二階から 床を鳴らして ご挨拶2008年11月10日 21時03分01秒

日曜日にG社長一家へ新しい家族として子犬が加わったそうで、会社として間借りしている 1階へも天井から鳴き声や足音が聞こえて賑やかだった。
犬種は警察犬なんかで有名なシェパードで生後 3ヶ月くらいだと聞いているので子犬と言え、そこそこに大きいはずだ。
どうやら元気は有り余っているらしくて、頻りに遊んで欲しいと寂しげな鳴き声が聞こえてきていた。

以前から話は聞いていたのだけど、何時から来るのかを教えられていなかったから少し驚いた。
と言っても、俺はまだ直接に見ていないので今一つ実感はなかったりする。
恐らく何かの拍子に 1階へ連れてこられるか、大きくなって外の犬小屋へ移されるまで俺の目に触れる事はないだろう。
犬が嫌いなわけではないのだけど、子供の頃に飼っていた犬を思い出すと良くない方向へ転んでしまう気がするので自重するつもりだ。
実のところ犬を見に行って悪い方へ行かなかったとしても、今度は動物も子供も好きな性分が出てしまって気になってしまう恐れがある。
つまり、どっちにしろ仕事へ支障を来す可能性があるから自分から見に行く事はしないつもりだ。

そんな俺を尻目にT社員は興味津々の様子で、定時を過ぎたら会いに行くような事を言っていた。
T社員は流されやすいのか以前に飼っていたハムスターを再び飼いたくなったとか言い出したりと、既に影響を受けてしまっているから自重は要らないようだ。
問題は明日の朝に彼等がどうなっているかという点で 2人してペット談義に華を咲かせていたりしたら少し辛そうだ。

子犬の名前は暫く様子を見てから決めるつもりだそうで、まだ決まっていないそうだ。
普通は家族として迎え入れる時に名前を付けてやるもんだと思っていたから、飼い犬を「いぬ」と呼んでいるG社長が奇妙に見えた。
とりあえず、言える事は「ポチ」や「タマ」と言った分かりやすい名前になることはなさそうだ。