寒風が 刺さる月夜に 白い息2008年12月08日 21時18分21秒

今日は非常に寒い一日で床から伝わってくる冷気に震えが止まらなかった。
暖房は稼働させていたけれど部屋が広い上に温風が机の上を走っていくため、足下までは暖まってくれなかった。
暖房をもっと強くすれば少しは楽になったかも知れないが、頭の方が熱くなりすぎると意識が保てなくなる可能性がある。
そうなってしまっては元も子もないし、寒いくらいの方が頭が働くから敢えて暖房設定は変えずに堪えてきた

体を寒さに慣らす意味も含めて寒いのを我慢していたが帰宅しようと外へ出てみると室内がどれほどに暖かかったのかを思い知らされた。
玄関の向こうで出迎えてくれた風の冷たさは凄まじくてズボン越しだというのに刺さるような感触で身に染みてきた。
それこそダイヤモンドダストでも見られるのではないかと思ってしまうほどに凍てついた風に感じられた。
もちろん東京都内で氷点下でなければ見られない現象を目にする事は有り得ないのだが、土日が日差しのある穏やかな陽気だっただけに寒さをより一層に強く感じさせているのだろう。

元より寒さに強い体質で冬物のスーツを持っていない俺だけど、急激な温度変化があると辛い。
なにせ寒さに強く暑さに弱いからと言って、暖かい服を持たないため今日のような年に数回だけある気温差の激しい日は寒くても薄手の服で堪えるしかなくなる。
もちろん体調が良いのであれば乗り越える自信があるのだけど、昨日は原を壊したばかりだから不安だらけだった。

トイレは近かったけれど腹痛によるものではなく、寒さから無闇に尿意が発せられていただけなのは幸いだった。
それにしても 1時間に 2回とか 3回となってきてくれると、作業に集中できなくなるから勘弁してほしい。
もっとも腹痛で身動きが取れなくなるなんて状況へ陥らなかっただけでも幸いだと思うべきなのだろう。

何はともあれ寒い一日がようやく終わって帰り道を急いでいたのだけど、乗っていた電車が急にブレーキを掛けたかと思うと停車してしまった。
何事かと思っていると近くの踏切で緊急停止ボタンが押されたとかで、案ぜんんかくにんの為に停車するとのアナウンスが流れてきた。
このまま長時間に停車されるような事になると、夜が更けて寒さがより厳しくなる可能性があると焦っていたら 2分少々で動き出してくれてホッとはした。
しかし、問題の踏切がすぐ近くだった事もあって随分と肝を冷やされた思いだ。