水さえも 飲めずに過ごす 熱帯夜2010年09月01日 19時42分34秒

昨日は帰りが遅くなってしまったため憂鬱な気分での帰宅となったのだが、玄関前まで来てみると疫病神である姉貴のスクーターが既に停まっていた。
嫌な予感を感じながら2階にある疫病神の部屋を見上げてみても、明かりが消えていてリビングに居座っている可能性が極めて高くなり、玄関へ入ってから様子を伺ってみるとテレビでない音が聞こえてきた。
廊下まで響いている音はインターネット上の動画であり、姉貴がその手のサイトを見始めると深夜2時までリビングへ居座ってしまう事が過去の経験から分かっている。

つまり、玄関を開けた時点で残業の結果、夕食や入浴ばかりか水分補給さえも禁止された状況に放り込まれた事を意味しており、状況を把握した瞬間に全ての気力が尽き果ててしまった気分だった。
熱帯夜が延々と繰り返されている現状で、水分補給まで我慢させられる状況は過酷と呼ぶに相応しい状況で、怒りから体力を消耗するくらいなら鬱状態へ陥った方がよいと思えた。
自宅に居ながらにして制止の心配をするような状況にあっても、疫病神が居座っている事を忘れて、リビングへ行くという選択肢は全く思い浮かばなかった。

最近では姉貴の足音を聞くだけで苛立ちを感じて、場合によってはジンマシンが出るほどのストレス源と認知されており、生理的に受け付けられない嫌悪の対象とまで進化してしまっている。
殺しても誰からも文句が出ない分だけゴキブリの方がマシだと思えており、そんや疫病神のいるような空間へ踏み込むくらいなら、脱水症状や熱中症で死んだ方がマシに思えていた。
それに、死ぬのが本当に嫌だったらならトイレの水でも飲んでいれば良いので、何があっても疫病神の居座っているリビングへ行くつもりは無かった。

そうは言っても相変わらずの熱帯夜に体力も気力も削られていたため、ネットゲームも日に1度だけ配られるポイントを回収しただけで終わらせて、不貞寝同然に寝転がってしまった。
暑さによる寝苦しさや喉の渇きで幾度となく目を覚ましながら、朝顔とずれるのを待っていた時間は殆ど休まる事がなくて、生を繋ぐために寝るという省エネモードに入っているような印象だった。

おかげで何とか生き残る事はできたのだけど、今日も昨日ほどでないけれど帰宅が遅れてしまっており、かなり憂鬱な気分になっていたりする。
ひとまず一晩の水分を自室へ持って行く程度は叶うだろうけれど、生きた心地のしない日々は続いてしまうことだろう。

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