要望の 無視になるけど 仕方ない2011年10月21日 22時56分04秒

今日から新しい機能の再構成へ突入したのだけど、また新しいタイプの難題が出てきてしまって頭を抱えていた。
今までは書き方が煩雑すぎて解読に時間が掛かっていたけど、今回はシステムの構成からして落第点である上に、同じ処理が重複して記述されていたり、実効性のない無駄なコードが大量に発見される有様だった。
悪戦苦闘の末に出した最終的な作業方針は、元のシステムを実際に稼働させながら必要な機能を洗い出して、不必要なコードに埋もれている核心部分を抽出して、限りなくリメイクに近い形態での再構成を進める事になった。

分かり易く簡潔に状況をまとめるなら、手の付け所さえ決められない程に酷い作りに呆れて、原形を保とうと解析する時間も惜しいので早々に見限って、ゼロから作り上げるつもりで作業に取り掛かったという事だ。
依頼主の要望は基本構造を維持したままでの再構成なのだが、今回の作業対象となる機能に関しては元の構成が悪すぎて、どんなに頑張ってもバグを取りきれない危険性が非常に高い。
そのため、要望を無視する格好となっても元の構成は切り捨てるべきで、他の手段では動作を保証できない欠陥品にしか仕上がらないため、基本は新規作成の勢いで名ばかりの再構成を行うと決断した次第だ。

元の開発会社に関しては完成させる能力がないとして、依頼主が見限っている状況にある事も踏まえて、無理に不具合を抱えるリスクを冒すよりも、要望の一部を無視する格好の方が良いと言われるはずだ。
そもそもに元の構成を変えずに制作していると言っても、最適化を繰り返した結果として傍目から見ると、殆ど原型を留めないと見える部分も少なくないので、再構成とリメイクの違いは俺しか分からない気もする。
その辺の状況も踏まえて、再構成の路線を無理にとり続けて悪戦苦闘するよりも、時間的な余裕もなくなってきているので、安全かつ確実な方法で完成させる方向へ進んでしまおうと思う。