空腹に 絶える夜道が 長すぎる2009年01月29日 20時42分44秒

今日の帰り道はやたらと食べ物の匂いが漂っている場所が多いおかげで空腹感と戦いながらの帰宅となっている。
最初は駅へ向かう途中で通過する商店街を歩いている時、スパイスの利いたか食欲をそそるカレーの匂いが香ってきた。
匂いのする方向から察すると、商店街の裏通りにあるインドカレーの店が客寄せのため店内のカレーの香りを外へ放出しているのだろう。

普段の商店街では魚屋の横を通る時に生臭さを感じる程度しか嗅覚を使う場面がないから完全に油断していた。
何よりの失敗は微かに香ってきた匂いを感じた時、その正体と発生源を調べるようとする生理反応で大きく息を吸ってしまったことだ。
実のところ会社を出る前はいつも空腹を感じているから、カレーの匂いだと分かったから大きく息を吸った風にさえ感じられた。
そんな事情もあって普段よりも強く匂いに体が反応して、口の中まで食事の準備が進んでしまっている状態となった。

カレー屋も商売のために匂いを流しているのだから責めるつもりはないけれど、空腹を感じても外食をしない人間にとってはかなり辛い仕打ちだ。
しかも、問題のカレー屋は以前に入ったことがあって美味しかったから匂いを嗅ぐと同時に味まで思い出してしまったから質が悪い。
今も記事を書きながら味と香りを思い出してしまって、収まりつつあった空腹感がぶり返してしまっている有様だ。

本来なら空腹のスイッチが切れてもよい時間が経っていたのに依然として空腹感が絶えないのにも理由がある。
今日に限って通勤ルート上に幾つも良い匂いのする場面が登場してくれて、小さくなった火に油を注がれるような状態が続いてしまった。
カレーの次は電車の中で高校生と思われる集団が肉まんを食べ始めてくれた。
その次は乗り換えの途中にある立ち食い蕎麦と洋菓子屋はいつも通りだが、下手に意識してしまったのか十分な火種となってくれた。
そして、最後に食べ物の匂いから解放されたと安心してホームへと続く階段を上っていると、目の前の女性が手にした小さな袋から香ばしいクッキーの匂いが漏れていた。

今日に限って空腹を誘う香りを嗅がされる続けた辺りを見てみると、偶然とは思えず何かのシナリオがあるような気がしてならない。