行き付けの 本屋が消えて 大慌て2008年11月01日 21時48分40秒

今日は昼前から大きな悩み事が発生してしまって、何をするにしても身が入らない感じで何とも重たい連休初日となってしまった。
悩み事というのは自宅から 4kmほど離れた場所にある行き付けの本屋がいきなり閉店してしまって、来週からコミックを何処で購入するかという話だ。

今までは池袋にあるオタクが集まる本屋で店舗特典のある本だけを購入して、それ以外を地元の本屋で購入するという形を取っていた。
今後は全ての新刊を池袋で買う事になるのだけど、自宅まで持ち帰る事を考えると何かと面倒がある。

池袋は仕事帰りに寄るからビジネスバッグに詰め込まねばならず荷造りに手間が掛かるし、買い物をするための鞄でないから量が入らない。
かといって、収まらない本を裸で持ち帰ろうとすれば自転車に積み込む段で傷が付いてしまう。
これでは綺麗な本を買った意味がなくなってしまうから、購入店舗をまとめる以外の対策は必須となる。
それと発注が必要な少し古めのコミックや重複して買ってしまった本の処置は地元の本屋で頼んでいたから、購入以外でも色々と不便をするだろう。

何よりも顔馴染みとなっていた店が消えてしまうのが残念でならない。
変転してしまった本屋は高校時代から利用していて、付き合いは既に10年を軽く超えている。
しかも、店長のお爺さんが気さくな人で世間話も良くしたし、雨宿りに駆け込んだ時に処分予定の置き忘れ傘から状態の良い物をくれたりと世話にもなっている。

閉店はほんの 1週間ほど前にいきなり決まってしまったそうで、俺が行った時は店の片付けをしている最中だった。
聞き慣れたオーナーの声がしたので半分だけ開いたシャッターの中を覗いてみると「あれ、言ってなかったっけ?」という言葉から話が始まった。
話によると、今の店舗をより高額で借りたいという業者が出てきて、家賃の値上げを要求されてしまった事が閉店の大きな理由らしい。

元よりオーナーが若くない事もあって無理をしてまで続けるより、店舗を縮小する方へ選んだそうだ。
今後は図書館などを相手にした営業となるそうで本屋という形ではなくなるそうだ。
オーナーはいつも通りの笑顔で「元々が年寄りの道楽だったからね」と言っていたけれど、何処か寂しげな色が見えていた気がした。

何にしても唐突に行き付けの店が無くなってしまうとはショックだ。
完全に土曜の昼に本屋へ行く習慣が付いていただけに、暫くは違和感と苦労を強いられる事となりそうだ。
ひとまず買い物のためにバッグを探して回る事から始めるか・・・