休日の 朝にドタバタ 騒がしく2010年04月03日 21時56分42秒

平日の朝は寝起きにコミックを読んだりしながら過ごす「まったりタイム」を設けるために早起きをしているのだが、のんびりとしすぎて時間を忘れてしまう事件が何度か発生していた。
そのため目覚まし時計のアラームを鳴らして、まったりタイムの終了時刻が分かるようにしているのだけど、間違えて休日のはずの今朝まで鳴ってしまって早起きをする羽目になってしまった。
今日は午前10時から歯医者の予約が入っているので、そのまま起きていても良かったのだが、布団を片付けるためにロフトへ戻ると睡魔がトラップを仕掛けて待ち構えていたらしく、心地よく布団の中へ潜り込んでしまった。

今日で退院してから 1週間となるのだけど、入院中の体力作りや本調子でない体調での業務での疲れが溜まっていたのだろう。
そんな事を夢の中で考えながら、カーテン越しに感じる春の柔らかく温かい日差しを感じながら気持ちよく眠りの浸っていた。
そんな心地よい時間を過ごしていると、不意に「歯医者」という単語が頭に浮かんできて、次の瞬間には背筋をゾッとするような冷たい風が吹き抜けていった。

目を開けると上半身が布団から飛び出しており、右手はしっかりと枕元に置いてあった時計を掴んでいた。
引き寄せた時計を寝惚けた両目で見つめると、表示されていた時刻は 9時35分と歯医者の予約まで30分を切っていた。
幸いにして歯医者が 5分弱の近場にあるので、今すぐに着替えて家を飛び出せば間に合う時刻だった。
一瞬だけホッとしたのだが、歯医者へ行くなら出掛ける前に歯磨きをしておきたいし、朝に飲まないと行けない薬もあるから起床した直後に着替えて家を飛び出すわけに行かなかった。

そんなわけで休日だというのに朝から慌ただしく、布団を手荒に片付けると大急ぎでリビングへ駆け下りた。
朝食としてバナナと魚肉ソーセージを牛乳で胃の中へ流し込み、洗顔や歯磨きなどの身支度をして、多少なり胃が動き始める時間を作ってから、早々と薬を飲み込んで家を飛び出した。
ここまでに消費した時間は25分、家を出た時点で予約時刻を過ぎていたけれど、それほど厳密な予約でなかったから待ち時間が延びたりといったペナルティは受けずに済んだ。
しかし、寝起きから食事や着替えと慌ただしく動いた事が病み上がりの体に障ったようで、午前中は何とも言えない倦怠感に襲われる羽目となった。

昼食を食べ終わったら辺りから少し元気になってきたので、軽く自宅の近くを流れる川沿いの桜並木を眺めながら散歩をしてきた。
明日に花見と称したサイクリングを予定しているのだけど、天気が変わりやすくて不安定な事もあって、もしものため予備として軽くカメラを構えてきた。
今年も強風で早咲きの花びらが散ってしまって、葉が混じる色映えの悪い桜並木だったのが残念だけど、疲れた心に染みる暖かさが感じられた。