新品と 馴染んだ靴は 別物だ2010年11月10日 20時12分59秒

昨日の仕事帰りに寄り道をして、2ヶ月前に新調したのと同じ型番の靴を購入してきた。
夜盲症という障害の影響で夜間に殆ど目が利かないため、路面を状態を足の裏から感じ取って行動している部分も大きいので、靴底が暑すぎたり馴染まなかったりすると人一倍に不便する事となる。
そのため気に入った靴が見つけた時は同じ物を揃える事が多いのだけど、感触を確かめるまで時間が掛かってしまう上に、貧乏性で安売りの品に手が伸びてしまうので、次に行くと店頭から消えていたなんて経験も珍しくない。

そういった過去の経験もあって、昨日に欲しかった靴を手に入れられた事を喜んでいて、早速に今朝から新品へ足を入れてみると履き心地が全く違っていて、とても同じ商品だと思えずに型番やサイズを確認してしまった。
もちろん購入時も念入りに確認したので間違えているはずがなく、購入から2ヶ月という時間を経て足に馴染んだ結果だと分かっていても、ここまで履き心地が変わる物なのかと驚いている。
思い返してみれば2ヶ月前に履いていた新品は、皮膚が擦り切れるほどの酷い靴擦れを起こしたり、試着した時よりも足裏の感覚が鈍っていると不安を感じていたりと、色々な苦労をさせられた記憶が蘇ってきた。

そういう意味で考えてみれば、同じ靴を買ってこようと思うほど足へ馴染んだ事こそが驚くべきであり、俺が購入した靴の中でも5本の指に入る高額だっただけあると、軽く感心しながらも思い切った甲斐があったと喜んでいる。
しかし、前回の新品だった靴を足へ馴染むまでに味わってきた苦労を、そのまま繰り返さなければならないらしく、現時点で前回と同じ場所から靴擦れの痛みを感じている。
その上で困った事は前回に靴を馴染ませるまでの工程は、別の靴と交互に履き替えて足を休ませながらだったのに対して、今回は足に馴染んでいると言っても全く同じ靴でしか中休みを取れない。
こうなると靴擦れの痛みが取れるまで、毎日のように苦痛を味わう羽目となりそうな予感がして、今の内から少し冷や汗を流していたりする。

様々な 葛藤を抱え フラフラと2010年11月11日 21時15分41秒

帰り支度を始めた頃から嫌な予感がしていたのだが、冷たい外気へ触れてから5分足らずで、寒さとは全く異なる寒気を感じ始めて駅まで歩いている間に体調が急激に悪化していった。
花が愚図っている症状から考えて、治ったかに見えていた風邪がぶり返した感じで、特別に体を冷やすような失敗に心当たりもないだけに、何故に体調が崩れてしまったのか理由が分からない。
しかも、電車へ乗り込んだ辺りから頭痛までし始めてくれて、わずか20分足らずの時間で起こった急激な変化に目を回しながらも、自宅の地デジ対応を進めるための情報収集のため、予定した池袋で寄り道を強行してきた。

体調が悪化する中で頑張ってきた調査は意外と良い成果を上げてくれて、重たくなる足取りを根性で動かした甲斐があったと思えるし、購入する予定の品物も殆ど確定したと言ってもよい状況だ。
予算が許すならロケーションフリーの実装を考えていた事もあって、最初から選択肢の幅が狭かったところに、エコポイントが終わる前の商戦で予定外の値引きが実施されており、頑張れば理想通りの環境を用意できそうだった。
後は更なる値下げが発生する可能性と、在庫切れの心配を考慮して購入のタイミングを探りながら、何時でも購入できるよう軍資金の準備も忘れずにしておかねばならない。

それとロケーションフリーを実装するに当たって、我が家の無線LANも最高値しなければならないため、地デジ対応と平行して行うべき作業が1つ増えてしまった。
現行の無線ルータは10年以上も使い続けているため、とっくの昔に買い換えるべきだと思っていたので良い機会なのだが、無線LANを強化した恩恵が疫病神である姉貴も受ける事が不満だ。
今までに骨董品とも呼ばれそうな古い無線環境を使い続けていた理由も、無線を良くした事で最も恩恵を受ける人間が疫病神であったからで、主軸からはずれると言っても嫌いな奴が特をする状況は面白くない。

本来の問題とは全く関係のない場所で起こっている葛藤に頭を抱えながら、ひとまず今は生きて自宅へ帰り着くことを目標に頑張るとしよう。

空腹を 堪え続けて 日が暮れた2010年11月12日 23時01分16秒

昨日の帰り支度を始めた頃から急激に悪化を見せた体調は、一晩で治ってくれるはずもなく疲労感と共に朝を迎えてしまって、布団の中で2回目のアラームを聞くなど起床するのに手間取ってしまった。
歩き回っている間は具合が良くなるらしくて、気合いで動き始めてから順調に満ち自宅を進められたため、通常と同じペースで出勤できたまでは良かったと喜んでいた。
食事のペースが間延びしていた状況からも予感がしたのだが、椅子に座っていると気分が悪くなるらしく、出勤してからの時間は頭痛や寒気が入れ替わり立ち替わりに襲ってきて、忙しさと不調の合間で四苦八苦とさせられた。

体調不良に加えて、免疫活動でエネルギーを消費したのか異様な燃費が悪くて、会社へ到着した時点で腹の虫が鳴き出すほどの空腹を感じてしまい、昼食までの時間を指折りに数えながら午前中を過ごしていた。
昼食はいつも通り栄養管理がされた弁当だったのだけど、常日頃から量が足りないと言っていただけに、今日に至っては食後10分で空腹感を覚えてしまい、食後に「飯はまだか?」とコントのような発言を本気で漏らしていた。
空腹感と体調不良で目を回している俺の姿に同情してくれたG社長に、おやつとしてカップラーメンを御馳走してもらったけど、やはり30分と経たずに空腹が再燃してしまっていた。

更なる同情を浴びるわけにも行かないから平静を装いながら過ごしたので、今日は朝から晩まで空腹を感じ続けていた。
会社を出てから趣味の買い物へ向かう途中に、家電のアウトレットを扱う店があったので覗いてみたけれど、掘り出し物を見つけられずに気落ちしながたToda氏との夕食会へ向かった。
存分に空腹感を溜め込んで行きつけの食事処へ入ると、以前に食べて十分すぎる満腹感を味わった特別メニューが出ており、今日のために用意されたような巡り合わせに感動しつつ、迷わずに注文させてもらった。

登場した特別メニュー「サーモンかぶとの柔らか煮」は、食べ切れるのか心配になるほどのボリューム感で、長々と感じ続けた空腹を一掃するのに十分な迫力を持っていた。
Toda氏との談笑を楽しみながら着実に大きな獲物を崩していき、今回も余す所なく食べ切ると食べ過ぎを心配する勢いで満腹となっていた。
そこから食休みと行きたいところだったのだが、すぐ隣の客が煙草を吸い始めてしまったため、満腹の苦しさを感じながら店を出る羽目となってしまった。
空腹を十分に満たせるメニューと出会えた幸運へ対する対価なのかも知れないが、ほんの10分でも休憩する暇が欲しかった。

少しずつ 文法なども 覚えつつ2010年11月13日 20時17分52秒

午後まで予定がないので十分な睡眠を取るつもりで布団へ入ったのに、平日の生活リズムが作用してしまったらしくて、尿意を感じてしまって朝7時に目を覚ましてしまった。
ここ最近は十分な睡眠時間を確保するため、早めに就寝するよう心掛けている影響からか二度寝に失敗する事が多くて、今日も無理だろうと諦め半分で寝床へ戻ってみると、意外とあっさり眠りへ落ちる事ができた。
珍しく成功した二度寝は2時間ほど継続されたおかげで、2度目の起床では随分と具合が良くなっており、ようやっと具合が良くなりそうだと期待していた。

しかし、希望は打ち砕かれるためにあるとでも言わんばかりに、明日の昼食を用意するために買い物をしている際に、冷風で足下を冷やしてた事が良くなかったらしく、午後から再び体調が悪化させてしまった。
部屋を暖かくすれば寒気や鼻水は落ち着いてくれたけれど、頭痛だけが残ってしまって、仮眠を取るにも頭の痛みが邪魔をして寝付けず、何か暇潰しをしようとしても集中力が保てなかった。
またも休日が苦痛で埋め尽くされてしまうのかと落胆している中で、細かく休憩を挟みながらコミックを読んで過ごしていると、夕暮れを迎えると頭痛が断続的に弱まる時間ができるようになってきた。

昼食を食べている時は防寒具の買い物を終えて帰宅した後に、小説の執筆へ取り掛かろうと思っていた事を思い出したので、作業こそできないまでも少し準備をしておこうと思い立った。
今週分の連載から会話が多くなっていく予定なのだが、以前から会話文という文法を苦手としていた事もあり、執筆に取り掛かる前に復習をしておこうと考えて、インターネットを見て回ってきた。
正直なところ小説作法などの勉強をした経験など殆どないため、復習という言葉が正しいのかさえも疑わしいのだが、苦手意識を持っている部分だけでも真面目に習っておきたかった。

残念ながら、俺が求めているような説明をしてくれるサイトへ辿り着けなくて、自信が持てないままに調査が終わってしまったので、相変わらずの手探り状態での執筆となりそうだ。
とりあえず幾つかの文体を紹介するサイトを見てきたので、自分にあっている形を見付けられたら良いな~とか考えている。

[小説:闇に舞う者] part62010年11月14日 20時22分25秒

初めての方はこちらの記事からお読み下さい。
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2010/09/20/5357805

「それにしても二人ともボロボロだな。ルワンの壮行会にでも巻き込まれたのか。」
バルコニーで座り込んでいる二人の服が焦げたり破けたりしている事に気が付いたリーゼロッテ女王が呆れ顔で声を投げ掛けた。
「必死に逃げ回ったのですが、パン屋のご主人が離れてくれなくて、否応なしに巻き込まれました。」
「しかも、今回のお祭りはパン屋のご主人が奥さんのへそくりを使い込んだ事を火種になったので、渦中のど真ん中に居座らせられた感じでした。」
思い出しただけで目に涙が浮かぶ恐怖に身を震わせながら、リントとミイシャの二人が交互に応えた。
そんな様子を女王が声を上げて笑い、ミシェルは部下の不幸に同情を覚えながらも手近なメイドに彼女達の着替えの用意を頼んでいた。

「ルワン様は戦闘中でしか魔素を集められないのですから、壮行会と称して皆さんが魔法を打ち合う疑似戦闘の大騒ぎをする事は理解してますよ。だけど、伝令部所属の私達を面白半分に巻き込むのは勘弁して欲しいです。」
リントが泣き言を漏らしながら、恨めしそうな視線を送る。
「お前等が俺よりも早く走れるようになれば巻き込まれる所か、あの馬鹿騒ぎが起きる事もなくなる」
ルワンが背を向けたまま、怒気の混じった声で恨めしそうな視線を振り払われ、リントとミイシャはビクッと体を震わせてより一層に身を小さくさせた。
「そう邪険にしてやるな。ハイリスク&ハイリターンは魔法の絶対原則だ。戦闘中にしか魔法が使えないなんて制約が課されている奴をそう簡単に超えられるものか。」
「全くです。私ですら難しい事を部下に求められても困ります。」
女王とミシェルが呆れ顔で身を丸くする二人に養護する。
その言葉への対抗処置として、ルワンは抱きついて離れないマリアーヌ王女の首を掴むと、猫を摘み上げるように引き剥がしてリーゼロッテ女王に突き出した。
「他人のフォローをする暇があるなら、自分の娘をどうにか落ち着かせろ。これ以上に話が進まないのなら帰るぞ」
「その件については何の問題もないさ。お前に抱きついた時点でもう陶酔してリラックスしまくっている。今の雑談は娘の至福の時間を少しでも長引かせてやろうという親心さ。」
わざとらしく腰に手を当てながら笑う女王の姿を冷ややかな視線を送っていたルワンが溜め息と共に王女を支えていた手を放した。
支えを失った後もマリアーヌ王女は別の世界へ旅立ったままで、顔面を床へ打ち付けて尻尾を踏まれた猫のような声を上げまで夢見心地を堪能し続けた。

マリアーヌ王女が間の抜けた悲鳴を上げたところでコントのような流れは終幕となり、当事者が正気へ戻った事を確認したミシェルが淡々と報告書を読み上げていく。
「失踪した女性はマリアーヌ王女の文通友達で今朝一番の船で入国されたティティス・リアムレイド様です。」
「お二人の文通は3年も前から続いていますが、実際に面会するのは今回が初めてとなります。」
「入国の名目は御友人との対談ですが、ティティス様は御父上が禁忌を犯そうとしているのでないかと疑っておいでで、御父上が収集している魔石を持ち出して真偽を確かめるための調査依頼という裏事情もあります。」
「現場はこのマリアーヌ王女の自室で、マリアーヌ王女とティティス様が二人きりになられた2分間に発生しています。当時の状況はマリアーヌ王女が錯乱状態に有ったため、詳しく聴取できておりません。」
「現状で分かっている事は以上です。」

次へ
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2010/11/21/5524321

体調を 気遣いながら 忙しく2010年11月14日 20時23分36秒

昨日も少し夜更かしをしてしまった影響もあってから、部屋を暑いくらいにしておかないと寒気を感じそうな予感がしながらも、出掛けられそうなレベルまで回復していた。
それでも頭痛が残っていた事もあって午前中は大人しく自室で休養して、午後から体調が悪化しないよう暖かい格好を心掛けながら、防寒具を揃えるための買い物へ出掛けてきた。

前回に探しへ行った時は見付からなかった前あきのベストも入荷されていたし、値下がりした秋物ジャケットで良い感じの品を見付けられて、多町に不安がある中で出向いてきた甲斐があった。
残念な事と言えば、購入したジャケットのサイズが袖丈を基準にするとMが最適で、肩幅に合わせるとLが丁度良い具合になってしまうため、袖を詰めてもらうのに1週間ほど掛かってしまうと言われた事だろう。
ジャケットに限らず、スーツでもズボンでも肩幅や太股が太いなどの理由から、必ず手直しを必要とするので待たされるのはいつものことだが、今回は体調不良を気にしての新調しただけに1週間後が待ち遠しく感じる。

買い物から帰宅して明日から小説の執筆活動へ取り掛かってみるも、苦手意識の強い会話文が多いだけに手が進まなくて、夕暮れを迎えてからは焦りも加わって軽くパニック状態へ陥っていた。
このところ日曜の夕暮れ時になると、小説が進まずに焦りながらPCと睨み合う事が新しい習慣となっており、逆に言えば薄暗さと焦りがないと集中できない癖が付いた印象さえ感じる。
連載を始めた当初の予定では、平日の暇な時間を見付けて下書きを蓄えておいて、週末に軽く整形と読み返しを行って掲載という手順を計画していたのに、最初の2回くらいしかリズムを守れなかった。

今のところ用事がなければ週1回のペースでの連載を続けているけど、このペースも何時まで守れるのか不安を感じている始末だ。
しかも、元よりクオリティを低めに設定して連載している身分だけど、今回は特に酷い気がして頭を抱えながらも、時間がないからと投稿ボタンを押してしまった。

副作用 強烈すぎて 動けない2010年11月15日 19時56分41秒

体調は回復するどころか悪化しているようにさえ感じられるため、特に症状が悪い時にだけ飲むよう処方された薬を、会社へ到着してから服用した。
頓服の薬は効果が強い反面で副作用とも呼ぶべき症状が出る事もあり、極限状態まで悪化しない限りは手を出さないようにしていた。
それにも関わらず服用しようと決めた事からも察してもらえると思うが、今日は本当に体調が悪くて今週末に予定されている通院では、再び主治医の悲鳴を聞くことになってしまいそうだ。

頓服の薬を飲んでから2時間ほど経ってから寒気と眠気に襲われ、1時間近くも作業の手が止まるほどの苦痛を味わう事となってしまい、何のために薬を飲んだのか分からないと思いながら副作用が治まる時を待ち続けた。
やはり1日1錠までと制限された頓服の薬だけあって、服用後に仕事をしようなんて考える方が無謀だったらしくて、苦痛の時間が通り過ぎた後には体力も枯れており、まともに作業ができる状態では無かった。
それでも今日のノルマを何とか乗り越えられたから、降り出した冷たい雨を降らせる雲の切れ目を狙いながら、塗れて体温を奪われる事のよう注意しながら帰宅を急いでいる。

昨日に新調してきたベストは汗が滲んでしまうほどに暖かくて、予想以上の防寒効果を発揮してくれている。
その反面でベストの防御範囲から外れる腕や足は、暖かい箇所とのギャップから寒さが余計に誇張されて感じていた印象があった。
こうなってくると土曜まで待たされている新しいジャケットが、すぐにでも欲しくなってきてしまうわけで、まだ月曜だというのにカレンダーを確認している自分が居たりする。

新機能 土台作りを 丁寧に2010年11月16日 20時12分49秒

体調は急ぎの案件を抱えている事情を気遣ってくれるはずもなく、絶え間ない頭痛に集中力を乱されながらも、今日中に終わらせないと修羅場へ突入しかねないので踏ん張ってきた。
今日の作業内容としては既存のメール送信機能を拡張して、外部のメールサーバを経由してメールを飛ばせるようにする事だった。
既存のメール送信機能は俺が組み上げているし、過去に何度も拡張を繰り返しているから扱い方も忘れていないのだが、会社を創った当初のソースが生き続けていたりと粗も目立ち始めている。

今回の拡張は大きな改修となる事もあって、既存のソースに溜まっているストレスを一掃しておかないと、不具合が起きた時に失敗している箇所が分からない状況も心配なため、土台を整備する準備から始める事にした。
この土台を整える準備段階での作業が予想以上に大変で、構成で悩まされたり問題点が発生したりと迷走を繰り返して、本題へ取り掛かれる状態へ至る頃には日が暮れ始めていた。
外部のサーバとの通信を行う必要があることから、どのようなトラブルが発生するかも予想できない状況だけに、少しでも早く本題へ着手したかったのだけど、安全策に熱を上げすぎてしまって時間に追われる格好となってしまった。

これでは本末転倒ではないかと呆れながらも、手を休めている時間はないと大急ぎで新機能の実装へと取り掛かった。
準備の段階から構成を十分に考えておいたおかげで、新機能のコーディングは30分も掛からずに終わらせる事ができたが、今回の不安要素は9割近くがテストを始めた後に集中している。
そのため紙に祈るような思いでテストを実行してみたのだけど、当然のようにエラーが吐き出されてしまい、大きく溜め息を吐きながら残業も覚悟したのだけど、設定の1つが抜けていただけらしくて簡単に解消されてしまった。
本題が1時間と掛からずに実装できてしまった結果が信じられなくて、テストのやり方が間違っているのではないかと心配したりと、喜びを噛みしめるタイミングを逃してしまうほど疑ってしまった。

終わってみれば、土台の整備に時間を掛けた事で新機能の実装がスムーズに進んで、トラブルも殆どなく片付いたという事らしい。
しかし、こんなにもあっさりと終わってしまうと、何か裏があるのではないかと疑いたくなるのは何故だろう。

トラウマを ほじくり返す 腹の音2010年11月17日 21時22分42秒

定時を知らせるアラームがなるのと、G社長の飼い犬であるユウ君が餌の時間が来たと騒ぎ出して、玄関のドアへ飛びついたりと騒がしくするので、俺が室内から怒鳴って黙らせる行為を毎日のように繰り返している。
しかし、今日は定時の30分前から腹痛が始まって、時間を追う毎に悪化していく状態へ追い込まれており、大声を出す余裕がないと思ったのだが、ユウ君の叫び声と呼応して腹が悲鳴を上げるので無理を承知で叫んでみた。
当然のように大きな声を出すと腹の痛みが悪化した上に、たった1回の注意で大人しくなるユウ君でもないため、苦痛を増大させただけの結果で終わってしまって、己の思慮の甘さを呪いながら腹を抱えてうずくまるしかなかった。

会社で仕事中に腹痛が襲ってくると状況から、今年の3月末に食中毒で入院した時の出来事を連想してしまって、腹痛とは別の原因で引き出す冷や汗が不安を倍増させていた。
軽くパニックに状態へ陥ってしまいそうな雰囲気もあったけど、取り乱すだけの気力さえ搾り取られていたため、冷静さを取り戻すまで机に突っ伏したまま過ごす格好となった。
時間が経過すると共に腹痛が下腹部へと移動していく気配があり、食中毒の際に味わった苦痛とは異質に感じられた事で冷静さを取り戻して、朝の出勤前にも腹の調子が悪かったことを思い出した。
腹痛の原因が食中毒になら腹の調子が崩れたら急転直下で悪化して身動きが取れなくなるので、腹の調子が変だと感じながらも出勤している状況と、容態が激化するまで9時間も経過している事からも疑いは否定できた。

食中毒が否定されたからと言っても体調が戻るわけでもなく、夕食と一緒に整腸剤を飲んだ上で腹の中身を出してから会社を出てきた。
会社を出るまで1時間半も休憩をしてきた甲斐もあって、腹痛は悶絶しない程度まで収まっていたのだけど、乗り込んだ電車が遅延していた上に空調が止まっていたので、熱気が天井に溜まっていたため気分が悪くなってしまった。
体の内側に熱が溜まっていく感覚が背中から腕や頭の方へ広がっていき、異様な暑さを感じてコートとベストを脱ぎ捨てたけれど、体内の熱気は収まるどころか悪化していって、最終に頭の中を真っ白へ染め上げてしまった。

熱気で頭が真っ白になった時に手摺りを掴んでいたので、派手な転倒こそなかったけれど倒れ込んでしまって、目の前で見ていた乗客から座席を譲ってもらう情けない姿を晒してしまった。
座席へ座ってからも意識が完全に復活する様子がなくて、再び意識を消失してしまいそうな危機感を覚えながら、換気によって熱が払われる事を期待しながら次の停車駅への到着を待ちわびていた。
最初の意識の消失から3回ほど危うい端を渡り終えた頃になって、電車のドアが開いて車内の熱気が冷まされている様子を肌で感じると共に、毒気が払われたように意識が回復していった。

その後も停車で換気が成される度に具合が良くなって、何とか一人で電車を降りられるまで回復したのだが、自宅までの自転車を走らせられるのか不安で仕方がない。

腹痛の 峠を越えて 安堵する2010年11月18日 20時36分56秒

昨夜は激しい腹痛の影響で衰弱していた体では、電車の籠もった熱気に耐え切れす意識を消失しただけでなく、思考が空回りする頭で自転車を走らせる恐怖と、雨の冷たさを存分に味わいながらの帰宅となった。
その上に自転車を片付けている途中で手袋の片方を落としてしまって、手探りで地面をさらっても見つけられず、自室からライトを持ち出しても雨で濡れた路面が明かりを反射してしまい、死人範囲は直径10cmほど狭かった。
それでも必死になって地面を舐めるように見つめながら、自転車を1周してみたけれど発見できなくて、長く寒空の下にいると体調が悪化しかねない心配や、この場で目眩に襲われて倒れてしまう不安もあって諦める決断をした。

手袋は夜が明けてから探しへ出てみて、回収したら速攻でストーブの前にでも並べてやれば、朝の通勤時間までに乾かせる自信もあった事も、手袋の捜索を打ち切る決断の要因となっていた。
それに体調の悪さから熟睡できないだろうと確信していて、意図せずに早起きをしても寝坊する可能性は有り得ないと思っていた。
実際に布団へ入ってから3回も尿意から目を覚ましてしまい、ロフトから転落しないよう気を付けながらトイレへ向かって、乱れた布団を敷き直してから寝込むというパターンを繰り返していた。
1度の目覚めから就寝まで体の重たさも手伝って30分近くも掛かったので、眠っていた時間など殆どなかったと思われた。

そんな予想通りの状況だったので早起きは見事に成功して、手袋を回収しに行ってきたのだが一晩の間中に雨晒しだったため、絞れるほどの濡れていて苦笑しながらの自室へと持ち帰った。
ストーブの前へ鎮座させると数秒で白い上気が上がり始めて、焦がさないように注意を払いながら全速力で乾かしていった。
早起きとストーブの力に加えて、体調不良を理由に会社へ近くしていくつもりで時間を掛けた事もあり、出勤の身支度が終わる頃には着用に耐えうる程度まで乾いていた。

手袋の心配が終わった後はもう腹痛への恐怖だけを考えればよくて、昨日一晩に苦労した甲斐もあって回復が見られると言っても不調で、電車の乗り換え程度の気温変化にも敏感に反応していた。
それでもトイレへ行く必要のある痛みは3回に1回しか起こらなかったし、痛みも行動不能となるほど激しくもなく、楽になるまでの待ち時間も格段に短くなっていた。
仕事の方もマイペースに取り組める内容だった事も幸いして、今日を何とか乗り切れてホッとしている今日この頃だ。