先月の 事故の始末が 無事終わる2010年02月03日 21時31分46秒

先々週の金曜、つまり 1月22日の夜に自転車で走行中に歩行者と接触してしまう事故を起こしてしまったのだが、今日の13時から事情聴取を受ける事となったため、会社を休んで出掛けてきた。
指定された時刻の15分前に警察署へ行ってみると、交通の便が悪いから早めに来てるだろうと予想していた通りに被害者の女性も殆ど同時に到着したので、早々に事情聴取を始めることができた。

今回の事故は被害者が横断歩道でない場所で道路を横断していた上に、服装が黒ずくめで夜道で目立たなかったという要因もあったため、示談の交渉もスムーズに流れてくれた。
何よりも通報を行った被害者の方が「こんな大事になるとは思わなかった」と面食らっていたくらいで、余計な請求をしてくるような事もなかったのでホッとしていた。
更に聴取を担当した警察官がやや同情的に対応してくれたし、ここ最近の運気の無さからは想像もできないほどに上手く事が運んでくれて、心の底からホッとしながら帰宅してきた。

聴取の方は最初に被害者側の話を聞いた後で、加害者である俺に確認をするような形で行われた。
当然ながら被害者側が聴取を受けている間は席を外すように言われて、ロビーで待たされた事となったのだけど、警察署の中は自動車免許の更新に来ている人で溢れていたため、何やら居心地が悪くて仕方がなかった。
しかも、平日に免許の更新へ来る人と言えば定年を迎えている高齢者が殆どであるため、働き盛りであるはずの俺の存在は明らかに異質だったし、何かやらかしたのだと宣伝してる気分だった。

実際の経過時間よりも長く感じられた待ち時間の後、業務上過失傷害としての事情聴取を受けたのだけど、幸いにして被害者の方が正確に話をしてくれたので随分と楽だった。
俺が話した事と言えば、被害者と衝突する瞬間まで人がいることを認識していなかった事情と、どのような回避行動を取ったかという説明して、最後に調書に書き込む反省の言葉を幾つか出した程度だった。

ちなみに、衝突の瞬間までを簡単に述べていくと、横断歩道を通過して減速していたスピードを上げようと思ったところ、ライトが白い物体を照らし出した。
それが何なのか認識できないまま、嫌な予感に従ってハンドルを右に切って車道の真ん中へ向かうように進路を変更すると、ライトの明かりから問題の白い物体が外れた。
これで回避できたはずだと思って、そのまま進路を変えずに直進していくと、自転車の左側に鈍い衝撃と人の声が聞こえて、そこで初めて人がいた事を認識した。

調書が終わると最後は現場検証という事で、自転車をワゴン車両へ積み込んで事故現場となった場所まで連れて行かれた。
ちょうど大型スーパーの前だった事もあって、人目が気になったけれど時間帯が良かったのか想像していたほどの人手がなくてホッとした。
現場検証は実際に何処で衝突したのかといった話を指さしながら説明するだけで、位置関係の測量を除けば 2分と掛からずに終わるような簡単なものだった。

衝突した場所を教えた時に警察官が見せた反応は「もっと奥でなく、ここなんですか?」という驚きが混じっていた。
この反応に関して俺は対して驚いていなくて、その理由は調書に書き込まれた事故の位置関係を示した図面を見た限り、横断歩道と衝突地点の間に距離があるように見えていたからだ。
実際は横断歩道と衝突地点は2mほどしか離れておらず、こんな場所なら斜めに道路を横断している歩行者がいるとは思わなかったという俺の説明も納得できると苦笑された。

現場検証を終えて警察署へ戻ると、最後に被害者から請求された治療費を払って示談成立と確認を取って一通りの事故処理が終わりとなった。
請求金額が予想より高かったため、手持ちが足らずに駅前の ATMまで一緒に来てもらったのだけど、道中は軽く観光案内などしながら比較的良好な雰囲気を保つ事ができた。
治療費が高くなっていた原因は元から足が悪かった事もあって、レントゲン検査を受けていた事が主な原因だったし、下手な金額交渉をして話が拗れても面倒くさいというか恐ろしかったので諦めた。

何にしても 1つの気掛かりが無事に解決したので良かった。
今日はただそう思うのが精一杯だ