本当に あれで良いのか まだ疑問2012年02月07日 22時43分44秒

アップデートを明日に控えているというのに、今朝になっても開発資料の完成品は届いていなかった。
仕方なくピースの揃わないパズルを解くような想定を積み上げて、「本当にこれでいいのか?」と多くの疑問を抱えたまま、推理が正しければ動くはずという曖昧な状態ながら完成する。

求められるまま仕様が違うと言われるのだろうと思いつつ、確証のない状態で先方のテスト環境へ適用して、修正依頼が飛んでくるまで待機しながら、別件の不具合修正へ当たっていた。
しかし、どれだけ待っても何の音沙汰もないまま時間だけが経過して、ついには定時を迎えるまでに至ってしまい、かなり面倒な事態へ発展しそうだと覚悟を固めた。

夕食の弁当も食べ終わった定時から1時間が経過した頃に、このまま待ち続けるよりも帰宅してしまって、自宅から深夜まで作業できる状態で待機する方が良さそうに思えてきた。
そんな話をG社長としている所に、先方から明日のアップデート項目の確認が飛んできて、何やら順序が狂っていると感じながら内容を確認していくと、全く聞き覚えのない更新が含まれていたから驚いた。

嫌な予感に急かされながら「聞き覚えのない項目がある」と返信すると、「あ~、直前に決まったので連絡し忘れました」とか言い出した。
このタイミングで新規に作業が増えるなど想定できるはずもなく、軽く頭を抱えて1分ほど現実逃避をしてから、修羅の如くに手を動かして30分弱で完成させる荒技をやってのけた。
社内テストもそこそこに先方のテスト環境へ適用して、完了した旨を伝えようとチャットを覗いてみると、「対応可能かどうか検討して下さい」のメッセージが追記されていた。
その文言へ対して「対応が完了致しました」とレスを付けて、自分が少し格好いい事をしたような錯覚に捕らわれる。

最大の懸念だった揃わないパズルを解くような作業の方は、意外な事に1つの修正依頼も発生しないまま、先方から「教派も宇内丈夫そうなので、帰っても大丈夫」と言われて、いつの間にかテストを通過したらしいと知る事になる。
終電近くまでの残業を覚悟していただけに拍子抜けした気分だけど、帰って良いと言われた後まで残業するはずがなく、そそくさと帰り支度をまとめて会社を出てきた。
修羅場の予想が外れて嬉しいはずなのに、何か裏がありそうな予感の方が強く印象付いている影響で、どうにもこうにも落ち着かない気分での帰宅となっている。