期待より 大きな一歩 気圧されて2010年04月21日 19時22分22秒

今日は覚えていたので昨日の続きを書いていこう。
ちなみにこの先の話はうろ覚えの部分が多いので、少し脚色を入れていくので悪しからず。

教室の入り口で悔しがっていたクラスメイトと思われる女子は、最後に大きな深呼吸してから移動を始めて、俺の座席から左隣の3つ前にある机に鞄を置いた。
そのまま机を見下ろしながら何か考えていた後、何かを思い立ったように頭を上げると、俺の前まで自分の椅子を運んできた。
何が始まるのかと見守っている俺と向かい合わせとなるように椅子を置いて、座るのと同時に溜め息を声に出しながら机へ突っ伏した。
しかも、頭を下げる勢いはポニーテールが無知のように襲ってくるほどで、避けるという手間を負わされたけれど、目の前に鎮座する生き物の行動が面白すぎたのか嫌な気にはならなかった。

跳ね上がった髪の毛が落ち着いた頃に、今度は勢いよく頭を上がると「おはよう」とやたらと力強い口調で挨拶をしてきたので、色々とタイミングが狂っているせいか言葉がすぐに出なかった。
こちらの心境を察したのか、ただの勢いなのか分からないが、俺が挨拶を返す前に「おめでとう、あんたが一番早く登校した新入生よ」と勝手に祝福し始めた。
それだけ言うと再び机へ突っ伏して、呆気に取られている俺を置き去りに自分の世界へ飛び立ってしまったようだった。

とりあえず挨拶を返していなかった事を思い出して、後頭部に向かって挨拶をしてみると、勢いよく顔を上げると「私は一番早く登校した新入生の女子よ」と拳を握りしめて吠え出した。
その後も女子生徒は深呼吸をしてから、家を出てからの話を矢継ぎ早に並べ立て、最後に他のクラスが誰も来ていない事を知って心を躍らせていたのに、たった 1人の先客の存在にどれだけショックを受けた力説してくれた。

俺は適当な相づちを入れつつ、自分に話しかけてくる奇妙な女子を眺めながら中学校という新しい環境での生活が始まったのだと実感していた。
それというのも小学校での俺は「超」が付くほどの問題児として知られており、教師でさえも声を掛けてくる事がないなんて生活を送っていて、教室で誰かと話をしている姿なんて想像できなかった。
しかし、学区の関係で俺と同じ中学校へ進学する生徒が学年に10人も居なかったので、先入観を持たれず生活できるのではないかと淡い期待をしていた事は間違えない。
しかし、初日から女子と対面で会話をするような事になるとは思いもよらなかった。


という所で、今日の分は終わりにしたいのだけど、話があまり進まないな。
少し描写を入れているから打つより考える方が長くなっている気がする。
「たまにはこういうのも悪くないかな」と思っているのだけど、読む側はどうだろ?

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