願わくば 電話を持たず 終わりたい2009年07月10日 20時44分01秒

会社に掛かってくる電話で稀に拡声器がハウリングを起こしている時と同じような雑音が響いてきて全く会話にならないことがある。
最初は何かの悪戯電話とか FAXの着信で受話器を取ってしまったのではないかと疑っていたのだが、今日になって御得意様からの電話で起こっているらしい事が分かった。
原因の方は不明なのだがその御得意様から掛かってくる電話は酷いノイズが乗っていて殆ど聞き取れない事もあるから、恐らく極限まで音質が劣化したのがハウリングしているような状態なのだろう。

俺は耳が弱くて何かと音によるダメージを追いやすく、身近な所だと車のクラクションや救急車・消防車のサイレンで痛みを覚えたりする事がある。
更にG社長が好み音楽の中に聞いていると気持ち悪くなる楽曲があったりもするし、映画館やカラオケのような閉鎖空間で音を聞き続けると目眩を引き起こしたりもする。
そんな面倒な耳を持つ俺にとって、今日の電話で聞こえてきたハウリング音は間違えなく狂気となって耳に突き刺さるタイプだった。
今日は幸いにして受話器を取ったのが最も遠い席に座るG社長だったから良かったけれど、会社に俺しか居ない時に凶悪な電話が来たとしたらと思うと背筋からゾッと冷たい汗が吹き出してくる。

基本的に耳が弱いことは周知の事実なので指名がない限りは受話器を取ることのない生活をしているのだけど、最近は電話に出なければならない場面が多くなって少し難儀をし始めている。
元より電話越しの声を聞き取りづらい性質の耳だけに、相手の声に慣れるまで以上とも言える集中力を必要として全身を汗で湿らせながら受話器に向かっている姿も珍しくない。
はっきりと言ってしまえば、電話に出るという行為そのものが 1つの大きなストレスとなっているのだけど、最近はG社長が軽く電話を振ってくるようになっているのが悩みの種と成りつつある。

何よりも嫌な事は電話越しに寄せられる質問の主旨が掴めなくて延々と長電話をさせられるパターンや頑張ってマニュアルを作ったのに読みもせず質問をしてくるタイプだ。
電話での受け答えを面倒に感じるからこそマニュアルを分かりやすいようにスクリーンショットを交えて丁寧に作っているのに、読んでもらえないとなったら溜め息と一緒に涙まで流してしまいそうだ。
質問をする側としては読むよりも電話をする方が楽なのかも知れないが、俺としてはマニュアルを作るのにも時間を使っているわけで迷惑なこと極まりない。
つい先日にG社長がマウス操作のドラック&ドロップを説明する羽目になって悪戦苦闘していたのに比べたらマシなのだろうけど、少しは自力でやって欲しいと思うのは贅沢なのだろうか。

何事においても便利は誰かの苦労によって支えられているのではないかと感じた今日この頃でした。

定番が 崩れたけれど 楽しめた2009年07月11日 21時38分22秒

今週も土曜はToda氏と連れ立って、行き付けの定食屋で昼食を取る予定になっていたのだけど、残念ながら入り口に臨時休業の看板が掛かっていたので昼食までに右往左往としてしまった。
俺の地元は元々が宿場町として始まり、現代ではベッドタウンという格好で発展してきた影響なのか食事処が少なくないため、行き付けの店が休みになると何処へ行くかで迷ってしまう。
俺が大学を卒業した頃から少しずつファミリーレストランが開店して、若干だが選択肢の広がりを見せているが、やはり絶対数が足りないため休日の昼時ともなると禁煙席へ座る事さえもままならない。

そんな選択肢の少ない状況だから良い店に見付けてしまうと定番コースが確立してしまい、最近は同じ定食屋で日替わりの定食を注文するのが常となっていた。
何より出てくる定食に一切の不満がないため、当然のように今週も同様に行き付けの店へ入るつもりでいて、先週に冷房が直撃する席に座ったために寒くなった事を思い出して長袖を着てきたくらいだ。
こんな調子で当然と考えていたパターンが崩されたのだから、色々と混乱してしまっても致し方がない。

最初は今でこそ行き付けとなっている定食屋を見付ける以前に通っていたファミレスを覗いてみたのだけど、予想通りに混雑していて禁煙席を確保するのが難しそうだった。
その後はスーパーの中にできたファーストフードを目指したのだけど、道中でタイムセールス中の総菜を買い漁れば食費を抑えられるなんて話をしてしまったため、ファーストフードをスルーして食品売り場の方を物色し始めてしまった。
その結果、本日の予定に俺とT社員が遊んでいるPSPゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」をToda氏にもやらせる計画があり、彼の自宅へ押しかける事になっていたので、素麺を茹でて 2人で突くという激安コースで済ませる事になった。

何というか、外へ出掛ける気分に慣れなかった日曜のようなメニューだと呆れてしまいながらも、子供の頃に良く食べていた昼の献立に懐かしさが感じられて悪くはなかった。
もっとも目の前にいた人物は家族ではなく、同窓生だったので思い出に浸るような雰囲気は存在し得なかった。

そんな昼食を食べながら、目的だったToda氏に「初音ミク -Project DIVA-」をやらせてみたところ、俺と同レベルという予想していた通りの結果を出してくれたから非常に嬉しかった。
Toda氏は過去にリズムゲームをプレイした経験もあって、基本となる条件はT社員と同じ位置にいたのだが、やはり初見の目押しだけでクリアを重ねていくほどの実力は持っていなかった。
つまり、俺やToda氏にリズム感がないのではなくて、T社員が異常なのだという話だ。
少し言い換えれば、今日までT社員という異常に上手い人しか比較対象が居なかったため、自分にリズム感がないのではないかと自信を無くしかけていたところにToda氏という同レベルが登場してくれて嬉しかったわけだ。

ちなみにToda氏が最初に挑戦した課題曲は最難関と悪名高い「ミクの消失」なのだが、サビの部分に辿り着く事もできずに終わっていた。
しかし、無理難題と思われるほど難しいのに何度もチャレンジしている姿を見ていると、何か惹き付けられる魅力があるのだろうと思わされた。
俺も実際にプレイし始めると、失敗が続いてもなお挑戦したくなって「最後の 1回」を10回も繰り返していた事もある。
俺はリズムゲームを初めて遊んでいるのだけど、ここまで熱中できるジャンルだと思っていなかったので、Toda氏の姿と自分を思い返してみて凄いなと感心している。

感情が 豊かに咲いた 休みの日2009年07月12日 20時50分08秒

今日も時間を見付けては PSPゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」を遊んでいたのだけど、金曜の夜までに全ての課題曲を出現させるという 1つ目の目標を達成したので、昨日から難易度Easyでしかクリアしていないでのランクアップを目指している。
一通りの課題曲をプレイした事で少し上達した気分になっていたのだけど、思うように進まなくて酷い時は同じ曲を20回も繰り返してプレイしている場面さえもあって、再び自分のリズム感に対する自信を失いかけている。

もっとも昨日から選んでいる課題曲の殆どが難易度Normalでのクリアが難しいからといって、難易度Easyへ逃げてしまった難しい曲ばかりなので苦戦するのも無理がない。
そんな難しい課題曲へ挑戦していると、ボタンを押しているはずなのに判定されない場面が目立つようになってきてしまった。
もちろん俺が下手くそだという理由が最も説得力のある説明なのだが、やはり PSP本体が持ちづらいという欠点がリズムゲームをプレイするのに際して弊害となっている気がしてならなかった。

そんなわけで以前なら携帯しづらくなるからと言って、全く興味を示すことのなかった PSP本体に装着して持ちやすくするグリップアタッチメントの購入を検討する事になった。
以前にゲーム情報サイトでレビューを見た記事を探し出して筆者が愛用している事と手の小さな人に向いていると紹介されていた商品を購入する事にした。
この手の記事に何処まで信憑性があるのか若干の疑いはあるけれど、比較対象となる類似品を使った経験さえもないので、誰かが良い評価を出している品を購入するという非常に安易な選択となってしまったが仕方がないだろう。

購入品が決まった所で、残る問題は何時に買いへ行くかという話だったのだが、ちょうど「初音ミク -Project DIVA-」の予約購入特典として付いてきたフィギュアを飾るためのアクリルケースなど幾つか購入したい小物があったので、思い立ったが吉日と午後から電車に乗って池袋まで出掛けてきた。
とは言っても、まず最初に軍資金を作らねばならないために不要となったコミックを20冊ほど抱えて古本屋で買い取ってもらってきた。
買い取り価格が予想通りだったのだけど、依然として 1円商法の影響が大きくて、以前に比べると半値以下という金額が残念で仕方がないのけれど時代の変化だと諦めるしかない。

そんな古本屋で少しテンションが下がったけれど、予定を変更して帰宅したくなる程の重症ではなかったので駅へと進路をとった。
駐輪場に自転車を停めて改札口へ向かう途中に花屋があって、母親の仏前に飾る花を買うため帰り道で寄る予定だったのだが、その店を通り過ぎようとした瞬間に「こんにちわ」と挨拶が聞こえてきた。
人通りの多い駅前なので挨拶が聞こえる事は珍しくないのだけど、花屋の前で聞こえてきたその声が自分へ向けられている事を瞬時に理解して相手に会釈を返している自分の超反応に驚いた。
声を掛けてきた女性は帰りに寄ろうと思っていた花屋の店員さんで、毎回のように同じ注文をする俺の顔を覚えてしまっている人だった。
俺の方も顔を覚えられた手前もあって、いつの間にか声を覚えてしまったようだが、今日まで自覚がなかったので聞き覚えのある声だと反応している自分に驚いたわけだ。

そんな出来事があった後、無事に池袋へ到着して早速にビックカメラで目的の商品を探してみたのだけど、白バージョンしか残っていないなんて予想外の出来事に困ってしまった。
俺の持っている PSPは黒なのでアタッチメントも同じ色がよかったのだが、よもや黒だけ無くなっているとは思わなかった。
諦めきれずにドラゴンクエストの新作が発売された翌日という事もあって忙しそうにしている店員を問答無用に捕まえて在庫確認をしてもらったのだけど、やはり在庫切れだそうで次の入荷予定は販売元次第なので明確に答えられないとの事だった。

白バージョンで妥協するという選択肢もあったのだけど、別の店舗に残っているのではないかと微かな望みを胸に抱いて、縮小気味のゲームコーナーを持つ東口駅前店の方へと行ってみた。
ザッと見回した限りでは見当たらなくて、諦めようかと思った瞬間に両方の眼がある一点に集中してよもやと思いながら近付いてみると PSP用収納ケースが並んでいる一角に 1品だけアタッチメントが吊されていて、その 1つが俺の探していた黒バージョンだった。
別コーナーに置かれている理由は分からなかったけれど、目的の品が無事に見つかってホッとすると同時に、妥協して白バージョンを購入しなくて良かったと胸を撫で下ろしていた。

無事に目標の 1つを達成したところで、今度はアクリルケースを探して東急ハンズへ行ってきたのだが、予想通り何処の売り場にあるのか分からず右往左往としてしまった。
最終的に案内所の方で教えてもらったので無事に売り場へ辿り着けたのだが、サイズの種類が少なくて帯に短し襷に長しといった感じで微妙な大きさしかなくて随分と悩まされた。
色々と妥協などあったけれど、何とか購入するアクリルケースが決まったのでレジへ持っていったのだが、レジの定員の対応が非常に悪かったので苛々とさせられた。

以前にも定員の対応が悪かったし、やはり微妙な品が置いてあっても東急ハンズで買い物をするのはやめた方が良さそうだ。
ちなみに、今回のレジは合計金額を表示させなかった上に予め出しておいた千円札を持っていって「金額が足りないぞ」と言いたげな視線を向けてきた。
俺が金額が表示されている場所へ視線を移した事で合計金額が出ていない事に気が付いたけれど、俺が小銭を出すまでの間も「早くしろよ」と言いたげに札を弄っている始末だ。

奇跡のような出会いで欲しかった品を購入した喜びを質の悪い定員の行動が上書きしてしまった微妙な帰り道、今度は姉貴から「帰りに食パンを買ってこい」というメールが届いた。
本来なら買い物は姉貴の仕事で、最近は夏コミに向けてか何か知らないが家事全般を疎かにしている事情もあって、腸が煮えくり返るような怒りを覚えた。
その後も何やらグダグダとあって池袋から帰ってきた頃にすっかり怒り心頭といった状態になっていて、駅の壁にでも八つ当たりをしたい衝動を抑え込むのに必死だった。

姉貴の自己中心的な行動は毎度のことなので、俺にも随分と耐性が付いたらしく行きに挨拶をしてくれた花屋さんの前では笑顔っぽい表情を作ることができた。
もっとも店を出てから 3歩も歩いたら、子供が泣き出すのではないかと思われるレベルで目に殺気が戻っていた。

そんな事があって、今日は怒ったり驚いたりと忙しい日曜日だった。
残念ながら最後が怒りで終わってしまったから最悪な気分の休日だけれど、きっと今日がどん底だったから明日は良い日となると期待しよう。

慣れという 進化の凄さ 目の前に2009年07月13日 21時06分41秒

今日も仕事の休憩時間に PSPゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」を遊んでいたのだが、どうにも朝から鼻が愚図っている影響から惜しいところでミスを繰り返してしまって何度も悔しい思いをしていた。
今回のチャレンジは新しい着せ替えモジュールを手に入れる事で、取得条件は特定の課題曲で 100コンボ以上を叩き出す事となっていた。
課題曲は調子が良ければ50コンボとか出していた事もあって希望をもって挑戦していたのだけど、俺にとって鬼門が 2つも存在していて70コンボや86コンボで止まってしまう場面が何度も続いた。

「ここさえ乗り越えれば余裕で 100コンボに行ける」という思いが緊張を呼ぶらしくてフライングをしたり、逆に「フライングしがちだから」と慎重に成りすぎて失敗したこともあった。
ちなみに昼休みのラストプレイは 1つ目の鬼門を突破できて、喜びから油断していたら次の連打が始まるタイミングを誤って92コンボで途切れるという阿呆をやらかした。
しかも、そのコンボが途切れた後も奇跡を再び呼び寄せようと奮闘してコンボを繋げたのだけど、残念ながら再挑戦を始めた時点から残り打数は92回しかなくて、必然的に92コンボで記録が止まってしまった。
ここまで来ると笑うしかないのだが、おかげで未達成だった GREAT評価を取れたので満足して仕事へ戻ったのだけど、やはり悔しさの方が強かった。

そんなわけで仕事の合間にPCの処理完了を待っている間に、小休止を兼ねて挑戦してみたところ妙な好調を見せて、気が付けば 200コンボなんて数字を叩き出していた。
これはもしかしてパーフェクトも夢ではないのではないかと欲を出したところで合えなく失敗してしまったが、大記録を出したことで物凄く満足だった。
定時後は同じ課題曲の別バージョンでも動揺のミッションがあるので、手が感触を覚えている間に頑張ろうと必至になっていた。
残念ながらサクッとクリアする事は叶わなかったけれど、無事に目標を達成することは出来たし、今日は合計で 4回も GREAT評価を出したので少しだけ自信が付いた気がする。

俺が比較的に簡単な課題曲へチャレンジしている一方で、相変わらずT社員は最高難易度を誇る課題曲「初音ミクの消失」の難易度HARDへ挑戦を続けていた
しかし、T社員を見ていると人間の慣れるという能力の凄まじさに驚かされてしまうばかりで、つい先日まで苦戦していた難易度NORMALは今や難易度HARDへ挑戦する前の肩慣らしとしてプレイするレベルとなっているらしい。
それだけでも驚かされているところで、今日の昼に難易度HARDを完走した後に「行けそうな気がしてきた」とか言い出したから開いた口が塞がらない。
わずか10日前に無理ゲーだと苦笑いを浮かべていた人物とは思えない発言に俺ばかりかG社長も驚きの声を上げていた。

俺も同じくらいの進化を見せてくれたら嬉しいのだが、世の中は不平等に出来ているらしくて、月とスッポンほど差は埋まるどころか広がる一方だ。
それでも亀の如き襲い足並みであっても、着実に進んでいる事は間違えないので、いつか追い抜けるくらいまで地道に前へ進めたらよいと思う。
そんなわけで俺の「初音ミク -Project DIVA-」はもう暫く続くことになりそうなのだが、他にもROや PSUもやりたかったりするから時間が足りなくて目が回りそうだ。

息抜きも まともにできず クタクタだ2009年07月14日 20時24分19秒

このところ仕事に余裕が出てきてホッとしているのだが、ここ数日の暑さから眠りが浅くなりがちな影響が体調不良として現れてしまって、折角のゆとりを食い潰してくれている。
しかも、貴重な時間に半年以上も前に納品した Flashプログラムに関しての問い合わせが入ってきて、直前まで手を付けていた作業を中断されて苛々とさせられる場面も多々あった。
確かに報告された現象はバグに分類される内容だから対応しなければならないのだが、納品から半年も経ってから言われても色々と忘れているために酷く苦労をさせられる。

今日に問い合わせのあった案件は途中で何度も大きな仕様変更があった上に、まだ Flashや PHPを触り始めて間もない時期に手掛けた案件だけに色々と作りが悪くて処理を追いかけるのに四苦八苦とさせられる。
しかも、仕様が変更された個所が多岐に渡り、中には存在意義を失ったデータが消せずに残っていたりする事が混乱の種となっている始末だ。
案件そのものもズルズルと間延びを繰り返しているし、色々な意味で黒歴史として名を残すことが確定している状態で、できる事なら無視してしまいたいとさえ思ってしまう。

黒歴史を掘り返す苦痛の中での息抜きは毎度お馴染みとなった PSPゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」なのだが、困った事に今日の課題曲は妙な難易度を誇っていて息が詰まる思いがした。
今回の課題曲は「みくみく菌にご注意♪」というタイトルなのだけど、T社員が挑戦している最高難易度と称される「初音ミクの消失」とは別の難しさを持っていて随分と苦労させられた。
課題曲「みくみく菌にご注意♪」は難しいといよりも、意味不明と表現した方が正しくて、色々なトラップが仕掛けられている。

例えば、リズムを刻むタイミングを示す譜面が
●●●
    ●●
という形で配置されていた場合、通常なら 3連打から 1拍おいた後で 2連打となるのが普通なのだが「みくみく菌にご注意♪」の場合は 5連打をしなければならない。
正確にほんの少しだけ間をおくのが正解らしいが、そんな微調整をしていたら次が続かなくなってしまうので、俺は単純な連打で突破していた。
さらにリズムを刻むタイミングがバックで流れている音楽より 1テンポ遅く配置されているため、曲を聴きながら叩こうとすると失敗してしまう。
つまり、視覚と聴覚の両方に対して混乱させるトラップが仕掛けられているため、難しい以前に何処で叩けばよいのか理解できずに意味不明だと叫びたくなるわけだ。

そんな苦労を10回以上も重ねて難易度NormalでStandard評価を取得する事ができたのだが、達成感よりも開放感の方が強くて喜びよりも安堵の溜め息の方が先に口から出る始末だった。
課題曲そのものが聞いていて嫌にならなるどころか気に入ってしまうほど明るく楽しい曲だった事が不幸中の幸いだろう。
ちなみにニコニコ動画で原曲を探してみると「まさかの超絶難易度」なんてタグが付いていて、俺と同様に数々のとラップに惑わされて苦労している人が居ることが良く分かった。
しかし、いずれは「みくみく菌にご注意♪」でもGreat評価を目指さねばならない時が来るわけで考えるとゾッとしてくる。

長雨を 降らさぬままに 明けた梅雨2009年07月15日 21時18分00秒

梅雨に入ってからまとまった雨の降った記憶がただの一度もないまま、昨日の時点で関東地方の梅雨明けが発表されてしまった。
今日の時点で日本海側に停滞している梅雨前線はなんかしても関東地方へ到達することなく消えてしまうと予測されるため、早々と梅雨明けが宣言される運びとなったらしい。
天気図に日本海を渡って中国大陸にまで延びる見たこともない長さの前線を見つけた時も異常気象という言葉が頭に浮かんだが、よもや雨の少ない梅雨という天候になるとは思ってみなかった。
どちらかと言えば、うんざりするほどの長雨に嫌気が指すのではないかと想像していたくらいだったから、拍子抜けをしてしまったような気分だ。

梅雨の雨が少なかったとなると水不足が心配になるところなのだが、父親の情報によると関東地方の水瓶は貯水率 90%となっているそうだ。
俺は貯水率 90%という数字を聞いて嫌な予感がしたのだが、父親の見たテレビ番組では水不足の心配はないと言っていたらしい。
俺の父親は都合の良い方へ聞き違いを良くするタイプだから、恐らく原文は「すぐに水不足となる心配はない」と言った感じだと推測される。
そもそも梅雨が明けた直後なのだから貯水率が 90%といった高い数値を出している事は当然のことで、俺からすると100%を越えていても良いくらいだ。

何より今日もそうだが、今年は梅雨の真っ直中から何度も猛暑日となるような天気だから、暑い夏となりそうな予感が満点で何かと水不足が起こりやすそうな予感がする。
水が使われるよりも強い日差しに蒸発させられる量の方が多いのではないかとか想像してしまうほどに暑い日が多いし、台風の進路次第では今まで経験したことのない水道から水が出ないなんて事になるのでなかろうか。
そういった妄想が駆り立てるほどに昨今の異常気象は理解を超えていて、軽く恐怖さえも感じてしまう。


そんな今日この頃、会社内で驚愕すべき出来事が発生した。
事の始まりはT社員と PSPゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」に関する雑談をしていた時、冗談のつもりで最高難易度と言われる課題曲「初音ミクの消失」に目隠しでチャレンジしてみてはどうかと進めたことにある。
俺の想定では無理だと笑って終わるはずだったのに、T社員の口から「やってみるか」という詞書き越えてきた時は耳を疑ったけれど、心の何処かで彼ならチャレンジするのではないかと想像していたのか意外と納得するのが早かった。

そして、課題曲「初音ミクの消失」の難易度NORMALのブラインドプレイが始まったのだが、さすがに開始10秒でミスが続いて強制終了させられる場面を 3度ほど演じていた。
やはり無理があると諦める頃かと思った 4回目、先ほどまで詰まっていた個所を突破してみせて「さすがだな」と感心したのも束の間で、あろう事かそのまま 1曲を完走してしまった。
点数が稼げていないため完走してもクリアとなる評価は得られなかったけれど、俺は未だに完走すらできていない課題曲だから驚くというより唖然とさせられる。
T社員は本当に人間なのかと疑いたくなってきた。

あれこれと 気重な日々が まだ続く2009年07月16日 21時01分36秒

このところ就寝時間の室温が30度を超えている日が続いていて、暑さによる寝苦しさから眠りが浅くなって異らしく、随分と寝不足が溜まってきてしまっている。
昨夜は日が落ちてから涼しい風が吹いていたので、寝苦しさが少しくらい軽減されるのではないかと期待していたのだけど、やはりスタートが33度という暑さだったため、室温が 3度も下がっても心地よい眠りを得られるまで行かなかった。
寝不足の影響は徐々に日中の業務へ現れ始めているため何らしかの対応を取るべきなのだが、冷房を効かせて寝ることが体質的にも経済的にも難しいため、現状では扇風機のオフタイマーを延長するくらいしかできない。
しかし、飲んだ水分がそのまま汗に変わっているのでないかと思うほどの多汗症のため、扇風機にしても長く当たりすぎると腹を冷やしてしまうといった弊害を生みかねないため調節に苦労させられる。
今のところ 1日でも早く体が暑さに慣れてくれることを祈る他に手段がないような状態だ。

寝苦しさに苦労しながら迎えた今日は寝不足の他に、午後から客席へ出掛ける予定となっていたので憂鬱な気分での目覚めとなってしまった。
猛暑の声さえも聞こえる炎天下での外出、それも向かう先に明らかなる厄介事が待っているという状況は起きようとする気力を失わせ、寝不足で重たくなった体を動かすのに随分と苦労させられた。
そんな状況の中でも布団から出る事ができたのは奇しくも窓から差し込む日差しの熱さに耐えかねての行動と、何とも微妙な理由だった。

時間を追う事に気温がグングンと上昇していく様子を肌で感じながら家を出て、駅へ向かう途中に見かけた中学生が朝から妙に元気だったので少し不思議だった。
ここ数日の通学風景は熱い日差しに焼かれてグッタリとしている事が多かったのに、珍しいこともあるものだと思っていたら楽しげな交わされている言葉の中から「夏休み」なんて単語を拾うことに成功した。
思い出してみれば今日の日付は 7月16日、俺の小学時代は夏休み前に出される最後の給食という事で少し献立が豪華になる日だった事を良く覚えている。

もっとも献立がどうのという以前に給食の冒頭で行われていたクラスメイトの誕生祝いなんて恥ずかしいイベントが自分の名前を冠して行われない事を祈っていた印象の方が強かったりする。
普通に考えれば誕生日を忘れられる事はないのだけど、俺の誕生日は最後の給食が出された翌日であるため、夏休み中に誕生日を迎える人にも属さずに忘れられるパターンが多かった。
元より教師に好かれる生徒ではなかったから意図的かも知れないが、学校で誕生日を祝ってもらった記憶は殆どない。

今でも年齢が増えるだけの日と冷ややかに見ているし、今年のように思い出すことの方が珍しいくらいだ。
そんなわけで残り数時間もすれば20代を名乗れる最後の 1年が始まってしまう。

普段より 運気の無さが 際立つ日2009年07月17日 21時42分59秒

ここ最近は休憩時間を迎える度に息抜きとして PSPゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」で遊ぶ毎日を送っていて、現在の目標は全ての課題曲を難易度NORMALで評価STANDARD以上の取得を目指している。
最近はリズムゲームに慣れてきた事もあって 1日に 2曲くらいのペースを保ったまま順調に進んでいて、目標達成まで残り 3曲という所まできていた。
しかし、次なるターゲットは最高難易度と言われる課題曲「初音ミクの消失」であり、その下に連なるタイトルはいずれも高難易度という声が聞こえているので今までのペースを保てそうにない。

もっともT社員ですら苦戦していた課題曲なのだから、彼よりもずっとレベルの低い俺が苦戦しないわけがなく、最初から休日を使ってじっくりと攻めていくつもりでいたから悔しいとかそういった感情は抱いていない。
強いて言うならタイミングを外した後で修正しきれず、強制終了を食らう場面をT社員に覗き見されていた時は悔しいのと合わせて、いくらか黒みを帯びた感情が沸き上がってきた気がする。
今日は 5階ほどチャレンジを繰り返して何とか完走する事に成功したので、当面の目標は強制終了される確率を減らすことになりそうだ。
しかし、T社員の挑戦をずっと見てきたことでボタンを叩くべきリズムを耳が覚えているにも関わらず、完走するまで 5回も掛かるとは我ながらふがいないと呆れてしまう。
とはいえ、やはり聞くのとやるのとでは随分と大きな違いがあるのだと改めて認識させれた気分だ。

それにしても自分の記念日に回ってきた課題曲が最高難易度という巡り合わせとなったのは、やはりある種の神懸かり的な気配さえ感じさせる運の無さが影響しているのかも知れない。
実は難しい課題曲が回ってきた以外にも色々と嫌なことが起こっていて、帰宅途中だけでも小ネタ以上に使えそうな話の種が 3つほど舞い降りてくれている。
その中でも特に酷かった出来事は金曜日恒例となっている趣味の買い物で、立ち寄った本屋で会計前に長蛇の列ができていて、レジへ辿り着くまで40分も待たされた事だ。
おかげでToda氏との夕食が22時開始とか遅くなりそうなのでキャンセルする事になったりと、誕生日なのに独りで寂しく夕飯を食べなければならなくなった。

それにしても腹が立つことは長蛇の列の原因となっていた本屋の客だ。
冊数が多いのは仕方がないとして、状況を察して全ての本にカバーを付けてもらうとか遠慮するくらいの気遣いを覚えてもらいたい。
店員にしたって混雑している事を理由にカバーに使う紙だけ同封するといった対応の変更をしても良かったのに、最後まで 1冊ずつ丁寧にカバーを掛けていっていて、そこが良い所でもあるが少し度が過ぎると呆れてしまった。
ちなみに俺は資源の無駄遣いになるので基本的にカバーを断っているので、先にレジへ入った客よりも早く会計を済ませてきた。
長蛇の列は連休前に良く見かけるのだけど、今日の長さは過去最高だったと思って間違えなくて、俺は近々に行われる同人即売会へ向けての予行演習だと思って挑んだのだが会計が終わった時は本当にクタクタとなっていた。

楽しくて 時間がすぐに なくなった2009年07月18日 21時34分52秒

今日は 3連休の初日なので少し多めに睡眠時間を確保したいと思っていたのだが、残念なことに通院の予定が入っていたので早めに起きる必要があった。
しかも、過去の経験から考察すると連休中の通院は高確率で受付に長蛇の列ができる事があるため、午後から予定されているToda氏との昼食へ間に合わせようとすると、睡眠時間を 7時間程度しか確保できない計算となってしまう。
常日頃から程々の睡眠時間を確保できているのであれば十分な睡眠時間と言えるが、最近はただでさえ睡眠時間が短いにも関わらず毎晩の寝苦しい暑さで眠りが浅くなっているので、許されるのであれば昼頃まで寝ていたいとさえ思っていた。

正直なところ自力で起床できるのかどうかさえも疑っていたのだが、昨夜は少し気温が下がってくれたおかげで良く眠れたらしく、布団か出た後も眠気でふらつくといった寝不足の症状も見られなかった。
恐らくは今月に入ってから最も気持ちの良く目覚めることのできた朝だったのではないかと感じたほどで、前日の深夜に眠い目を擦りながら起きられるのかどうかと心配していたのが嘘のようだった。

気温が下がってくれた以外にも心地よく眠れた要因が他にも思い当たるところがあったりする。
実は昨夜の就寢直前に PSPゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」の最高難易度と称される課題曲「初音ミクの消失」に難易度NORMALにどうせ失敗するだろうと思いながら 1回だけ挑戦している、
その時は「どうせダメだろう」と思いながら軽い気持ちでの挑戦で、心構えが良くて余計な力が抜けていたのが良かったのか、思いもよらず目標だった評価STANDARDを取る事に成功してしまった。
難しい課題曲だけに完走できただけでも満足といった状態で期待していなかったし、表示されている点数も高くなかった事もあって結果が表示された瞬間は喜びよりも驚きの方が勝っていた。
それでもジワジワと嬉しさが込みあげてくる感触はあって、小さくガッツポーズなんてしながら布団へ潜り込んでいたので、色々とスッキリした思いで床に就けたために良い眠りが得られたのではないかな。


予想外に気持ちよく目覚める事ができたので、予定通り病院が混雑する前に通院を済ませてしまおうと玄関を開けてみると、猛暑日となると聞いていたにも関わらず爽やかな風が吹いていた。
珍しく良い方向に天気予報が外れたのかと思いながら自転車を走らせ始めたのだけど、残念ながら俺が家を出た時が厚い雲が太陽を遮っていただけだったらしく、日差しが差し始めると一気に気温が上昇していった。
病院までの片道20分を走っている間に体感温度で 3度以上も暑くなっていて、病院へ到着した時は爽やかな風が吹いていたはずなのに滝のような汗が滴っていた。

日差しの強さにグッタリとしながら病院の受付へ向かうと、これまた予想外に人が少なくて、最悪なら 2時間は待たされる予定できたのに30分も掛からずに診察を受けることができた。
確かに混雑するよりも早く診察を受けようと思って家を出てきたのだけど、ここまで早く終わるとは思っていなくて、何やら拍子抜けをしてしまった気分だった。


今日の午前中は終始において「予想外」という表現が多く使われる時間を過ごして、昼過ぎ13時30分に帰宅すると同時にPCを起動して、一緒に遊ぶ約束をしていたネットゲーム「Ragnarok Online」へとログインした。
約束をしていた相手は俺と共にβテスト時代から続けている古株のプレイヤーで、久しぶりに俺が復帰した事をキッカケに連絡を取り合っては行動を共にしている人だった。
最初は何処へ狩りに行くかで悩んだのだけど、昔馴染みのダンジョンで色々とモンスター配置が変わっているという話を聞いて、見に行ってみる事にした。

実際に行ってみると、色々と様変わりをしていて新鮮な気持ちで楽しむことができた。
普通ならランダムにワープするアイテムを使ってショートカットをしてしまうマップも足で歩いて通過したりと、正しく散歩するような感じで楽しかった。
途中で何カ所かモンスターハウスが出来上がっていて乱戦となった場面もあったけれど、何とか30分くらいで最下層まで辿り着く事ができた。

話によると最下層は随分とモンスターの入れ替えが大きかったらしく、かなり危険地帯となっているとの事だった。
最初は躊躇してやめようかとも思ったのだけど、怖い物見たさから覗き見をしてみる事にして思い切って突入してみた。
しかし、ワープした先で見たのはざっと15匹から構成されるモンスターハウスで「あ、これはやばいのではないか」と思った時は既に喰い殺された後だった。

よもや入り口がモンスターハウスと貸していると、ましてや 1撃で最大HPを四半分を削り取っていく連中が群れを成しているとは思いもよらず、完全に不意を突かれた格好となった。
しかも、俺の後に続いて見知らぬプレイヤーが入ってきたのだが、俺と同じ道を歩んでしまったから大変だ。
そんなわけで久しぶりに死体の状態で見知らぬ方と「なんだよ、これ」と泣き言を言い合っているところに、別のプレイヤーがやってきてモンスターハウスを掃除していってくれた上に復活までさせてくれた。

偶然の出会いではあったけれど同じ死地を経験した事もあって、妙に意気投合をしたため、それから日が暮れるまで一緒に狩りをする事になった。
こういった行きずりの出会いで共闘するのも久しぶりなのでテンションも高めに、高難易度に様変わりした最下層を散歩して回ってきた。
本来なら即死モード全開なのだけど、行きずりに出会った二人が強かったので何とか付いていく事ができて、久しぶりに魔法の飛び交う豪快な狩りを楽しむ事ができた。

その楽しさからか 3時間以上も連続して遊んでいた割に疲れもなくて、本当に楽しい時間を過ごす事ができてよかった。
やはりネットゲームは出会いが有ってこそ楽しめるのだと時間できたそんな日だった。

読み違え 自宅の扉に 熱の壁2009年07月19日 18時52分41秒

金曜の夜に寄り道をして趣味の買い物をしていた時、購入するか否かで悩んだ商品があったのだが、買い物の後に人と会う約束があるにも関わらずレジ前に長蛇の列ができてしまっていた。
ザッと見積もった所で会計を辿り着くまで軽く30分は待たされそうな気配が漂っていたので、購入するか否かを悩んでいる暇もなく列の最後尾へと移動する必要があった。
そのため購入するか否かで悩んでいた商品を買わずに帰ってきたのだけど、やはり買いたいと思うようになったので連休に池袋まで買いへ行ってくる事にした。

本当なら家を出る用事は 1日にまとめてしまいたい主義なので通院がある土曜に行ってしまいたかったのだけど、別件で立ち読みをしたい本があったので時間的な余裕を考えて今日にまで延期していた。
立ち読みをしてくる予定も入っているため、昼前に池袋へ到着するようなスケジュールを立てるつもりで起きたのだけど、どうにも PSPゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」を遊びすぎてしまって出遅れてしまった。
それでも最高難易度と称される課題曲「初音ミクの消失」で難易度NORMAL、評価STANDARD以上という課題は達成できたので後悔はしていない。

家を出る直前になって、未だ少量の灯油が残っているために片付けられず放置されているストーブの存在が目に入った。
メーターを見た感じだと 2時間程度で燃え尽きる程度しか残っていない模様なので、部屋の湿気を飛ばす意味も含めてストーブの火を入れたまま出掛けてしまう事にした。
幸いにして、今日は突風が吹いているので灯油が切れて燃え尽きれば、全開にした窓から入る風が熱気と共に湿気を払ってくれそうだとの予想もあったので迷うことはなかった。
というわけで、ストーブに火を入れた直後から立ち上る熱気から逃げるような格好で家を出てきた。

買い物の方はすぐに終わったのだけど立ち読みの方が予想以上に時間が掛かってしまって、帰宅は予定より 2時間遅れの午後16時を過ぎとなっていた。
これだけの時間が経っているのであれば、ストーブの火はとっくに消えて室温も下がっている事と思っていたのに自室のドアを開けた瞬間に熱気の壁に襲ってきて、思わず開けたドアを速攻で閉じてしまった。
何が起こっているのは理解できているのだが、この熱気に支配された自室をどうするかという問題については頭を抱える他になかった。

ひとまず状況の更なる悪化を防ぐため、意を決してストーブを止める溜めに灼熱の自室へと突入してきた。
その決死の特効の折にディスプレイの横にある温度計を確認すると室温は39.7度とか理解を超えた数値を示しているし、床も壁も机さえもしっかりと熱を蓄えている始末だ。
これはちょっとやそっとの事では室温が下がることはないだろうと諦めて、リビングへの避難へ備えて気が狂いそうな暑さの中で部屋着への着替えまでを済ませて自室を飛びしてきた。
しかし、リビングへ行くと父親が居座っていた上に「腹が減ったのか」や「風呂に入るのか」と無闇に詮索してくるのが邪魔くさくて、リビングへ避難もままならず、結局は灼熱の自室へ戻ってくる羽目となってしまった。

余計な詮索をされる事を嫌う性格とは言え、よもや室温40度に届きそうな灼熱の部屋にいる方がマシだと感じる重症だとは思っていなかった。
正直なところ脱水症状を起こして倒れる可能性さえもある暑さだから避難すべきだったのだけど、結局は日が暮れるまで扇風機の前に座り込んでコミックを読んで現実逃避をし続けた。
お陰様で一気に 4冊物コミックを消化する事に成功したのだけど、その間に色々な物を使い切ってしまったらしく、何やらグッタリとしてしまっている。