足下に 冬の気配を 感じ取る2008年12月02日 20時05分05秒

今日の帰り際、靴へ履き替えるのにスリッパを脱いで床に足を着いたら氷の上に立っているような冷たさで驚いてしまった。
暦は12月に入っているのだから床が冷たい事は当たり前なのだが、あそこまで冷えているとは予想していなかった。
よく考えてみれば昨日の退社時は驚くほど床が冷たかった記憶がないから、今日が格別に冷えていたらしい。

床を冷たくした犯人は十中八九の確率で玄関の向こう側へいるのだと思うとドアノブを回すことを軽く躊躇してしまった。
ドアの向こう側は予想通りに冷たい風が吹いていて足下から体温を根こそぎ持って行かれるような感覚だった。
日中に少しだけ降った雨で濡れた路面は元より冷たかった風を一段と冷たくする手助けをしたらしく本当に冷たい風だった。

凍える思いをしながら駅まで来たのだが、電車の中は暖房が強すぎて汗ばむほどの暑さとなっていた。
この温度差が良くなかったらしくブログの原稿を打ち込んでいる途中で瞼が支えられない程に重たくなってきた。
どうにか抵抗を試みてみたけれど意識を保つのが精一杯の状態で、記事を入力するほどの余裕は残っていなかった。

そんな感じで眠いのを堪えてること数分、乗換駅に到着して外へ出ると再び冷たい空気に晒されたことが刺激になったらしく少し目が覚めてきた。
冬眠でも始めそうな威力を持っていた眠気をやり過ごした事でホッとしたのも束の間で、乗り換えのために下った階段の脇にある立ち食いソバから流れてくる匂いに胃袋が刺激を受けてしまった。
寒い日だからかソバの香りは強烈に食欲を駆り立ててくれて、寝惚け眼のにぶった思考で思わず寄ってしまいそうだった。

眠気の次に食欲が襲ってくるとは我ながら野生動物のようだと呆れたくなる状況だ。
その後も普段なら殆ど気にならないはずの匂いに反応したりして、何やら睡眠欲と食欲のツートップに自覚のない体調不良がありそうな気がして嫌な感じがする。
単純に激しい温度変化へ対応できなくて暴走しているだけなら良いのだが、少しばかり不安を感じる。

季節の変わり目と言えば、体調を崩しやすいだけに注意するに越したことはないだろう。