本棚が 地震を知らせ カタカタと2011年04月08日 21時02分21秒

自室に2つのある本棚の中で小さい方がガラス張りなので、地震が来ると音を立てて知らせてくれる。
本棚の中にぎっしりと本を詰め込んであるため、まるで1枚の板のように振動を伝えてガラスを鳴らすらしく、体感できないほどの微弱な振動の時から反応してくれるので、精度の良いセンサーとして信頼を置いている。
しかも、強風で家が揺れている時などは振幅の関係からか音を出さないので、本棚のガラスが鳴り出せば確実に地震が来ると認識して間違えがない上に、慣れてきて揺れが弱まるタイミングなども計れるようになってきた。

昨夜も就寝しようかと思ったところでガラスが鳴り出して、揺れが大きくなる10秒ほど前から「地震が来る」とチャットで発言していた。
その時は放していたメンツは遠くに住んでいる人ばかりだったから、俺の反応がどれほど早かったのか伝わらなかっただろうけど、揺れが本格化するよりも前に2階の自室から外へ、靴を履いて避難できる程度の余裕があった。
もっとも避難が必要なほどの揺れにならないと予感もしていたので、チャットで地震の実況中継っぽい事をしていたけど、俺の発言で皆がテレビを点けた様子で誰も見ていないようだった。

昨日の地震は珍しく縦揺れが混じっていた上に、震度1くらいの微弱な揺れまで含めれば3分くらい続いていたため、本棚のガラスによる予報へ頼りすぎて慢心したかと冷や汗を流した。
最終的に震度4くらいをピークにして落ち着いてくれたから安堵したけど、長く揺れが続いていくパターンは3月11日を思い出すため、常識から外れた経験がフラッシュバックして心臓に良くない。
しかも、俺の寝床はロフトの上と避難を考えると不安が残ることもあり、余震が続かないと確信できるまで就寝時刻を遅らせる羽目となった。

都心では昨日の地震により、電車の運行本数が減ったりするなどの影響は出ていなくて、今日も普段通りに生活が送れている。
生活に支障を来さなかった事は嬉しいのだが、どうしても「災難は忘れた頃にやってくる」なんて言葉が頭をちらついてしまい、落ち着かない気分のする日常となっていた。

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_ レイバン ウェイファーラー - 2013年07月15日 23時45分01秒

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