会計で キリ番出ても 喜べず2011年07月02日 18時06分49秒

土曜はToda氏と昼食を共にしてから連れ立って、日曜の食料を調達するのためスーパーへ向かうパターンが定着している。
俺はあまりクレジットカードを使いたがらない性格だけど、購入金額の1%のポイントが入る事もあって、土曜にスーパーで買い物をする時だけは現金払いをしなくなっている。
最初は自宅の地デジ対応などの影響で財政難に陥ってしまい、出費の期日を先送りにしようとクレジットカードを使ったのだけど、細々とした買い物でもポイントが貯まるので、土曜だけは使い続けている。
それでもクレジットカードは買い物をしている実感の無さが嫌いなため、使い慣れた場面でもカードをレジへ預ける行為に抵抗を感じている。

土曜の買い物でもクレジットカードを使わない理由を探していて、昨日の寄り道で趣味の買い物を楽しんだ際に、会計で後1円が足りなくて小銭が貯まっていたので、今日は現金払いにして財布を軽くする事にした。
小銭を消費する程度でポイントを捨てるなんて、貧乏性な人間としてはあるまじき行為なのだが、それほどにクレジットカードを使いたくない深層心理があるのだから仕方ない。

誰にともなく言い訳を並べながら会計が進んでいき、合計金額に1002円と微妙に綺麗な数字で表示されて、殆ど小銭が使えないと苦笑した。
小銭を取り出そうと財布を開けた所で、店員が「レジ袋不要で、2円引きになります」と言って、俺の頭が言葉を理解するよりも早く合計金額が書き換わり、1000円と凄まじく綺麗な数字になっていた。

レジへ並ぶ前に小銭を使うために現金払いで行くと話していたため、後ろに並んでいたToda氏は俺が唖然としている意味を理解して、プッと吹き出して笑いやがった。
店員も俺が小銭を取り出している姿から状況を察して苦笑いを浮かべるし、何かしでかした訳でもないのに恥を掻いた気分になっていた。
何か納得できない不快感を抱きながらレジを離れて、荷造りをしようとしたら割引き目的で断ったレジ袋が入っていて、手順を間違えるほどに可笑しかったのかと呆れながら返しに行った。

スーパーの買い物を終えた後に別会計が必要なパンコーナーへ行くと、トレーがあるのにトングだけが無くて、反対側のコーナーまで取りへ行こうとしたら、4歳くらいの子供が持っていたトングを差し出してくれた。
御礼を言いながら差し出されたトングを受け取ると、先ほどの不快感が吹き飛ぶような笑顔を見せてくれて、救われた気分でのToda氏との昼食会を終えることができた。