鮨詰めが 揺れの一つで スカスカに2010年05月24日 19時45分14秒

今日は久しぶりに体調が欲かて、気分良く仕事をする事ができたのだけど、定時の10分前から強烈な眠気に襲われた。
フラフラとしながら営業時間を乗り切ったところで力尽きて、机へ突っ伏して眠っていたら会社を出る時間が遅くなってしまった。
若干の不眠症も患っている身としては眠気を感じる事ができるのも、体調がよい証拠ではあるのだけど、願わくば時と場所を考えてほしいものだ。

眠気による拘束がほんの少しだけ緩んだ隙にそそくさと会社を出てきたけれど、歩いている途中でも寝入ってしまいそうになっていた。
おかげで急げば乗れたはずの電車を逃した末に満員電車での帰宅を余儀なくされてしまい、手荷物を網棚へ乗せる事もできない状況ではキーボードを開けなくて、ダイヤルキーで記事を書くなんて苦行を強いられている。
これで寄り掛かってくるような阿呆でも居たら最悪だったのだけど、幸いにして迷惑な乗客に遭遇することなく過ごせている。
もっともドア付近の人口密度を高める原因となっている奴がいるのだけど、それを排除できる場所まで辿り着けなかった自分がいるので、諦めて現状での足場の確保へ専念している。

そんな状況が最初の停車駅へ到着した時に一変する。
ブレーキが掛かった際に数名の乗客がバランスを崩した末に、何人かを巻き込んで小さな雪崩を起こったのだけど、起点となった乗客は先に述べた人口密度を高めている原因の人物だった。
彼の後ろは人が 5人ほど入れる空間があるので、バランスを崩した際に体勢を立て直すキッカケとなる支えが殆ど状態となる。
事実として人が入れる余地を塞いでいた人物は2m近く後退して、彼を支えとするはずだった人と、それに連なる人々が一気に流れていった。

満員電車では押し合ってバランスを保っているので、その一角に大きな穴が開いてしまうと、寄り掛かったりしていない人でも大きくバランスを崩してしまう。
俺のような常に人の力を受け流して、自分の足場を確保している変わり者でもない限りは、周囲の流れに同調してしまう。
俺の場合はそういう作用で空いたスペースに滑り込んで、有利な足羽を占有していくのだけど、今日は両手を伸ばせるほどの空間ができていて唖然としてしまった。
しかも、停車駅で乗客が降りていったから、数秒前までの鮨詰め状態が何だったのかと呆れてしまうほどのゆとりができていた。

さすがにたった一人が馬鹿をやっていたために苦痛を強いられていたのだと思うと、今更に怒りが沸いてきてしまう。