわけで、詐欺を働いた政党から抜けたから信用しろと言われても無理だ。
それこそ2つ目の詐欺へ絡め取られそうな不安さえあって、そんな心の傷へ塩と唐辛子を刷り込むような政党名に対して、苛立ちを禁じ得なくて政治への興味は薄れる一方だ。

俺の認識では消費増税法案が可決された事で、国会議員の全員が「マニフェストを厳守する必要はない」と宣言したと思っている。
今回は与党から造反議員が出たにも関わらず、法案が通っているのだから、茶番劇が挟まれただけの出来レース的な投票だった疑いもあり、政治家は最も信用できない人種として認識する他にない。
そんな連中が「国民の生活を第一」という旗を立てたのだから、怒りを覚えずに済ませられるはずがない。
誰か止められる奴は居なかったのかと、政治家の無能さを広く知らしめる事件だったと思う。

エアコンに 頼りすぎても 毒だから2012年07月12日 22時37分56秒

ここ数日は急激に暑くなってきて、会社でもエアコンを使わないと気が狂いそうになり、冷やしすぎない程度に設定温度を控えめで冷房を使い始めた。
PCが何台も動いている職場なので、人が我慢できても大事に仕事道具が壊れては元も子もなくて、どちらにしても冷房を使うことも止むに終えなかった。
今の会社は社員が3人しか居ない上に、冷房をあまり好まない面子が揃っている事もあって、下手をすればジワリと汗が滲むような温度設定となっている。

人によっては暑くて仕事にならないと言い出しそうな温度だけど、俺のような自宅でエアコンを滅多に使わない人間としては、長時間に生活する空間が冷えすぎだと体力が保たない。
冷房の効いた空間は暑さの中を通勤してきた後など、救われた気持ちになるのも確かだけど、最終的に汗が冷たくなって身震いするまで行くと、今度は体力を奪われるようになってくる。
俺の場合は毎日1時間の通勤電車で、涼しさを通り越した寒さに身を震わせているため、会社でも強烈な冷風へ晒されたら体力が保ちそうにない。
そういう意味で現状の設定温度は具合が良くて、夏は暑くて、冬は寒いという季節感を体感できる職場が気に入っている。

前の会社は奇妙な事に夏も冬も暑苦しくて、年中に熱で逆上せてトイレの個室で体を冷ましていた。
夏場はすぐ隣にあるサーバ室から漏れてくる熱の影響で、ノートPCが熱暴走を繰り返した挙げ句に再起不能となり、仕事ができなくなったと大慌てしたのも懐かしい思い出だ。
あの時は夏場に窓開けをした方が涼しいという異常さで、冬場は暑すぎて外気を入れて冷まさないと逆上せていた。
確かに寒すぎるのも問題だけど、年中無休で暑い悪環境には二度と関わりたくないと思うよ。

去年の今頃は震災の影響で節電が強く叫ばれて、エアコンを使わない代わりに窓を全開にしていたけど、俺としては節電に関係なく常に窓開けだけで良いと思う。

思い切り 心を居られ 自暴自棄2012年07月13日 23時39分46秒

今日はもう最悪な気分での帰宅となっている。
原因は仕事で発生したトラブルが原因で心が折れてしまい、ここ数日の寝苦しさから蓄積した睡眠不足に火が付いて、疲労感が爆発して完全に心が折れた。

何があったのかという話だけど、今は某ゲーム会社から依頼を受けて、新たにソーシャルゲームの開発している。
先方の開発者と平行作業を進めている状況にあって、仕様に関して言えば確定した箇所の方が少ない状態にある。
そのため、開発に際して渡される資料は矛盾している部分があって、問い合わせると新しい資料を渡される事も珍しくない。
そんな仕様が確定しない状況での開発にストレスを感じながら、少ない資料から色々と推察しながら作業しているのだけど、今日に発覚して誤認識は心を軽くへし折ってくれた。

今週はアイテム合成に関わる機能を作っていて、モンスターの能力を受け継いだカードなどを合成して強化していく。
その合成に際して必要な攻撃力などの情報を得るため、モンスターと名付けられたデータ群を参考しつつ、構造がややこしいと頭を悩ませながら作業をしていた。
それこそ知恵熱を出しながら悪戦苦闘するも、どうにも行き詰まったので問い合わせを掛けてみた。

聞いてみて分かった事は、モンスターと名付けられたデータ群がボスモンスター専用のデータであり、俺が扱うべき雑魚モンスターに該当しないとの事だった。
しかも、雑魚モンスターの合成は俺を悩ませていた機能の適用対象外らしく、あれこれと考えていた部分を「要らない」の一言で切り捨てられる格好となった。

開発に着目すれば楽になった・・・というか殆ど完成している状態となるので歓迎すべき所だけど、昨日と今日の苦労が全て無駄だったと知らされて、平常心を保てるほどの気力は無かった。

二度寝して 遅刻するとか 馬鹿らしい・・・2012年07月14日 19時37分16秒

今日は普段よりも2時間ほど長く寝ていられたのに、目覚ましを解除し忘れたらしくて早朝に叩き起こされた。
それでも気温が低めだった事に加えて、目眩を覚えるほどの睡眠不足に悩まされていた事もあり、無事に二度寝へ成功できたまでは良かった。
しかし、2度目に起床と同時に本能的に時計を見てみると、9時30分という数字が目に入ってきて、何か大事な事を忘れているような不安に襲われる。
寝惚けて錆び付いた思考を叩き起こしつつ、必死に記憶の欠片を拾い集めていくと、歯医者を9時30分からで予約した事を思い出した。

歯医者までは自転車で3分ほどの距離であり、遅刻したとしても怒られないのだけど、依然として寝惚けている思考は不安を休職に大きく成長させていき、大慌てで洗面所へ向かっていた。
歯医者へ掛かるのに歯磨きもせずに出掛ける度胸もないので、歯磨きと洗顔、それに寝癖を直したりと一通りの準備を終えるまで5分と掛からなかった。

寝起きからドタバタと動き回っていたため、汗を滲ませながら自室へ戻って着替え始めると、靴下やズボンへ足を通す事に苦痛を感じて、夏日の到来に憂鬱さを覚えた。
自転車のサドルは日光を吸収して熱くなっていて、夏日の到来を予感させる光景に溜め息を漏らしつつ、自転車を走らせていた。

歯医者では1時間待ちも覚悟していたのだが、意外にも10分と待たずに診察が始まってくれて、無事に新しい銀歯をはめ込んでもらった。
これで右側を使わずに食事をするなど、気を遣わなくて済むと思ったら開放感に満たされた気分だった。

辛くても 自業自得と 諦めて2012年07月15日 23時17分49秒

集中力が持続してくれなかったり。開発資料が届かなかったりした影響があって、仕事の進捗が通常営業では巻き返せないレベルまで悪化している。
通常営業で間に合わないのであれば、休日に作業して遅れを取り戻すしか手段がないわけで、世間が三連休だとか言っている様子を横目に見ながら、本日は在宅での作業へ没頭していた。

在宅作業の場合、誰も注意してくれない状況が妙な危機感を呼んでくれて、「この緊張の糸が切れたら終わるかも知れない」というプレッシャーが発動する。
このプレッシャーは作業効率をそれなりに上げてくれるのだけど、時間や空腹感を忘れさせるという副作用も引き起こして、下手すると水分補給さえ忘れて作業へ没頭する事がある。

今の季節は室温が30度を軽く超えてくるので、自室で脱水症状なんて状況も十分に起こり得るので集中し過ぎも良くない。
今日に関しては日頃の不調から集中力が途切れる場面が頻発して、ある意味では丁度良いバランスの中で作業をしていた気がする。

作業はかなり手間取ったけれど、何とか大雑把な形を完成させるまでに至ったので安堵している。
実は涼しい時間帯から作業するつもりが、会社のPCを立ち上げてくれるはずのG社長と連絡が取れず、午前中は脳内プログラミングで下準備へ励んで、何時でも作業を開始できる体制を維持していた。
12時半を過ぎてG社長からメールの返信があって、ようやっと作業を開始できたのだけど、自室の室温が34度まで上がっていたので、PCの状態を見ながら小休止を頻繁に挟みながらの作業となった。

小休止の間も集中力を切らせると怖いので、脳内プログラミングという形で作業を進めていたから、実質的に殆ど無休で一日中に作業していた感じになっている。
それだけやってもまだ遅れが少し残っているので、明日も少し仕事をしなくちゃいけない。
元々が自分の作業が遅れた事が原因なので自業自得だけど、少し辛いな~っと涙が出てくる今日この頃だ。

室温の 高さに負けず 作業する2012年07月16日 22時30分19秒

昨日に続いて、本日も在宅での作業を続行していたので、連休なんて何処か遠い世界の出来事だった気分に浸っている。
実質的に休みは土曜だけで、日曜と月曜は室温34度の空間で汗を垂らしながら作業していて、PCの熱暴走を防ぐために小休止を挟んでいたけど、一日12時間ほど仕事をしていた計算になる。
仕事は会社のPCをリモートコントロールで操作していたのだが、どうにもネットワークの状態が良くないらしくて、スペックが足りない状態でゲームをやっているように重たくて、作業時間の割に進捗は良くなかった。

そんな状況でも先週のノルマを無事に完了させられたので、灼熱地獄の中で頑張っていた甲斐は有ったと言える。
しかし、幾つか不明瞭な点があって問い合わせを掛けた項目があって、その返答によっては追加作業が発生してくるため、終わったと太鼓判を押せる状態でないのが悲しい。

今回の作業は色々と情報が足りなかったり、統一性に欠けるコーディングとなっているため、苦心したり作業を巻き戻す羽目になったりと、無駄と言わざる終えない状況が続いているから辛い。
原因の1つは先方の開発者が既存システムからの流用の際に、新しい環境へ合わせた名称変更をしていない事がある。
もっとも仕様が殆ど決まっていない状態での、いわゆる見切り発車で作業を開始している状態なので、細々と気を遣っている余裕がないのも理解するけど、混乱を呼ぶようなネーミングだけは勘弁してほしい。

俺としては先方の開発者が忙しくしている事を知っているので、なるべく負担を掛けないように既知の情報から推測して作業をしている。
そういったスタンスで作業する場合、名前は推測する上で発想の機転になったりするわけで、そこから混乱させられると抜け出せない迷宮へ陥ってしまう事もある。
ネーミングの重要性を痛感させられたので、自分が作った部分を改めて整理するといった作業も行った。
そういう意味では予定の作業+αを片付けた事になるので、よく頑張った方だと思う。

明日からは出勤しての作業となるので、今日は早めに寝ておこうと思う。

普段より 運気の無さが 際立って・・・2012年07月17日 23時21分37秒

三連休の2日間を返上して作業した上に、猛暑から寝付きの悪さで寝不足を悪化させて迎えた今日は、朝から現在に至るまで頭痛に悩ませれ続けていた。
それでも休んでいられるほど作業の進捗が良くないので、生ける屍になった気分で作業を続けて、無事にノルマを達成するまで頑張れたけど、終わったと思った瞬間に力尽きた。

作業を終わらせた後は完全に体力を使い果たしてしまい、控えめながら冷房の掛かった部屋から出る気力さえ湧かなくて、1時間も会社へ居残っていた。
T社員が帰宅するのに合わせて会社を出てきたけど、駅までの短い距離でさえ呼吸が乱れるほど辛くて、こんな調子で無事に帰宅できるのか不安を感じる。

不安と言えば、今朝にG社長の飼い犬ユウ君が通行人を怪我させる不祥事を起こして、被害者が骨粗鬆症の投薬を受けている老婆だったため、10日間の短期入院という事態へ発展している。
いつか問題を起こしそうな予感があっただけに、事と場合によっては更なる大事へ発展しかねなくて、忙しい時期に何をしでかすかと呆れるばかりだ。
今のところ、保健所による殺処分というケースへ至る事こそなさそうだけど、今回のような事故を何度も繰り返せば有り得ない話でもなくて、1枚目のイエローカードを引いたに等しい。

以前から唐突に暴走する事の多いユウ君だったけど、今回はG社長の不注意も重なって事態が悪化しており、あまりの愚かしさに溜め息しか出てこない。
それもこれも主たる原因はG社長の父親にあって、自分が躾をすると言いながら最も重要な時期に日本へ居らず、仕事に忙しいG社長も食事の世話くらいしかこなせていなかった。
その結果が全く落ち着きのない性格を生み出して、最近は少し落ち着いてきたかと思っていたら、今回の事故を引き起こしたと言うから始末が悪い。
躾もまともにできない人間がペットを飼うと、飼い主も飼い犬も不幸な目に遭うという事例を生で見ている気分だ。

頭痛を覚えるほどの寝不足と、G社長の飼い犬が引き起こした不祥事を眺めながら、誕生日だというのに運気が全く感じられない事へ憂鬱な気分を味わっている。

反省を 微塵も見せず 言い逃れ2012年07月18日 22時43分35秒

先日からイジメを苦にして中学生が自殺した事件で、学内で行われた調査で惨事を未然に防げる材料が出ていたのに、教職員の保身としか思えない対応から最悪の事態へ進展した。
連日の報道で次々と明らかとなる事実を前にしても、校長を始めとする教職員はイジメを把握してないと言い張っている。

加害者の実名まで書かれた調査票があったにも関わらず、「イジメではなく、喧嘩だと判断した」などと主張して、過去の判断を正当化しようと言い逃れを繰り返していた。
彼等は人間としての不完全で教職員ばかりか社会人としても失格であり、俺の個人的な感性は見るだけで嫌悪感を覚える外道だと認識している。

彼等の発言で最も嫌悪すべき点は、反省の言葉が何一つとして聞こえてこない事だ。
過去の判断を正当化する事に何の意味も存在せず、悲劇を繰り返さないための反省する事が、自殺した生徒へできる償いの第一歩となる。
永遠に終わない償いの第一歩さえも放棄する言い逃れの数々は、勝手に自殺した生徒の方が悪いと内心で思っているように思え、人間としての存在へ嫌悪感を芽生えさせた。

自殺へ追い込まれるほど苦しんでいる生徒へ気付かない。
この時点で既に無能との罵りを甘んじて受けつつ、泥を食らって謝罪の体を尽くして然るべきと思う。
教職員とは子供を預かる立場にあって、教育を施す以前に安全を確保する義務と責任を負った存在で、その自覚がないのであれば直ちに教鞭を置くべきだ。
生徒の死を痛む心すらない人間性に欠けた教師がいるから、他者の痛みを考えずに虐めるような子供へ育つのだと思う。
イジメ撲滅を宣って特別指定校という大きな旗を掲げながら、大きな布地の陰でやっていた事を殺人者の育成であり、その生け贄が今回の被害.者だったわけだ。

言い逃れという行為にさえ嫌悪感を覚えるわけだが、その内容もおよそ人間の言葉と思えない。
事件の直前で行われたイジメに関するアンケートで複数のイジメ報告がありながら、全てをイジメでなく喧嘩だと判断したという言葉は理解すらできない。

生徒が「イジメ」と断定しているのに、外野へ属する教師が重要性の低い「喧嘩」とした。
生徒以上に生徒を理解できる教師など存在し得ないのに、どうして重要度を下げられるのか意味がわからない。
そもそもにイジメと喧嘩の間にどのような差があるのか。
その差は実質的に見過ごすのと同様の行為を正当化するほどに、万人が納得するほどの理由が存在するのか。

問い詰めたいとは思わない。
答えなど聞かなくても分かり切っている。
今もこの瞬間に彼等が呼吸している事を嫌悪するばかりだ。

また急に 気温が下がり 肌寒い2012年07月19日 22時58分46秒

今日は冷房風邪と思われる症状に苦しみながら、遅れ気味の作業を挽回しようと頑張っていたけど、終盤は体力的にも力尽きた状態となっていた。
本日分の作業を終えた後は冷房風邪による不調で動けず、ダラダラと居残りを続けながら帰宅する気力の回復へ努めた。

椅子から立ち上がれる程度まで気力が回復して、今日もT社員と連れ立って帰宅の途へ就いた。
立ち上がるだけでも辛い状態で目を回しつつ、廊下へ出てみれば仕事部屋よりも気温が低かったから驚いた。
夕方から気温が下がる事は予想していたけれど、控えめ設定ながら冷房の動いていた部屋よりも廊下が涼しくて、きゅげきに気温が変わりすぎだと呆れるばかりだ。
玄関を開けてみれば一段と気温が下がっていた上に、風も吹いていたので体感温度は肌寒いとさえ感じるレベルだった。

ただでさえ急激な気温変動へ体が追い付かず、冷房風邪なんぞ発症させている不調な体を引きずり、半袖の夏服で冷たい夜風の中へ噴かれるのは辛かった。
何とか駅まで辿り着くも体力が底を付いたらしく、ブログの記事を考えながら居眠りを始めるほどに疲れており、集中力どころか意識を保つ事さえ難儀する状態となっている。
そんな疲弊した状態での帰り道、乗車していた電車が緊急停車をしたかと思えば、そのまま10分も停車してくれて瞼が更に重みを増して、本当に立ったまま居眠りを始めそうになっていた。

電車が停車した理由は踏切の緊急停止ボタンが押されたためで、何があったのか詳細こそ聞こえなかったけれど、酔っ払いの悪さだったら思い切り殴らせてほしいとものだ。

現状は駅から自宅までの距離を安全に走破できるか不安で仕方ない。
電車の中と違って体を動かしているので、眠気はどうにかやり過ごせそうな印象だけど、注意力が発揮できない状態にあって不安が消える事はなさそうだ。
これは何処かで休憩してから帰宅すべき状態と判断して、無性に食べたいタコ焼きでも探してみようか。

遅いけど 厳しい躾 試みる2012年07月20日 22時56分37秒

気温が下がって猛暑から解放されたまでは良いのだけど、季節が一気に2ヶ月ほど巻き戻ったかのような気温変動をされると、冷房風邪を発症した病み上がりには堪える。
睡眠不足に関しては暑苦しくて寝付けないより、急な冷え込みへの警戒心から眠りが浅くなる方がマシらしく、今週の中では最も頭痛を感じる回数が少なかった。
問題は少なかっただけで頭痛を感じる場面も、強烈な睡魔に作業を妨害される場面もあったわけで、急ぎの案件を抱えている中で効率低下は肝を冷やされた。

肝を冷やされると言えば、G社長の飼い犬で3日前に老母を転ばせて怪我させたユウ君に関して、ここ数日は猛暑で焼かれるのも可哀想との事で室内へ入れている。
つまり、俺の手が届く範囲へ常駐している状態にあって、飼い主であるG社長も先日に悪さを気にしており、俺が行う過剰な威圧も必要と認識している模様だった。

実際の行為としては来客の気配を感じると騒ぎ立て、飛びかかりそうな勢いで興奮する癖を強制すべく、床へ組み伏せた上で鼻で鳴き声を出す事さえ怒鳴ってやめさせる。
来客の気配で立ち上がると首根っこを踏み付けて床へ押し倒し、微細な鳴き声さえ「黙れ」と叱りつけて沈黙させる。
単純な行動の繰り返しも徐々に成果が見えてきたけど、ユウ君は興奮状態へ陥ると何も聞こえなくなる性分なので、本番で躾の効果が期待できるか完全に未知数だ。
しかし、これができない事には同じ過ちを繰り返しかねなくて、普段の悪知恵に使っている頭脳の一部を活用してもらいたい。

ユウ君を甘やかす傾向の強いG社長の御両親が不在な内に、ある程度まで訓練を完了させたいと思うのだけど、週末の間に元通りの暴走犬へ戻っていそうで恐ろしい。
願わくば、G社長が俺と同じくらい厳しく接してほしいのだけど、これもまた訓練し始める時期が遅すぎる感じで厳しい。