泥酔は 格好悪くて 情けない2009年04月24日 22時58分52秒

今日は朝から人気アイドルグループのメンバーが泥酔した末に都内の公園で全裸になったとして、公然わいせつ容疑で逮捕されたというニュースが流れていた。
ちょうど良い時事ネタが入ったと不謹慎ながら喜んでいたのだけど、いざ記事を書こうとすると思うように筆が進まなくて、既に 3回ほど行き詰まって書き直しているという状況だ。

記事が書けない最大の理由はこの事件において、俺は「馬鹿だねぇ」という一言で終わってしまう非常に薄っぺらい感想しか浮かんでこない事にある。
要するに泥酔の末に馬鹿をやるという行為について何ら考察する事もないのだから、記事を書こうにも行き詰まってしまう事は当然至極のことといえる。
しかし、他に記事のネタにできるような話もないから何とかして形にできないかと悪戦苦闘を繰り返していた結果が書き直し 3回目という事態を生んでいる。

何故に今回の事件を聞いて薄っぺらな感情しか持てないのか考えてみると、理由の 1つに俺は泥酔する事もしている姿を見るのも大嫌いだというのがある。
極端な言い方をしてしまえば、理性が飛んでしまうような酒の飲み方をする人を軽蔑している節があって、泥酔した挙げ句に公然わいせつ罪で逮捕されるなんて「馬鹿が馬鹿をやった」だけの小事として片付けてしまう。
それに加えて、俺がテレビを殆ど見ない人間で事件を起こした芸能人に対して特別な感情を持っていないため、そこらに転がっている酔っ払いと同じような感覚で話を聞いていたのだろう。

俺は酒を美味しいと思って味わって飲むため、基本的に酔いが回って味覚が鈍り始めた時点で飲むのを止めてしまう。
飲み過ぎる事があるとすれば、封を開けてしまったら飲み切らないと明日には味が落ちてしまうような生酒を飲んでいる時くらいで。普通の酒では飲みすぎる事は殆どしない。
その事実として、未だかつて泥酔は愚か二日酔いもなったことがないし、医者からアルコールのドクターストップを宣告されている事も考えれば今後も酒に呑まれる事はないだろう。

俺が泥酔している姿を格好悪いと感じるようになった原因は酒の飲み方が下手な父親の姿を反面教師としてきた影響が強い。
以前からちょくちょくと話をしている通り、俺の親父は酒を飲み過ぎる事が非常に多くて、酔えば毎回のように悪酔いして酷い迷惑を被る場面が日常茶飯事となっている。
俺が子供だった時分から現在まで殆ど状況は変わっていなくて、中学以前の父親の記憶と言えば泥酔した上に母親と言い争いをしている大きな声しか思い出せない有様だ。

それでも自分が酒の美味しさを知るようになってから、少しずつ酔っ払う事に対する偏見は薄れていったのだが、やはり泥酔するまで飲み続けるのは理解もできないし、酒が勿体なくて許せない。
酒を酔うためではなく味わうと物と捉えれば、少しは上手に酒と付き合える思う。

コメント

_ ゆn ― 2010年05月16日 15時13分25秒

すっごく分かります。
泥酔するなんて情けないし、バカのすることですよね。
理解できません。
同じような考えの方がいて安心しました。

_ ルワン ― 2010年05月20日 00時11分17秒

酒は呑んでも呑まれるな、ですよね。
辛い事もあるだろうけど迷惑にならない程度に留めるのが大人でしょう。

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