どの党も 同じ事しか 言わないね2009年08月04日 20時59分00秒

過去最長となる40日間の選挙戦が始まって、各政党のマニフェストが発表されたという報道から少し時が経過した今日この頃だけど、未だに政策の違いを論究するような話が聞こえてこない。
聞こえてくる話と言えば、財源の確保に関して説明不足だとか全開のマニフェストに対する自己評価が甘過ぎるといった批判ばかりで政治家同士が足を引っ張り合っているだけの無様な姿を晒している。
しかも、批判以外の言葉は何処の政党も年金問題や経済対策、子育て支援に行政の無駄遣いといったキーワードこそ口にするけれど、具体的な話はマニフェストに書いてあると言って自分の言葉で語ろうとはしない。

残念ながら一端の社会人である俺にとって、マニフェストを入手しに行く暇もなければ、熟読している時間さえもないので内容は確認していないけれど、テレビの報道を見ている限り核心に触れているとは思えない。
どちらかと言えば、やぶ蛇を突っつくような事態にならないよう配慮したせいで、内容の薄い文面が並んでいるだけとなっているのだろうと想像させられている。
政党という枠があるのに特色が全く見えてこない現状を見ていると、違いは腕章の文字だけで中身を覗いてみれば、選挙で票を集めたいだけの政治家しかいないのだとガッカリとさせられる。

選挙戦が始まった当初にT社員と投票率がどうなるかと予想していた時、T社員は政権交代の掛かった選挙だから注目度が違うと投票率が上がると言っていた。
俺は特色の見えない選挙戦が延々と40日間という長丁場で行われるようなら、政権交代だと騒いでいても投票日までに飽きてしまうだろうと予想して、投票率が急降下を見せると考えている。
テレビを見ていても選挙に関係する話題は選挙戦の真っ直中でも大きく報道されていないし、話題に出たかと思えば何処の政党を批判していたと言った内容ばかりだ。
会社の中でも初日に話題が出た以外で、これと言って真面目な話をした記憶がない。

何より選挙に関する話題で最も印象に残っているのは「こうふくじつげんとう」とかいう胡散臭い名前を掲げる政党だというレベルの低さだ。
政治を語る前に軽く哲学をしてきてほしいと願ってしまうほどに政党名からしてアホらしいのに、それが最もインパクトがあったというのだから情けない。
そして、恐ろしい事に胡散臭い名前の政党があちこちの選挙区に顔を出せるほど党員が集まっていたりするのだから背筋に冷たい汗を感じてしまう。

日本という国がどのように変質していくのか、別に意味で監視を持ってしまった今日この頃だ。

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