朝一の 静けさ破る 来訪者2010年04月20日 19時22分52秒

昨日に引き続いて今日も今週中に片付けた案件の 1つをドキュメントの修正を残すばかりと完成度を 9割近くまで高めることができたので、足取りも軽く会社を出ることができた。
今日は朝から気分が良くて、少し昔を思い出したりする余裕があったりと、自分でも意外だと思ってしまうほど精神的に安定している。
歓迎すべき状況である事は間違えないのだけど、この先にどのような落とし穴が待ち受けているのかと想像してしまうと、背筋がゾッとするような不安に駆られてしまう。
しかし、折角に気分がよいのだから余計なことを考えるのを止めて、朝の続きで昔話でもしてみようかと思う。

俺が中学校へ進学して間もない頃、生活リズムを帰ることが面倒に感じたので小学校と同じようなペースで家を出ていた。
中学から集団登校から解放された事に加えて、学校までの距離も短かったのでクラスはおろか学年中で最も早い登校となっていた。
小学校時代の生活が荒んでいたこともあって、どちらかと言えば孤独を好むような性質を既に備えていたので、誰もいない学校に対して気味悪さではなく、居心地の良さを感じていたくらいだ。
それに放課後とは違って物悲しい雰囲気が感じられないので、本当に静かなだけの教室と言った印象だった事をよく覚えている。

静かな教室の中を独り占めにしながらも、何をするでもなく机へ突っ伏して目を閉じていると、初めて学校という空間の中に居場所を見つけた気がして、安らぎを感じた事を今でも良く覚えている。
そんな心地よい空間が10分ほど続いて、寝入ってしまいそうになった頃に、ちらほらと人の気配がし始めて、学校が本来の騒がしさを取り戻す時刻が近付いているのだと思うと、少しだけ寂しさを感じた。
それでも新入生の教室はまだ誰も来ていないらしくて、もう暫くは落ち着いた時間を過ごせそうだろうと、眠気で重たくなった瞼を擦りながら余韻に浸っていた次の瞬間、教室の扉が大きな音を立てて開け放たれた。

あまりに急な出来事だったのでポルターガイスト現象でも起きたのかと、開け放たれた扉の方へ視線を向けてみれば、肩で息をしながら仁王立ちしている女子生徒の姿が目に入った。
問題の女子も俺の方を凝視して、何から言い足そうにしながらも呼吸が整わずに声を出せない風にしていたので、とりあえず俺の方から声を掛けることはせずに待ってみた。
教室の扉が悲鳴を上げてから20秒ほどだったろうか、見つめ合っている時間は随分と長かったように思えた。
ようやっと言葉を絞り出した女子生徒は今にも膝を折りそうな悲壮感を身にまといながら「絶対に一番だと思ったのに・・・」と悔しがった。


なんて事が昔にありました。
良い思い出なのですが、少々に分量が多くなりそうなので、続きは明日にします。
おぼえていたらね・・・

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