また一つ 緑が消えた 寂しいな2009年01月21日 19時14分35秒

今朝も普段と何らか割らない通勤風景が広がっているはずだったのだが、自宅を出てから200mほど走った辺りで目を疑うような光景が広がっていた。
昨日まで林が存在していた場所が只の土塊の山と化していて、そこに生えていた木々は痕跡も残さず処分されていた。
あまりの変わりように唖然としているのは俺ばかりでなく、擦れ違う人は例外なく土の山を見つめながら歩いていた。

そこにあった林は広さが幅30m 奥行き100mくらいで自宅から近いこともあって、子供の頃に最も長く遊んだ場所だった。
最初の伐採は俺が小学生の頃で通学路となっていた川沿いの道を広げる目的で林が 3mほど削られた、
それから15年ほど前に 2度目の伐採が行われて、元々の広さから 1/3くらいを残して林が更地へと変えられてしまう。

林が削ってまで作った駐車場は利用率が 1割にも満たない状態で長らく放置された形となる。
その間に地域住民は「あんな遣われない従者上にするなら、林のままの方が子供の遊び場になって良かった」と言われることになる。
現在では役立たずだった駐車場の半分が買い取られて、コンビニができたため昔の林へ戻そうという話は聞こえなくなっている。
なにせ俺の近所で唯一の坂を上らずに行ける店だから利用者は絶えず、なかなかの繁盛ぷりを見せている。

コンビニとなった部分と対照的に、駐車場として残っている部分は相変わらず利用率が悪くて 1台の車もいない日だったあった。
その状態は10年近く続いて、去年の待つから駐車場ではなく住宅地として新しく整備され直すことになった。
そんな工事が始まって 1軒目の住宅が完成系が見えてきた今日この頃、さらなる住宅用地を確保するためか林が削られた。

事前に何も聞かされていなかった影響もあるが、小さくなっても数十本の木々が生い茂っていたはずの林が一日で消えてしまった事に驚いた。
それこそ残りわずか林の面影を消されることに反対する住民が出る前に処分してしまったのではないかと疑ってしまうほどのスピードだった。
あまりの急激な変わりように何かタイムスリップでもしてしまったような驚きを感じてしまう。
それと同時に昔の面影が消えてしまった事に対する悲しさもあって、何となくあの場所に建つであろう住宅へ越してくる人と仲良くできない気がする。

地球温暖化の問題が叫ばれる昨今において、平気で林を切り倒す神経に少し疑問を感じる。
緑が多いことを売りにしている市だったはずなのに、見渡してみれば昔より緑の色が減ってしまっている事に寂しさを感じる。

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