冷しゃぶは 美味しいけれど 面倒だ2011年08月06日 22時34分48秒

Toda氏の自宅で定期的に開催されている宴会は、仕入れた生酒が悪くなる前に消費したいと言いながら、参加者の都合が合わなくて延期を繰り返していて、最初の連絡から既に1ヶ月ほど経過してしまっている。
今年は震災から派生した電力不足による計画停電もあって、生酒を保存するための専用冷蔵庫が止まったし、酒の状態を考えると早めに宴会を開きたいと、主催者としては焦りさえ感じていた。
俺個人としてはアルコールのドクターストップを受けている上に、体調が思わしくない事もあって、宴会の楽しみを半分ほど失っている状態ではあたけれど、それでも延期が続くと仲間との時間を恋しく感じ始めていた。

今日はそんな延期の続いていた宴会が開催される事になり、暑さが厳しさを増していたので、Toda氏の所では初めての試みとなる「冷しゃぶ」を企画していた。
Toda氏は一人暮らしで料理を全くしないため、調理器具を上手く使い回していく必要があって、調理手順を計画する段階で随分と苦労させられたけれど、調理を始めてみれば順調に事が運んでくれた。
順調に作業が進んでいると思っていたのだけど、集合時間が13時で買い物と調理を済ませて、土鍋にいっぱいの温野菜と山盛りの冷しゃぶが完成する頃には、時計が15時30分を指して皆が空腹を訴えていた。

温野菜が茹で上がった時点では多すぎたかも知れないと、不安の声も聞かれていたはずなのに、食べ始めてから30分足らずで肉も野菜も全て綺麗に食べきっていた。
調理時間に腹を空かせていた事に加えて、暑さから氷で冷やした冷たさと食べやすいあっさり味が食欲を進めて、完成直後の不安など全くの無駄だったと思い知らされる消費っぷりだった。
作った本人としても気持ちの良い食べっぷりだったのだが、調理に要した時間に対して、食べ終わるまでがあまりに早すぎる事に関して、若干の空しさを感じてしまった。

調理に掛かる手間の大きさを問題視する声もあったので、2度目があるのか不明ではあるけれど、今回は野菜も十分に食べてもらえた印象もあるし、変な暴食をしないで済むという点では良かったと思う。
調理に掛かる時間の大きさは確かに問題点が多すぎたので、次回を考える前に効率化する方法を考えてみる必要がありそうだ。