再びの 入院騒ぎ 呆れ顔2010年08月08日 19時31分47秒

今日は目覚めると救急隊員に囲まれた車内で天井を見上げてながら、定まらない視線を泳がせながら飛び交う言葉の端々を拾い集めて、少しでも状況を把握しようと上手く回らない思考を必至に動かそうとしていた。
車中で拾い集めた情報を総合してみると、大雑把な状況を把握できてきたけれど、何処か夢の中で物語を体験しているような気分で現実味が薄く感じられた。
というのも、自分が何故に救急搬送されているのか完全に記憶が飛んでいたから、唐突に降って湧いた物語の中へ居るような感覚で、意識もハッキリとしないだけに夢見心地という気分が強かった。

救急搬送されている途中で拾い集めた情報を総合すると、早朝5時30分頃に父親が朝の散歩へ出掛けようとしている時に、大きな物音が聞こえたため各部屋を見て回ってみると、俺が自室で頭から血を流して倒れていたらしい。
血を吹きながら意識を失っている俺を見つけて、すぐに救急車を呼んだそうだけど出払っていたらしく、消防車の方が先に到着したとか言っていた。
救急搬送の希望先として防衛医大を指定したそうだけど、過去に脳外科などに掛かった経験がないと受け入れてもらえないそうで、向かった先は聞き覚えのない辺鄙な病院となってしまった。
俺としては防衛医大が初診の救急患者を受け入れるとは思えなかったから、近所にある藪医者である第一病院へ運ばれなかっただけマシだと思っていた。

最初に目の前で繰り広げられている状況が夢ではなく、現実だと理解した瞬間は開いた傷口を縫い始める場面で、針が貫通する痛みと糸が肉の中を宮化していく感触をリアルに感じた瞬間だった。
胸などに外傷がないかを確認するため、肌着を切り裂こうという発言が聞こえたところで、一気に覚醒レベルが上がってきて真新しいシャツをお釈迦にしたくない一心で、少し無理して体を動かしていた。
意識が回復してきたと言っても序の口で、問いかけに対する返答は全般的に間延びしていて、単純な肯定の意志を言葉にすると「は~いよぉ~」と気が抜けそうな声へ変わってしまっていた。

病室へ移されてから紙オムツを装着されてしまい、軽く悲しい気分となってしまったのだけど、意識が混濁し始めてしまってトイレへ行きたくてもい起き上がれず、ナースコールをした溲瓶を持ってきてもらうも間に合わずだった。
その1回以降は点滴と睡眠のおかげで意識がスッキリとしたおかげで、自力でトイレまで行けるようになったけれど、起き上がる瞬間に左の横隔膜から激痛が走るため、相当量の勇気を必要として四苦八苦とさせられている。
せめてもの救いは病院食が涙の出るほど美味しくて、唯一の安心する時間となっている事だ。

ちなみに頭部外傷という事で、念のために2日~3日ほど入院する運びとなっている。