車より 歩きの方が 早いとか・・・2012年01月24日 22時44分20秒

昨夜は会社を出た時から雨へと変わり始めていて、自宅の周辺は雪になっていそうだと予想しながら電車へ揺られて、地元へ到着してみると予想を遙かに越えた積雪を記録していた。
うっすらと積もっている程度を予想していたのに、蓋を開けてみれば踏み固められた場所でも5cmの厚みがあって、足跡の刻まれていない場所では7cmを超える積雪となっていた。
雨から雪へ変わったらしく泥のような粘性がある場所もあれば、踏み固められて滑りやすい氷となっている所もあって、現在進行形で雪が降り続いているのに面倒な雪質となっていた。

バスターミナルへ目を向けてみれば、家族を迎えにきたと思われる乗用車が多く見受けられたけど、ちゃんとした雪の対策をしていないのか単純に下手なのか知らないが、まっすぐに走っている車が殆ど居なかった。
ただでさえ厄介な雪質に加えて、雪が降り続いている天候による視界不良、更に夜盲症という極めつけまで重なっているのに、路上は今にもスリップしそうな乗用車までいつ最悪の状況だった。
高すぎる危険指数に呆れながら、動いているのか不明ながら自転車ではなくバスでの帰宅を選択して、雪の降る中で10分ほど待ち惚けの末に乗車、片道20分が40分に延びたりと散々な帰宅となった。

昨夜にバスで帰宅したという事は、必然的に今朝もバスで通勤する羽目となるのだけど、スリップ事故が多発したのに危なっかしい自動車が渋滞を作り出していた。
バス停で暫く待ってみたけど、車道側は1分に2mも進まない車が進んでいない状態だったので、歩きの方が早いだろうと足場の悪い中を駅まで3kmほど歩いてきた。
結果としては緊急車両よりも歩行者の方が早いという有様で、この程度の雪で交通機関が麻痺するとか阿呆らしい呆れるばかりだった。

駅まで歩いている途中で激しい尿意を催してしまって、店の前で雪掻きをしていたチェーン店の店員に「トイレを貸してもらえますか」と聞いてみると「どうぞ、どうぞ。大変ですよね」と快く貸してくれた。
しかも、2人も店員が同時に言葉を掛けてくれて、気兼ねする事もなく安堵しながらトイレを貸りる事ができた。

朝から足下の悪い中で3lmも歩いた疲労を感じながら出社して、PCを起動すると同時に例の陣取り合戦イベントの作戦会議場を覗いた。
昨夜に当時2位にいた青チームが同率優勝の可能性を捨てて、単独1位を目指しそうとする動きが見えた事から攻勢に回り、結果的に黄チームの最下位が決定して、赤チームが絶対優位という状況が完成していた。
それでも最終日の今日に関して、黄チームが戦意を喪失している事から不安要素が消え去らず、何か恨みを買っていよう物なら足下を掬われかねなかった。

そんな不安もあって、優位なはずなのに心臓をバクバクと鳴らしながら回線の時を待っていて、開始と同時に青チームが単独優勝を目指しそうな動向が見えせるも、チームワークで赤があっさり巻き返した。
そのまま黄チームの悪戯もなく、赤チームが4つ、青チームが5つの陣地を獲得しての同率優勝の情勢となる。
温存する戦力の数から考えても、守る陣地の数からしても、赤チームの方が優位という状況が確定したのは夕方の事だった。

安堵したというより疲れた気分の方が大きくて、とっとと帰宅して風呂へ入りたい気分になっていたのに、仕事の方でチェックが終わっていないので20時まで待機するよう命令されてしまう。
気が抜けた状態で作戦会議場を覗いていると、チームが別れていた前回の戦友が「あ、こっちにいたのか」と顔を出してくれたのだけど、まだ決着していなかっただけに雰囲気を悪くする失態となった。
俺も戦友と会えた嬉しさから浮かれてしまい、「まだ終わってないから後にしよう」と言えなかった事もあって、大きな後悔を抱えながら帰宅の途へと就く格好となった。

このまま行けば順調に同率優勝で終わると思うので、久々に落ち着いた気分での帰宅となっている。