肩透かし スッキリしない 帰り道2012年01月17日 22時13分19秒

昨日の昼頃から先方のテストを開始してもらうはずだったのに、重要な質問を忘れ去られていたために作業が進まず、明日のアップデートまで時間が足りない事から考えて、今日の仕事が修羅場になるだろうと予想していた。
しかし、アップデート項目の数と影響範囲の広さに対してテスト時間が短すぎるとして、実装日時を2日冠ほど延長して質を高めてから更新するとの連絡が入って、修羅場どころか緩すぎるくらいの時間を過ごしていた。
俺としては風邪を治しきれずに体調が今一つだったので、時間的な余裕を作ってもらえた事を歓迎しながら、細々と上がってくる不具合修正に勤しみながら、机へ突っ伏さない程度に休憩しながら過ごしていた。

修羅場になると身構えていた分だけ緊張の糸が切れた反動の大きくて、仕事疲れとは違った感じの不完全燃焼のような感覚があって、心配事も抱えず伸び伸びとした帰り道のはずがスッキリとしない。
もちろん体調不良による頭痛といった症状もあるので、気分的な理由だけではないと思うけれど、この何とも言い表しにくい感情をどうすれば良いのかと苛立ちさえ覚える。
別に仕事の忙しさから泡を吹きたいわけではないけれど、昨日に頑張った分だけ今日に暇を持て余すような格好となった事実が面白くない。

そんな感じで若干の苛立ちを抱えながらの帰り道、どうにも良識の足りない老人が多すぎて乗っている電車の居心地が悪い。
混雑した車内で間を詰めようとしないばかりか、鞄を肩に掛けたまま放置しているので電車が揺れると、後ろに立っている俺の腹に角が突き刺さったりと不快なこと極まりない。

白髪さえも抜け落ちるほどに年連を重ねていながら、周囲に気を使う程度の良識さえ持てないような連中のために、何故に年金なんて破綻した制度を支えねばならないのだろうかと、考え始めると怒りしか湧いてこない。
東京電力にしてもボーナスを支給していた癖に、国からの支援を受けないと経営が成り立たないとか言い出しているし、どうにも今に白髪を生やしている方々の考え方が理解できない。

何かを得ようと考えるのに際して、手順が入れ違っている気がする。
「年寄りを敬え」という前に「尊敬できる人間性を見せろ」と言いたいし、「血税から支援しろ」と要請するなら「まず己の身を削って見せろ」と突き返したい。
順序さえ間違えなければ納得のしようもあるのに、一方的に何かを求めようとする貪欲さは見苦しいの一言に尽きる。