焼きたての 香り漂う メロンパン2009年11月05日 20時38分23秒

今日の16時頃、酸欠と思われる頭痛が出始めたのと合わせて、頭の回転も鈍くなっている印象を受けたので、息抜きがてらに外へ出てきた。
向かった先は会社から歩いて 5分弱の所にある商店街で、キシリトールガムとのど飴を購入するだけの軽い外出だった。

商店街へ入ってから買い物をする予定の駄菓子屋っぽい店まで100mほど歩くのだけど、その途中に鎮座しているデパートの正面玄関前は露天の出ていることがあって、ちょっとした楽しみとなっている。
露天の多くは甘味を取り扱っているため、甘い物が苦手とする俺が購入する機会は滅多にないのだけど、デザートの類をよく食べるG社長なんかに教えてあげると高確率で買ってくるので、それはそれで面白かったりする。
しかも、今日は昼過ぎから客先での打ち合わせのために外出しているため、帰社する途中に寄ってくる確率が高めだから、何かG社長好みの露天が出ていればと期待したのだが、今日はメロンパンの専門店が店を開いていた。

メロンパンは往々にして嫌いな人の少ないメニューだと思うけれど、その分だけ特別に好きという人も目立たず、何より菓子パンの類となればおやつとして食べるのに向かないボリュームとなりがちだ。
そんなわけでG社長へ報告するほどでなかったため、少しガッカリとしたのだけど 1個 150円という値段が目に入った事で若干の興味が沸いてきた。
デパートの前で店を開いている場合、少し値段が高めな事が多くて、俺のような貧乏性の人間は美味しそうだと思っても手を伸ばせずに「安い舌はコンビニの安物がお似合いだ」などと涙をしながら素通りするパターンが殆どだ。
それに対してメロンパンはコンビニでも 150円くらいで売られている品だから、貧乏人でも何とか手が出せる値段で、焼きたてのパンが売られているのだから興味がそそられる。

しかし、残念なことが 1つあって、俺はあまりメロンパンが好きではなくて、最後に食べたのが何時なのか思い出せなかったりする。
俺の知っているメロンパンは全般的にパンが堅めで食べづらく、大きさの割に味が単調だから食べ切る前に飽きてしまって、最後の方は何処にメロンの味があるのだと文句を言いたくなる食べ物だ。
そんなわけで値段が手頃でも仕方がないと軽くスルーしたのだけど、買い物を済ませると釣り銭が 200円とメロンパンの使うのに良さそうな金額が戻ってきた事で、少し気が変わってきた。

あまり食べない物だからこそ、焼きたてが手に入る機会に買ってみて、嫌いなのか否かを判定してみるのも悪くない気がしてきた。
ちょうど釣り銭も使えと言わんばかりの金額だったわけだし、何かの縁だと思えて帰り際にサクッと露天のメロンパンを購入して帰ってきた。

食べてみた感想は美味しかった。
焼きたてだからなのか、俺が知っているメロンパンが粗悪品だっただけなのか分からないが、今までに知らないメロンパンの食感と味だった。
パンは実が締まっているのにフワフワとしていて、表面の甲良のようになっている部分は薄地のクッキーか何かのようにサクサクとしていた。
甘みも控えめでしつこくもなくて、軽く 1個を食べ切った後にもう少し 1個くらい食べたいとか思っていたから上々だろう。

会社が選りでもまだ同じ露店が開いていて、食べながら歩きたい衝動に駆られたけれど、さすがにスーツでメロンパンを抱えている姿を想像したら諦める気になれた。
もしも次の機会が在れば購入しようと思う。

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