古き良き 時代の風は いつまでも・・・2008年04月22日 19時54分05秒

今朝の通勤電車の中で「株式会社COBOL」という企業の広告を見つけて少し驚いてしまった。
一般の方々は「何のこっちゃ」と思われるだろうが、少し歴史を知っているプログラマにとって COBOLは馴染みのある単語なんだ。

プログラマが知っていると言ったのでピンときた人もいると思うけど、全く同じ名前のプログラミング言語があるのだ。
COBOL(コボル)はCOmmon Business Oriented Languageの略で事務処理用プログラミング言語として広く使われていた。

「広く使われていた」という表現は俺が高校生だった時分から続く、つまり10年以上も前に全盛期を過ぎているプログラミング言語なのだ。
それなのに、今の現在でも COBOLで組まれたプログラムの一部は生き残っていたりする。
随分と前からより性能の良い新しくプログラミング言語への作り替えが進んでいるのだけど、古いプログラミング言語を読める技術者が少なくて苦労しているようだ。
その関係から COBOLという単語にアレルギーを感じるプログラマもいるという話を耳にするくらいだ。

そんな感じで良くも悪くも有名なプログラミング言語 COBOLと同じ名前を持つ会社というのが気になったわけだ。
広告の求人要項にプログラマやシステムエンジニアの文字があったので単なる偶然では無さそうだった。
少し気になったので会社のホームページを覗いてみたら「COBOLエンジニア100%」なんて文字が堂々と書かれた。
以前から COBOLの技術者への需要が根強くあるというのは聞いていたけど、まさか専門とする株式会社があるとは驚きだ。

ちなみにだけど、俺は COBOLを扱える技術者だったりするのだけど、正直なところ仕事でもあまり触りたいとは言語の一つだな。