平日:徐々に始まる気がする2008年09月10日 07時04分06秒

このところ夜更かしが続いている事が影響しているらしく、寝ている気があまりしない。
恐らく土日に寝溜めをしていない事も影響しているのだと思うが、あまり良くない。
なるべく夜更かしをしないようにしているつもりなのだが、どうにも誘惑に負けてしまう傾向にある。

知るほどに 欲しくなるのが また怖い2008年09月10日 19時16分29秒

昨日と同様にゲーム開発者向けのカンファレンスへ午後から出席してきた。
今日はしっかりと時間を確認しておいたので慌ただしくすることなく会社を出てきた。
それどころか朝から電車が遅延気味だった事を考慮して早めに出てきたら、早すぎるくらいに着いてしまったくらいだ。

そんなわけで少し早めの昼食を取ってしまおうと思ったのだが、どうにも手頃な店を見つけられなかった。
元々は 1つ目と 2つ目のセッションの間に 2時間もの空き時間があるから、そこで飯にするつもりで、無理に探す必要はなかったはずなのだ。
ところが「余裕があるから食べてしまおう」なんて考えてしまったためか、無性に腹が減ってきてコンビニのパンという寂しい昼食を取る羽目となった。

パンを 2つほど食べた後に 1つ目のセッションを聞いていたのだが、話が面白くない所へ食後の眠気が襲ってきたから辛かった。
そもそもに畑違いの話を興味本位で覗いていた事もあるが、眠そうにしている人が他にも居たところを見ると興味を持っていた方々にとっても微妙だと見える。
正直なところ、これならば仕事を中断してまで来る価値はなかったと軽く後悔してしまったほどだ。

その後は前述の通り 2時間の空き時間があって、時間を潰すのに随分と苦労した。
幸いにして、歩いていける範囲内に 4カ所もあったコンビニを渡り歩いて立ち読みなどで時間を潰していた。
読む物が尽きてからは仕事の方で設計などの作業を脳内で進めたけれど、大した時間を使わない内に限界へと達してしまった。

苦労しながら時間を使って、ようやっと始まった 2つ目のセッションは以前から興味のあったVOCALOIDに関する話だった。
実際問題として音声合成に関心があるわけではなくて、単純に某動画サイトなどで良く見かける事がキッカケの正に「興味」である。
話は開発の苦労や発売からの苦労話が中心で、開発元としては予想外の売れ行きと反応に驚いたりした事なんかを聞けた。

特にVOCALOID2 初音ミクの関連商品として発売されたフィギュア「ねんどろいど初音ミク」は異様な売れ行きからバイヤーに「緑の悪魔」なんて呼ばれている話なんかは大いに笑わせてもらった。
このセッションに関しては技術者と言うよりも 1人のオタクとして参加しているような感じだった。
それに何より面白い話が多くて、音楽センスなんて微塵もないと分かり切っているくせに買いたくなってくるほどだった。
恐らく前の会社へいた時の金銭的な余裕がある時代なら帰り道で買って帰りそうな勢いさえ感じる。

そんな楽しい時間の後に待っていたのが日没後の暗闇という名の地獄だった。
夜盲症という傷害を抱える俺にとって不慣れな土地で日が暮れるという状況はただでさえ恐ろしいのに、カンファレンスからの帰宅組が人の海を作っていたから四苦八苦だった。
ただでさえ人混みが苦手なのに暗くて前を歩く人も殆ど見えず、気配だけを頼りに距離を保つというのは神経を擦り減らさんばかりの苦行だった。

そんな状態で歩くこと 5分少々、軽く人混みに酔った気持ち悪さを抱えながらも、駅に辿り着いた時は心の底からホッとした。
同時に池袋のような慣れた道と不慣れな場所での心労の差を思い知らされて、軽く見ていた自分に呆れてしまった。
久しぶりに自分が障害者なのだと思い出させられた気がする。