風邪を引き 思考が鈍く 見落とした2010年10月18日 19時57分17秒

今日は朝から風邪の症状が出始めてしまった影響で頭の回転が鈍いのに、朝から少し面倒な調査依頼が飛んできていて、午前中は面倒くさいと溜め息を吐きながら苦心していた。
問題は先週末に色々と厄介を掛けられた共同開発の案件で発生しており、こちらで正常に出力できたファイルをあちらへ渡すと動かないという症状で、何処か触って欲しくない場所が書き換わった可能性を考えて調べ回っていた。

最終的に出てきた答えは消したはずのファイルが復活しており、そのゾンビファイルがエラーを出さずに動作だけ狂わせるという絶妙な悪影響を及ぼしてくれていた。
その上にファイルサイズの比較を行った際も、「0=>2」と目立つ際の陰で「6=>8」なんて分かりづらい違いが作られていたのだが、風邪で目が充血していた影響で凝視できずに見落としてしまった。
そのため消したはずのファイルが復活している可能性を捨てて、ファイルを1つずつ比較していくなんて無駄な手間を掛けてしまった。

普通ならファイル数が違っていればすぐに気が付きそうだけど、フォルダに細かく分類していた事に加えて、目の充血が痛みを伴うほどに酷くなっていた影響で気が付けなかった。
しかも、問題のゾンビファイルが入ったフォルダは最後に調査したため、最後までファイル数が違っている事を知らずに過ごしてしまった。

何故にゾンビファイルが生まれてしまったのか、その原因は共同開発という体制で作業を行っていた事に起因している。
恐らくはあちらの担当者は俺がメールで送りつけた最新版を、自分の作業フォルダへ上書きする事で更新していたのだろう。
そのため俺が消したファイルが先方の作業フォルダ内で手付かずに残され、今回のゾンビファイルへと進化してしまったのだろう。
今回は相手から送られてきたファイルは上書きせず、別フォルダを作っておくことが常識と思いこんでいて、ファイルを削除した事を伝え忘れていた俺にも責任もあるので仕方がない。

結局は1時間も及ぶ調査を繰り広げたにも関わらず、調査報告は「ゾンビファイルを消してください」と1行で片付いてしまい、何とも言えない空しさを感じながら送信ボタンをクリックしていた。