【まったり空間】

酷すぎる 溜め息ばかり 落ちる日々

ここ最近、仕事でネット教材の作成なんて地味な事をやっている。
最初に話を聞いた感じでは割と良い収入になりそうな案件だったのだけど蓋を開けてみれば、酷く割に合わない作業量で涙目になりながら作業を進めている。
何故に見積もりを誤ってしまったのかという理由は実に簡単で、聞かされていた話と現実が大きく懸け離れていたせいだ。

もっとも聞いていた通りであったとしても、最初に思ったほど美味しい仕事とは成らなかっただろう。
何故なら「これをベースに作って下さい」と渡されたベースプログラムが解析だけで日が暮れてしまうような酷い作りだったからだ。
もちろんベースの名を冠しているだけあって、その問題児を手懐けて作業をしなければならず四苦八苦しているわけだ。

何というか、誰かが作ったシステムへ手を加えていく作業は本当にしんどい物がある。
特に中途半端にプログラムを知っている人が付け焼き刃で仕上げたシステムを改修するパターンが困ってしまう。
今回は正にそのパターンにハマっていて、全般的に力押しなのに所々は何処から探してきたサンプルを強引に適用していたりする。
こうなってくると、作り手の癖が消えてしまって難解度がグンと上がってしまう。

もう既に何処からツッコミを入れたらよいのかすら分からず、溜め息ばかり吐きながら作業をしている。
しかし、俺はまだＴ社員の手伝いとして携わっているだけだから良い方かも知れない。
Ｔ社員が壊れる前に案件が終わってほしいと願う日々も何日目だろうか。

やはり旨い話というのは簡単に拾えるものじゃないのだと思い知らされた今日この頃だ。