飲み会へ 向かうつもりが 通り過ぎ2010年09月11日 22時22分28秒

今日は夜に同窓生を集めての飲み会を開くことになっており、秋葉原まで足を延ばす予定だったのだが、俺もToda氏も電気街で見て回りたい品がなかった事もあって、テンションが盛り上がらず現地入り時刻の相談も適当だった。
普段なら昼食会の直後に電車へ乗り込んで秋葉原入りをして、歩き疲れた頃の飲み会が始まるといった感じで過ごすのだけど、今回は「16時頃に現地入りで合流する感じで」という適当な約束になっていた。

俺としては買いたいビジネスバッグが少し痛みの目立つ展示品しかなく、在庫が追加されないかと待っている状態だったので、乗換駅となる池袋での寄り道の方を希望していた影響も大きかった。
俺が通勤定期を使おうとすると、同じ地元に住んでいてもToda氏と秋葉原までの路線が異なってしまうため、確固たる集合時刻を決めてしまうと動きづらくなるので、適当な印象の約束なってしまったわけだ。

わざわざ寄り道をしてまで見に行ってきたけれど、やはり在庫は追加されていなくて残念な気分を抱えながら電車へ乗り込めば、約束の16時より前に秋葉原へ到着できそうだった。
余裕があれば秋葉原で同じ商品を探してみようと考えつつ、暇つぶし用に鞄へ詰め込んできたコミックを読み始めた。
手にしたコミックは新刊が出ている所を見かけて、歓喜するほど続きが気になっていたタイトルだった事情と、秋葉原へ行く事に対する興奮度が低かった影響が重なってしまい、ふと気が付くと16分も電車を乗り過ごしていた。
電車を乗り過ごした事実に気が付いた瞬間は唖然するのと同時に、合流の予定時刻を曖昧にしておいて良かったとホッとしていた。

電車を乗り換えて今度はちゃんと秋葉原で降りたのだけど、そこからToda氏を追跡するのが面倒だったので、彼の散策ルートの終着点に当たる店へ入るとメールを送って、彼が来るのを待つという対応を取らせてもらった。
俺としては彼が順々に見て回って行き、最後に合流できればよいと思ったのだが、どうやら「迎えに来い」と催促しているような誤解をされてしまい、予想より遙かに早く合流する事ができた。
合流後は昔のPC事情を懐かしみながら、馬鹿みたいに大きなヒートシンクを眺めたりして、USBメモリのような小物を見て回っていた。

飲み会が始まる直前の集合時間、参加予定者7名の内で姿を見せてくれた人数を5名だけだった。
1名は開始時刻までに到着できそうだと遅刻宣言のメールを寄越しており、もう1名は秋葉原入りをしていたけれど、開始前に集合を指示していた文面を見落としていたらしく、電話してみると「買い物を楽しんでいる」と言われた。
相変わらず緩いペースだと嬉しい涙を流しながら、集合している5名で先に店へ入ってしまおうと思ったのだけど、会計を済ませに行って戻ってきてない輩が居たりと、色々とペースが乱れまくっていた。

飲み会の内容は昔を懐かしむ場面が多かったり、飲み食いのペースが驚くほどに早かったりと、参加者の調子が良すぎて会計を心配するような勢いで進んでいき、3時間ほど楽しい時間を過ごしていた。
飲み会中に少しだけ上手い言葉を思い付いたのだけど、酔っぱらい共は理解するまでに時間が掛かってしまったらしく、微妙に盛り上がらなくて寂しい思いをしてしまった。
後になって「ああ、上手い事を言ったね」と誉められたけれど、タイムラグがあると逆に慰められているようで、久々に上手く頭が回ったのに残念な感じで終わってしまった。

会計は予想より随分と安く済んでくれてホッとしたし、帰りは電車を乗り過ごすこともなかったので、酒で訳載を洗い流したような晴れやかな気分だ。