ガクガクと 震える足じゃ 遊べない2009年11月13日 22時22分21秒

昨夜、ネットゲームをログアウトして就寝の準備へ取り掛かる前に、少しだけ PSPゲームソフト「初音ミク -ProjectDIVA-」を遊ぼうとした時、何やら熱中しすぎて夜更かしをしてしまいそうな予感がした。
このところ急激に気温が下がったり冷たい飴に晒されたりしている事を考えると、十分な睡眠時間は確保する必要性を理解している半面で、難易度HARDに慣れてきて面白い盛りとなっているからミクと遊びたい気持ちも強かった。
理性と欲求の狭間で時間制限を設けて遊ぶという発想が出てきて、下半身の鍛錬も兼ねて「馬歩」と呼ばれる姿勢でプレイする事にした。

馬歩は中国拳法で用いられる鍛錬の構えで、足を肩幅に開いてから爪先をやや内側に巻き込み、内股の気味に膝を内に向けながら腰を落として、内太股へ力が入るように意識しながら姿勢を維持する。
運動の種類としては空気椅子に似ていて、違いは椅子に座った時の姿勢ではなく、馬に跨って鞍を膝と太股で挟み込む姿勢をモデルとしている。
激しい運動ではないので、序盤は安定した姿勢を保てるからゲームを楽しむことができるけど、時間が経つに連れて太股が悲鳴を上げ始めるから集中力は着実に削られていく。
過去の経験から足が限界に達するまで10分弱だったはずだから、制限時間としても悪くない時間だった。

早速に馬歩の構えで PSPを持ってみると、自然に背骨が伸びた良い姿勢になって、深く意識をしなくても内太股を中心に下半身へ負荷が掛かってくれた。
これなら特に姿勢を意識することなくゲームが楽しめると喜びながら、ゲームを起動してプレイを始めた。
最初は馬歩の姿勢が気になってしまったけれど、惜しい所で失敗する場面が何度も経験している内にゲームの方へ集中し始めて、足の筋肉に掛かる負荷など気にならなくなっていた。
そのままゲームへ熱中し始めた 4回目のチャレンジが終わった所で、太股が疲労から軽くけいれんを起こし始めている事に気が付いたのだけど、もう少しでノルマがクリアできそうだったため、最後の 1回へ挑もうとした。

しかし、ゲームに熱中していたせいで感覚が鈍っていても、限界を迎えている現実を無視する事はできなくて、最後と言い聞かせてプレイを開始した直後から足がガクガクと震え始めた。
そんな状態では当然のように失敗が込むわけで、序盤でミスが連続したりと散々の結果を招いたのだけど、折ろかなことに「こんなプレイで終われない」とか言い出してリスタートを 3回も繰り返していた。
散々な結果が続く中で次第に冷静さを取り戻して、馬歩の構えでゲームをしていた理由を思い出したのだけど、作戦通りにゲームを終わらせることができた喜んでいられない程に足がダメージを負っていた。

馬歩の構えを解いて、普通に直立姿勢へ移った直後なんて太股の痙攣が激しくて、メガネがズレてくるほど体が震えていた。
もちろん歩くのも四苦八苦で、痙攣が収まるまで 2分ほど掛かっただろうか。
そんな状態から脱した直後に布団へ入った時は寝付きが悪くならないかと心配したのだけど、疲労感が出始めるのと同時に強い眠気がやってきて、意外なほどスムーズに入眠する事ができた。
なかなか良い作戦だったと思うのだけど、よもや筋肉痛が起きるほどの運動に発展するとは思っていなかったから、軽く苦笑いをしてしまっている。