夜遅く 帰るときには ご用心2009年02月06日 23時35分34秒

今日は昨日よりも更に遅くまで残業をしていたけれど、やはり終わりませんでした。
ということで、明日は休日だけど普通に出勤して仕事をする見込みとなってしまって真っ暗な空に向かって遠吠えの一つでもしてみたい気分だ。
実のところ自分の作業に関係なくスケジュールが変更となった関係で休日出勤が確定していたからショックは殆ど無かったりする。
問題があるとすれば体調の方で今の時点で既に右耳から発熱と鈍痛が発生していたりと不穏な気配が見え隠れしている。

そんな嫌な気配を背負っての帰り道、今日は金曜日なので趣味の買い物をする日なのだがどうしようか少し悩んでしまう。
少しでもストレスを発散して明日へ備えるという選択しもあるけれど、疲れ果てた状態で乗り込んでた威力が持つのかという不安がある。
店の中にいる間は問題なく活動できそうな気がするが問題となるのは興奮がさめ始める自宅も寄り駅へ着いた頃だ。
自宅まで寒空の下を移動しなければならない上に時間が遅くなっているから民家や店の明かりが消えて普段よりも暗い夜道となっている事が予想される。

先日の記事で話したのだが、今年に入って地元で閉店ラッシュが起きていて重要な光源が無くなってしまっている。
その話をした時の記事では書いていなかったけれど、先週に閉店してしまった重要ポイントにあった店舗は深夜まで営業していたのも助かっていた。
今日くらいに遅くなると自動車のヘッドライトによる後方支援も期待できないし、危険運転が増えるから明かりを提供してもらえる喜びより恐怖感の方が強いだろう。

そういえば、何年か前に教徒同じくらい帰りが遅くなった事があって肝を冷やされる思いをしたのを思い出した。
俺が歩道よりの車道を走っていると後ろから車が来る音が聞こえてきたのだけど、何か違和感を感じて振り返ってみると思い切り抱こう運転をしていた。
スピードは速くなかっただけにタイヤがパンクしたとか故障による蛇行運転ではなく、飲酒や居眠りの類だと推測された。
どちらにしろ蛇行して迫り来る車がいるのに車道側へいるのは危険だと判断して、早々に歩道へ上がると可能な限り車道から離れた位置で問題の車が通過するのを見送った。

かなり怪しい動きを見せつつも何とか俺の横を通過してくれてホッとするまで20秒ほどの時間が 1分近くに感じられた。
そんな間延びした時間を過ごして蛇行している車の背中を見ていると、俺なら10mほど離れたところで唐突に急加速をした上に反対車線へ飛び出していった。
そのまま加速を続けながら対向車線から急カーブをしたかと思うと、そのままの勢いで一気に歩道へ乗り上げた。

車が突っ込んだ歩道はガードレールがない代わりに車道との間に20cmの段差がある。
その高い段差へ一気に乗り上げたわけだから壊れていても不思議ではないと思えるうほど衝突音がした。
滅多に聞くことのない音だった上に暗くて良く見えていなかったこともあって、そのまま爆発炎上なんて映画のワンシーンが再現されそうな予感さえ感じていた。
残念ながら爆発はもちろん横転する一歩手前で踏み留まってしまったのだけど、歩道で10秒ほど沈黙していた車が突然にアクセルを全開に藻掻き始めたから別の意味で驚かされた。

そのまま何度も荒々しく踏み込まれるアクセルが功を奏したのか乗り上げた時に匹敵する大きな音を立てて歩道から脱出すると、再び危なっかしい運転で走り始めた。
あんな車の後ろを付いていくのは嫌だと思って別ルートを考えていると 50mほど先で車の方が左折してくれたけど、歩道を抜け出そうとした時のエンジン音がゾンビの雄叫びのように聞こえて、軽くトラウマになってしまった。
今でも古いエンジンの音を聞いたりすると言い知れぬ不安を感じる事があったりするのはこの事件の影響なのだろう。