感情が 豊かに咲いた 休みの日2009年07月12日 20時50分08秒

今日も時間を見付けては PSPゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」を遊んでいたのだけど、金曜の夜までに全ての課題曲を出現させるという 1つ目の目標を達成したので、昨日から難易度Easyでしかクリアしていないでのランクアップを目指している。
一通りの課題曲をプレイした事で少し上達した気分になっていたのだけど、思うように進まなくて酷い時は同じ曲を20回も繰り返してプレイしている場面さえもあって、再び自分のリズム感に対する自信を失いかけている。

もっとも昨日から選んでいる課題曲の殆どが難易度Normalでのクリアが難しいからといって、難易度Easyへ逃げてしまった難しい曲ばかりなので苦戦するのも無理がない。
そんな難しい課題曲へ挑戦していると、ボタンを押しているはずなのに判定されない場面が目立つようになってきてしまった。
もちろん俺が下手くそだという理由が最も説得力のある説明なのだが、やはり PSP本体が持ちづらいという欠点がリズムゲームをプレイするのに際して弊害となっている気がしてならなかった。

そんなわけで以前なら携帯しづらくなるからと言って、全く興味を示すことのなかった PSP本体に装着して持ちやすくするグリップアタッチメントの購入を検討する事になった。
以前にゲーム情報サイトでレビューを見た記事を探し出して筆者が愛用している事と手の小さな人に向いていると紹介されていた商品を購入する事にした。
この手の記事に何処まで信憑性があるのか若干の疑いはあるけれど、比較対象となる類似品を使った経験さえもないので、誰かが良い評価を出している品を購入するという非常に安易な選択となってしまったが仕方がないだろう。

購入品が決まった所で、残る問題は何時に買いへ行くかという話だったのだが、ちょうど「初音ミク -Project DIVA-」の予約購入特典として付いてきたフィギュアを飾るためのアクリルケースなど幾つか購入したい小物があったので、思い立ったが吉日と午後から電車に乗って池袋まで出掛けてきた。
とは言っても、まず最初に軍資金を作らねばならないために不要となったコミックを20冊ほど抱えて古本屋で買い取ってもらってきた。
買い取り価格が予想通りだったのだけど、依然として 1円商法の影響が大きくて、以前に比べると半値以下という金額が残念で仕方がないのけれど時代の変化だと諦めるしかない。

そんな古本屋で少しテンションが下がったけれど、予定を変更して帰宅したくなる程の重症ではなかったので駅へと進路をとった。
駐輪場に自転車を停めて改札口へ向かう途中に花屋があって、母親の仏前に飾る花を買うため帰り道で寄る予定だったのだが、その店を通り過ぎようとした瞬間に「こんにちわ」と挨拶が聞こえてきた。
人通りの多い駅前なので挨拶が聞こえる事は珍しくないのだけど、花屋の前で聞こえてきたその声が自分へ向けられている事を瞬時に理解して相手に会釈を返している自分の超反応に驚いた。
声を掛けてきた女性は帰りに寄ろうと思っていた花屋の店員さんで、毎回のように同じ注文をする俺の顔を覚えてしまっている人だった。
俺の方も顔を覚えられた手前もあって、いつの間にか声を覚えてしまったようだが、今日まで自覚がなかったので聞き覚えのある声だと反応している自分に驚いたわけだ。

そんな出来事があった後、無事に池袋へ到着して早速にビックカメラで目的の商品を探してみたのだけど、白バージョンしか残っていないなんて予想外の出来事に困ってしまった。
俺の持っている PSPは黒なのでアタッチメントも同じ色がよかったのだが、よもや黒だけ無くなっているとは思わなかった。
諦めきれずにドラゴンクエストの新作が発売された翌日という事もあって忙しそうにしている店員を問答無用に捕まえて在庫確認をしてもらったのだけど、やはり在庫切れだそうで次の入荷予定は販売元次第なので明確に答えられないとの事だった。

白バージョンで妥協するという選択肢もあったのだけど、別の店舗に残っているのではないかと微かな望みを胸に抱いて、縮小気味のゲームコーナーを持つ東口駅前店の方へと行ってみた。
ザッと見回した限りでは見当たらなくて、諦めようかと思った瞬間に両方の眼がある一点に集中してよもやと思いながら近付いてみると PSP用収納ケースが並んでいる一角に 1品だけアタッチメントが吊されていて、その 1つが俺の探していた黒バージョンだった。
別コーナーに置かれている理由は分からなかったけれど、目的の品が無事に見つかってホッとすると同時に、妥協して白バージョンを購入しなくて良かったと胸を撫で下ろしていた。

無事に目標の 1つを達成したところで、今度はアクリルケースを探して東急ハンズへ行ってきたのだが、予想通り何処の売り場にあるのか分からず右往左往としてしまった。
最終的に案内所の方で教えてもらったので無事に売り場へ辿り着けたのだが、サイズの種類が少なくて帯に短し襷に長しといった感じで微妙な大きさしかなくて随分と悩まされた。
色々と妥協などあったけれど、何とか購入するアクリルケースが決まったのでレジへ持っていったのだが、レジの定員の対応が非常に悪かったので苛々とさせられた。

以前にも定員の対応が悪かったし、やはり微妙な品が置いてあっても東急ハンズで買い物をするのはやめた方が良さそうだ。
ちなみに、今回のレジは合計金額を表示させなかった上に予め出しておいた千円札を持っていって「金額が足りないぞ」と言いたげな視線を向けてきた。
俺が金額が表示されている場所へ視線を移した事で合計金額が出ていない事に気が付いたけれど、俺が小銭を出すまでの間も「早くしろよ」と言いたげに札を弄っている始末だ。

奇跡のような出会いで欲しかった品を購入した喜びを質の悪い定員の行動が上書きしてしまった微妙な帰り道、今度は姉貴から「帰りに食パンを買ってこい」というメールが届いた。
本来なら買い物は姉貴の仕事で、最近は夏コミに向けてか何か知らないが家事全般を疎かにしている事情もあって、腸が煮えくり返るような怒りを覚えた。
その後も何やらグダグダとあって池袋から帰ってきた頃にすっかり怒り心頭といった状態になっていて、駅の壁にでも八つ当たりをしたい衝動を抑え込むのに必死だった。

姉貴の自己中心的な行動は毎度のことなので、俺にも随分と耐性が付いたらしく行きに挨拶をしてくれた花屋さんの前では笑顔っぽい表情を作ることができた。
もっとも店を出てから 3歩も歩いたら、子供が泣き出すのではないかと思われるレベルで目に殺気が戻っていた。

そんな事があって、今日は怒ったり驚いたりと忙しい日曜日だった。
残念ながら最後が怒りで終わってしまったから最悪な気分の休日だけれど、きっと今日がどん底だったから明日は良い日となると期待しよう。