骨身まで 染みる冷たさ 冬の雨2009年11月17日 21時04分07秒

今日は朝から殆ど気温が上がらなかった事に加えて、冷たい雨が降り続けていたから、凍えるような寒さに身を震わせながら早足での帰り道となっている。
兎にも角にも風の冷たさが半端じゃなくて、骨身に染みる冷気が指先の感覚を奪ってくれたおかげで、記事を書こうとしても思うように指が動かなくて苦労している。
電車へ乗り込んで暖房の暖かさに包まれてから10分が経過した今でも、指の感触に違和感があって動きも鈍くて、思うに任せない自分の体に対して苛立ちを感じ始めている。

今から暫くは電車の中だから良いのだが、最寄り駅から自宅までの片道 4kmの道のりを考えると、寒さとは別の意味で背筋にゾッとする寒気を感じてしまう。
会社から駅へ向かう道中はあまり風が吹いていなかったのだが、俺の地元は基本的に強風地帯である上に、移動に自転車を使うので寒さは何倍にも厳しいものとなるはずだ。
その事実を理解しているからこそ、電車を降りた後のことを考えると気が滅入ってしまうわけだ。

しかも、寒さに当てられた影響で冬眠用のスイッチが入ってしまったらしく、じわじわと重たくなる瞼を持ち上げるのに苦労している。
体調不良や睡眠欲からくる強烈な睡魔とは違って、気を抜いて足を踏み込んでしまったら抜け出せない底なし沼のような印象を受ける眠気だ。
何よりも酒に酔っている時と同じように、意識があるつもりで記憶が飛んでいそうな不安があって、自転車へ載る前に何とか眠気を晴らしておきたいのだけど、しつこい粘着質な眠気はどうしたら収まるのか分からないから困ってしまう。

とりあえず駅に着くまで意識を保つことさえ困難らしくて、現状で既に記事を考えるだけの思考能力さえ失いつつある。
さて、生きて帰ることができるだろうか。