選挙戦 いつも以上に 騒がしい?2011年04月21日 20時18分51秒

都知事選挙は計画停電が実施されている最中だった事もあり、節電のためと拡声器や選挙カーを使わない選挙戦となっていたから静かだった。
それに対して都議会議員選挙は暖かくなって計画停電が中断されたり、電車も平常運行へ戻っていたりと震災の影響が薄れているため、通常の選挙期間らしく騒がしくなっている。
単純に騒がしいだけなら「そういう時期だから仕方がない」と諦めるのだが、普段よりも2割ほど拡声器の音量を上げられているように感じられて、俺の耳は大きな音への耐性が低いので迂回したりと苦労させられている。

東京電力の電力供給量が増えたわけでなくて、暖房も冷房も入らない季節となって需要が減ったために、計画停電の必要性がなくなっただけで、問題が根本的な解決を見たわけではない。
今の時点から電気の節約を心掛けておかないと、夏場になって計画停電が再開されてから慌てても節電できると思えなくて、下手をすれば大規模停電なんて事態を引き起こす可能性も考えられる。
節電や節約なんて話は常日頃から考えていないと、やろうと思って簡単にできるものでもないのだから、安定した電力供給の目途が立つまでは気を緩めるべきではないと思う。

世間は目先の不安にばかり目が入ってしまい、本質を見失っていたままマスメディアに踊らされている気がしてならない。
原子力発電所の事故で放射性物質に汚染された水が放流された時も、3日ほど魚介類を嫌煙する動きがあったけれど、汚染された可能性のある魚介類が市場に出回る可能性のある時期までに、魚を避ける動きは消えていた。
本当に注意すべき時に何もしない状況は本末転倒と呼ぶしかなくて、本当に心配していたのかと呆れるばかりだ。