面倒な 作業にまみれ 疲れたよ2009年07月20日 21時43分10秒

昨夜の就寢直前に何気なくメールチェックをしてみると、プログラムの制作を手伝っている同人サークルから不具合の報告が上がってきているのを見てしまった。
不具合報告があったプログラムは先々週に納品していて、特に連絡がなかったので問題なく動いているものと思っていたので軽く焦ったけれど、障害内容を読んでみると原因がすぐに思い当たるレベルだったので朝から対応を始めることにして床に就いた。

メールの内容を気になっていたのだけど、今回の 3連休は何かと外へ出ている時間が多くて、あまり休んだ気がしないまま最終日を迎えてしまったためか気合が入らず、朝方は自室でダラダラと過ごしてしまった。
とはいえ、平日と同じ時間に目を覚ましていたので 2時間くらい寛いでいても時刻は朝 9時を少し回った程度で、朝食を食べて戻ってきても始業時間から作業を開始できそうな雰囲気だった。
そんなわけで 3連休の最終日は朝から趣味の作業に追われるという平日と大差ない忙しい日となりそうだったので、朝食くらいは休日らしくしようと夏場の定番であり手軽に食べられる素麺を作ってみた。

軽いメニューにしたおかげで予定よりも随分と早く朝食を食べ終わってしまい、何となく作業を始める気にならないと怠け心を引き摺りながら 1階をうろうろとしていると、所々に埃が目立つ事が気になった。
やる気が出るまで何もせずにいるよりマシだと思って、軽く掃除機を持ち出して床を綺麗にした後、洗面所や風呂場で黒ずんでいる場所にカビキラーを吹き掛けて綺麗にしたりと、細々とした掃除をし始めた。
掃除は基本的に俺しかしないので思い付くところを見てみると、見事に汚ているため手を止めることができず、気が付けば始業時刻を過ぎて昼に近い時間となってしまっていた。

時計を見た事でようやっと作業を始める気になったまでは良かったのだが、俺の環境で再現できない不具合が 1つだけ混じっていたので面倒なことになってしまった。
幸いな事に不具合を報告してくれた当人と連絡が取れたので、テスト用のプログラムを送り付けて試してもらうというやり取りを30回以上も繰り返して原因と解決法を探していって、不具合が直るまで 4時間も掛かってしまった。
もちろん協力してくれた相手も疲れた事と思うが、俺の方も色々と情報に惑わされたり何かして途中で何度も泣きたい気分になっていた。

何よりも良くなかった事は Windowsが報告してきたエラー情報で、エラーの発生源として表示されていた DLLを調べてみると、他の場所でも不具合を大量に出しているらしく、中には最新版でもバグが残っているなんて報告まである始末だ。
しかも、不具合が発生は環境に依存しており、今回の不具合を報告してくれた人も QuickTimeをインストールするとエラーになり、アンインストールすると正常に起動できると言っていた事から、厄介な環境依存型の不具合だと思い込んでしまった。
最終的に判明した原因は何故に今までエラーが出なかったのかと不思議に思ってしまうほど、単純でありがちなミスで僅か 1文字の誤表記を発見した時は口から魂が抜け落ちたのではないかと思うほど重たい溜め息を吐いてしまった。

面倒な作業から解放されてスッキリしたところに夕食の知らせが届いて、タイミングが良いと思ったのも束の間で自分の席に皿からはみ出すほどに大きな魚の煮物が置かれているのを見た瞬間に物凄く嫌な予感がした。
もちろん食べ切れるかどうかも怪しかった事もあるが、面倒臭がりの姉貴が作る煮魚は下処理が省略されている事が多いため、非常に食べづらくて俺の嫌いな献立のトップに名乗りを上げる存在だ。
疲れている日に面倒な献立が来るなんて運が悪いと嘆きながら煮魚を崩しに掛かると、小骨が残っているどころか鱗を落としきる前に煮込んでいるという驚愕の事実が判明した。
現場の状況でいうと魚の皮を見てみれば 1cm四方辺りに 2枚の鱗が残っていて、煮汁を掬ってみれば鱗が浮いているという状態だ。

それこそ 1口を食べるために皮ごと鱗を剥がして、小骨を抜き取った後で煮汁と共に身の間に入った鱗を探すという面倒極まりない作業を要求された。
そんな作業を 1匹ではなく 2匹分もさせられただけあって、どうにか食事ができる所まで辿り着くのに30分という途方もない時間を費やす羽目となって、今晩は全く食事をした気がしない。
正直なところ途中で煮魚を丸ごと捨てて、納豆と卵だけの食事にしてしまった方が良いのでないかと何度も思ってしまうほど酷い食事だった。

何よりも腹が立つのは面倒極まりない料理を作った本人は鱗の浮かぶ煮魚を食べていない上に「鱗なんて皮と一緒に剥がせばいいじゃないか」とかふざけた事を言い出す始末だ。
それはつまり簡単に処理ができると勝手な仮定の下、意図的に手を抜いて鱗の処理をしないまま調理した事を意味する発言でテーブルを引っ繰り返してやりたい衝動に駆られた。
繰り返しいなるが、皮は煮魚なので当然のように半ば溶けた状態となっており、綺麗に剥がす事は難しいばかりか煮込んでいる途中で煮汁に鱗が浮いている状態になっているため、簡単に処理できるはずがない。

恐らく何の切り込みも入っていない蟹を食すのと同じくらい面倒臭さなのだが、俺は元より煮魚があまり好きでないのでかなり苦痛な食事だった。
あんな煮魚を食べさせられるくらいなら、カップラーメンを作った方がマシだ。