定番が 崩れたけれど 楽しめた2009年07月11日 21時38分22秒

今週も土曜はToda氏と連れ立って、行き付けの定食屋で昼食を取る予定になっていたのだけど、残念ながら入り口に臨時休業の看板が掛かっていたので昼食までに右往左往としてしまった。
俺の地元は元々が宿場町として始まり、現代ではベッドタウンという格好で発展してきた影響なのか食事処が少なくないため、行き付けの店が休みになると何処へ行くかで迷ってしまう。
俺が大学を卒業した頃から少しずつファミリーレストランが開店して、若干だが選択肢の広がりを見せているが、やはり絶対数が足りないため休日の昼時ともなると禁煙席へ座る事さえもままならない。

そんな選択肢の少ない状況だから良い店に見付けてしまうと定番コースが確立してしまい、最近は同じ定食屋で日替わりの定食を注文するのが常となっていた。
何より出てくる定食に一切の不満がないため、当然のように今週も同様に行き付けの店へ入るつもりでいて、先週に冷房が直撃する席に座ったために寒くなった事を思い出して長袖を着てきたくらいだ。
こんな調子で当然と考えていたパターンが崩されたのだから、色々と混乱してしまっても致し方がない。

最初は今でこそ行き付けとなっている定食屋を見付ける以前に通っていたファミレスを覗いてみたのだけど、予想通りに混雑していて禁煙席を確保するのが難しそうだった。
その後はスーパーの中にできたファーストフードを目指したのだけど、道中でタイムセールス中の総菜を買い漁れば食費を抑えられるなんて話をしてしまったため、ファーストフードをスルーして食品売り場の方を物色し始めてしまった。
その結果、本日の予定に俺とT社員が遊んでいるPSPゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」をToda氏にもやらせる計画があり、彼の自宅へ押しかける事になっていたので、素麺を茹でて 2人で突くという激安コースで済ませる事になった。

何というか、外へ出掛ける気分に慣れなかった日曜のようなメニューだと呆れてしまいながらも、子供の頃に良く食べていた昼の献立に懐かしさが感じられて悪くはなかった。
もっとも目の前にいた人物は家族ではなく、同窓生だったので思い出に浸るような雰囲気は存在し得なかった。

そんな昼食を食べながら、目的だったToda氏に「初音ミク -Project DIVA-」をやらせてみたところ、俺と同レベルという予想していた通りの結果を出してくれたから非常に嬉しかった。
Toda氏は過去にリズムゲームをプレイした経験もあって、基本となる条件はT社員と同じ位置にいたのだが、やはり初見の目押しだけでクリアを重ねていくほどの実力は持っていなかった。
つまり、俺やToda氏にリズム感がないのではなくて、T社員が異常なのだという話だ。
少し言い換えれば、今日までT社員という異常に上手い人しか比較対象が居なかったため、自分にリズム感がないのではないかと自信を無くしかけていたところにToda氏という同レベルが登場してくれて嬉しかったわけだ。

ちなみにToda氏が最初に挑戦した課題曲は最難関と悪名高い「ミクの消失」なのだが、サビの部分に辿り着く事もできずに終わっていた。
しかし、無理難題と思われるほど難しいのに何度もチャレンジしている姿を見ていると、何か惹き付けられる魅力があるのだろうと思わされた。
俺も実際にプレイし始めると、失敗が続いてもなお挑戦したくなって「最後の 1回」を10回も繰り返していた事もある。
俺はリズムゲームを初めて遊んでいるのだけど、ここまで熱中できるジャンルだと思っていなかったので、Toda氏の姿と自分を思い返してみて凄いなと感心している。