4時間は さすがに長く 辛かった2011年04月30日 19時43分00秒

昨日は気力がないまま自室で大人しくしていた事が休養となったらしく、今朝は思考を曇らせる脳内の霞が綺麗に晴れてくれて、休日を無為に過ごさずに済みそうだと安堵しながらの起床となった。
前日が無気力のままで終わっていた事もあり、軽くサイクリングにでも出掛けたい気分だったのだが、今日は歯医者と耳鼻科の通院に加えて、午後に大学の同窓生が立ち寄る予定が入っていたので断念した。
予定が早めに終わったなら、サイクリングと言わないまでも探し物を求めて近隣の店を見回ったりする程度の行動は起こそうと考えていた。

予定通りの時刻に歯医者へ到着したのだが、普段よりも待合室が混雑していて嫌な予感がしたけれど、予定より10分ほど遅れた程度で済んだのでホッとしながら病院を出た。
今週末はToda氏が実家へ戻っているので昼食会が開催されないため、時間に追われることもないので慌てる必要がなくて、のんびりと春の訪れを感じさせる深まる緑を眺めながら自転車を走らせていた。

気分良く耳鼻科へ到着して受付を済ませて、診察待ちの患者名簿に署名をしようとした時に、普段と用紙の挟み方が違っていた事に違和感を覚えながらも、それが何を意味するのか理解できていなかった。
受付へ訪れる人に待ち時間が3時間以上になると説明している言葉を聞いて初めて、先ほどの名簿が既に2枚目へ突入していたため、普段と違う形で留められていたのだと理解した。
名簿が2枚目は突入するパターンは花粉症シーズンが始まった直後など、異常な混雑を記録する頃に見られる光景ではあるが、10時台で既に2枚目へ突入しているなんて初めての出来事だった。

嫌な予感に苛まれながらの有り余る待ち時間に小説の執筆へ取り組んでいたけど、1シーンを書き上げたところで気が付けてしまい、その後は執筆を再開する気力が湧いてこないまま時が過ぎていった。
途中で待ち時間の長さへ文句を付ける老人の姿や、他の用事があるからとキャンセルしていく人を見送りながら、待ち続けて3時間が経過した頃から午後の予定への影響が心配され始めた。
待ち時間の最長記録を更新し始めた辺りで面倒臭くなってきたけど、昨夜に聴力が7割まで減衰したりと絶不調だった事もあり、キャンセルする訳にも行かなくて焦る事しか許されない時間を過ごしていた。

待ち時間が4時間になろうという頃に、一つ前の椅子に香水の強烈な臭いを漂わせる老婦人が座ったため、ただでさえ焦りで疲れている所に嗅覚を刺激する悪臭が加わって、めまいを起こしてしまいそうだった。
他の座席へ逃げるにしても空きがないため、華を摘んで耐え凌ぐ以外の選択肢がなくて、待ち続けて疲労困憊の所に悪条件が追加されて、病院内で野垂れ死にそうな気分だった。

最終的に4時間20分の待ち時間で診察室へ呼ばれて、この春で最も状態が悪いとの診断を受けて、今までの薬に抗生剤が追加される事になってしまった。