気を付けろ 無意味な文字に 付いた色2008年10月15日 19時21分52秒

先日の朝、ニュース番組の中で韓国の女優がインターネット上の誹謗中傷を苦にして自殺する事件が多発している件について報道していた。
その報道の中で現地の女優に対して、インターネット上の評判をどのくらい気にするのかとインタビューしていた場面で気になる発言があった。
発言の主を韓国で女優として活動している人で「韓国人は純粋だから見た物をそのまま受け止めてしまう」と下りでの発言が気になった。
彼女の言い分だと韓国人は純粋で誹謗中傷の類を真に受けてしまう国民性を持っているから、心ない書き込みから自殺してしまう事もあり得るそうだ。

俺としては韓国に友人がいるわけでもないし、旅行へ行ったはおろか歴史さえろくに知らないので、韓国の国民性がどうとか語るつもりはない。
しかしながら「純粋だからありのままに受け止めてしまう」という部分に関しては間違っていると言わせてもらいたい。
何故なら「ありのままに受け止める」と言えば聞こえがよいけれど、その実は自分で判断する事を放棄した結果なだけだ。

インターネット上に流れている批判的意見の殆どは感情に任せて書かれている事が多くて「何がどう悪い」といった中身のない軽い言葉ばかりだ。
そんな戯れ言を真に受けてしまうのは自分に自信を持てず他人の意見でしか己を評価することが出来ないことが原因だ。
曲がりなりにも女優という肩書きで給料を貰っているのならプロとして自覚と自信を持って、薄っぺらい誹謗中傷なんぞ笑い飛ばしてしまうべきだろう。

まして、インターネット上での書き込みなんてノリと勢いだけで動くことが殆どで、良い悪いに関わらず内容の半分は意味のない文字だ。
仮に人を気づけるような意味を持ってしまったとしたら、それは書き込んだ人ではなく読んだ本人が不安を上塗りして付けた色だろう。
そう思ってみると、インターネットの書き込みを苦にした自殺というのは心も体も自分で壊してしまう悲しい事件に思えてくる。

インターネット上に転がっている情報なんて、まともそうな技術情報でさえも話が古かったり理論だけで実証がされていなかったりする。
そのため、拾ってきたコードを右から左へと流用できるパターンは殆どなくて参考にするのが精々だ。
先人の知恵袋さえも信用ならない事があるのだから何処のガキが書いたのかも分からない誹謗中傷を気にするなんて止めにしよう。
ネットなんて深入りせずに傍観しているくらいが丁度良い、そういう性質の物だと理解すべきだ。

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