優勝も 居心地悪く 喜べず2012年01月25日 22時15分38秒

例の陣取り合戦イベントの方は無事に集結して、俺の所属する赤チームが優位な立場から同率優勝を受け入れ、日付が変わる1時間前から温存していた戦力を解放して、完全なる王手を決めたので安心して布団へ入れた。
同率優勝となった青チームの方は一部の阿呆が、最下位の黄チームを挑発する発言を後悔の場へ掲載して怒らせて、危うく同率優勝から引きずり下ろされそうになる場面があったけど、何とか陣地を守りきって終結した。

前回の陣取り合戦イベントにおいて、俺としては同率優勝の芽を相手チームの裏切りで反故にされた経験もあって、初優勝に同率優勝の華まで加わってくれて万々歳のはずなのに、どうにも諸手を挙げて喜べる気分じゃない。
その原因は赤チームの作戦会議場へ居心地の悪さを感じていて、祝勝ムードに混ざれない状況に置かれているせいだ。

昨日の夕方頃に同率優勝の体制が固まるも、下手な手を打てば足下を掬われる危険性も残っている状況で、赤チームとして単独優勝を目指そうという発言が時折に出ていた。
温存戦力から考えれば不可能でないと思うけど、報酬が変わらないのだからチームを引っ張る人間としては、課金というリスクをチームメイトへ強制したくないし、俺は同率優勝の方が気持ちいいと考えていた。
それでも頻繁に単独優勝や早期決着を望む声が後を絶たなくて、安定している状況を刺激したくない一心から、方針の中に「事を荒立てても運営しか喜ばない。最後の敵は運営課な?」というコメントを混ぜた。

最後の一文から強攻策を求める声が止まって安堵していたら、帰宅のため席を外している間に温存戦力を解放しても良い時間を過ぎて、状況が変わった影響で強行案を消したコメントが意図しない方向で解釈されしまう。
そして、悲しい事に俺が意図しない解釈の方が主流となっていき、俺の付け加えたコメントが空気を悪くする事態に発展してしまい、直接的に反感を向けられた訳でないけど居心地が悪くなった。

実際に帰宅を知らせるコメントを入れても出迎えてもらえなかったり、何やら疎外感を覚える場面が幾つか連続していたため、気のせいかも知れないと思いながら何も言わずに消える選択を取った。
俺は英雄のような喝采を浴びたいわけでもないし、優勝を確定させた時点で役割を果たしているのだから問題ないとして、昨夜に温存戦力の解放を許可する方針を書き込みを最後に顔を出していない。

最後の最後で何をやっているのかと呆れながら、自分のブログで愚痴っている自分の未練がましさに情けなさを感じる。
確かに戦友とねぎらいの言葉を掛け合えない事は寂しいけれど、イベントの開始直後に「どうせまとまらない」と言われたチームが団結して、「甘い考え」と馬鹿にされた同率優勝を成し遂げられた。
ゲームの中で行われた1週間のイベントではあるけど、不可能と言われた事を2つも達成できた事を誇りに思いつつ、まとめ役は心労が激しく溜まるので二度とやりたくない気分だ。

勝ち負けに関わらず多数の人間を動かすという立場は苦しいもので、この重圧を嫌と言うほど味わっているから、方針に悪ふざけするコメントを差し込んだりなんかしないし、できない。
反感を買ったコメントについて、チームメイトから何らかの意図があるのだろうと信じてもらえなかった事、それだけが残念でならない。
まぁ、俺の人徳なんてそんなものという事か。